パパはわるものチャンピオンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パパはわるものチャンピオン

[パパハワルモノチャンピオン]
2018年上映時間:111分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-21)
ドラマスポーツものファミリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2023-11-11)【イニシャルK】さん
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キャスト木村佳乃(女優)大村詩織
寺田心(男優)大村祥太
仲里依紗(女優)大場ミチコ
中西学(男優)
大泉洋(男優)編集長
寺脇康文(男優)本田功
主題歌高橋優「ありがとう」
製作博報堂DYミュージック&ピクチャーズ「パパはわるものチャンピオン」製作委員会
テレビ朝日「パパはわるものチャンピオン」製作委員会
プロデューサー小川真司〔プロデューサー〕(企画プロデュース)
配給ショウゲート
編集今井剛
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2.《ネタバレ》  あらすじを読んだ限りでは「お父さんのバックドロップ」(2004年)を彷彿とさせる映画なのですが……
 終盤で上手い具合に着地して、一味違った魅力を出してるのが見事でしたね。

 「わるもの」であるヒールレスラーにスポットを当てた内容であり、単なる格闘技ではないプロレスの魅力を、きっちり描いてる。
 勝ち負けよりも「相手の強さを引き出して、試合を盛り上げる事」が大切なんだと教えてるかのような内容であり、観ていて(そうだ、そうだよなぁ……)と、何度も頷いちゃいました。

 本物のプロレスラーが多数出演している為、プロレス物としての説得力が段違いに高い点も、これまた素晴らしい。
 自分は然程プロレスに詳しい訳じゃないけど、それでも「棚橋弘至vsオカダ・カズチカ」というビッグネーム同士の対決には心躍るものがあったし、他にも有名所が色々出演しているんですよね。
 棚橋の「フライ・ハイ」の迫力や、オカダの打点の高いドロップキックにも惚れ惚れしましたし、もし彼らを知らない状態で観たとしても(この二人、凄ぇな)と魅了され、興味を抱くキッカケになってたと思います。
 「オールスター的な華やかさがあって、マニアも満足」そして「新たなファンを開拓するのにも適した内容」って訳であり、完成度が高い。

 勿論、子役の寺田心の可愛さを満喫する事も可能だし、とっても欲張りな映画でしたね。
 主演の棚橋と併せて「レスラーなのに、演技が上手いな」「子役なのに、演技が上手いな」と感心させられたし……
 何ていうか「本職ではない」「まだ幼い」というハンデを背負ってるにも拘わらず、立派に好演してみせる姿が、作中の「膝の爆弾というハンデを抱えつつ頑張る主人公」の姿と重なるものがあり、ストーリーと演者のシンクロ率が高かった事も、評価に値すると思います。

 心くんが嫌いになった悪役マスクマンの正体が、実は自分の父だと判明する流れも切なかったし……
 最後の試合が終わった後、声援を送らずに罵声を浴びせる事で、ヒールとしての父の心意気に応える展開も良かったです。
 結局、後半で主人公は二連敗を喫する訳だけど「本物のチャンピオンベルトより、更に価値のあるものを手に入れた」って結末なので、ビターではない、甘いハッピーエンドを迎えている辺りも、嬉しくなりましたね。
 「試合には負けたけど、ハッピーエンドだよ」って事に、これだけの説得力があったという一点だけでも凄い。

 難点としては……
 唐突に挟まれる「トランキーロ」とか、知識が無いと意味が分からない小ネタがあるのは、ちょっと残念。
 知ってる自分でも(内藤哲也の出し方、無理矢理だなぁ)と思えて白けちゃったし、ノイズになってた気がします。
 小ネタにしても「石橋憲武」なんかは由来を知らなければ気にならず、分かった人だけクスッと出来る感じなので、そのくらいの見せ方の方が良かったんじゃないかと。
 その他「心くんが机を叩いてクラスメイトを振り返らせる場面は、音が小さ過ぎて振り返るのが不自然」ってのも気になるし、そこかしこで作り込みの甘さが目立ちます。

 総合的に判断すると、冒頭に挙げた「お父さんのバックドロップ」と同じくらい楽しめたけど、あちらは個人的に大好きなスネオヘアーが主題歌担当、神木隆之介が主演っていう強みがあった訳だし……
 純粋に物語として評価するなら、こちらの方が上かも知れませんね。
 プロレスが好きな人、興味がある人ならば、必見だと思います。
ゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2023-03-02 06:06:29)
1.一番良かったのはプロレスシーンを本物のプロレスラーが演じていること。おそらく、これまでのどんなプロレス映画(ドキュメンタリーを含む)よりも、質の高いファイトシーンが見られる。
2番目に良かったのはそのプロレスラーに必要以上の演技をさせなかったこと。“主演”の寺田心をはじめ、木村佳乃、仲里依紗、大泉洋ら、無駄遣いと言っていいほど豪華な俳優陣が、芝居はすべて引き受けている。レスラーたちのセリフまわしや表情の作りにハラハラドキドキすることなく、話がスムーズに進むので、観客も安心して見ていられる。
新日本プロレスの絶対的ベビーフェイス、棚橋弘至がヒール役をやっているのが、設定の柱。ただ、ヒールに転向した理由がけがというのは、納得のいかないところ。ヒールを軽く見ているのか! そんな不満は終盤できれいにひっくり返される。思わず涙腺が緩む入場シーンだけでも、この映画を見る価値はある。プロレスファンの気持ちを分かっていらっしゃる。
レスラーの演技について批判的に書いたが、唯一ファンキー・ウェポン田口隆祐は別。今後も銀幕に出番を与えていただきたい。
漣大五郎さん [ビデオ(邦画)] 7点(2020-03-25 10:20:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5240.00%
6120.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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