2.《ネタバレ》 歴史の重み、実話の重みを感じる、見ごたえのある重厚なドラマ。
ハンガリーの民衆蜂起に感化された教室での2分間の黙祷。
そこからどんどん事件は深刻化。首謀者を聞き出そうとする体制側の女調査官が、弱いところを攻めてくる。
俯瞰で見るととんでもないことだけど、それも当人たちは大義のため、正義のためと信じている。
今でも世界では紛争が絶えず、西と東では全く違った視点の報道で自国民を洗脳している点では昔と変わっていない。
こういう映画は見終わった後に重く暗い気持ちになりがちなのだが、青春群像劇の要素もあるので意外と後味が良い。