1.《ネタバレ》 この作品が鑑賞の対象にしているのは誰なのか?お子様向けなのでしょうね。大真面目にSFとして観てしまうとツッコミどころは満載です。A-X-Lとの絡みでは「んなわけねーだろ!」の連発です。
何で父親の手伝い程度の技術しかない若者が、装甲板だけならともかく最新鋭のロボットの電気系統や駆動パーツを手持ちの工具で直せるの?ラスト近くでは研究施設みたいな装備を備えたガレージでAIまで修理してるし。肝心のA-X-Lの方は、最新・最強な殺人兵器のはずなのに、戦闘能力は低そうだし焼かれただけで壊れちゃうし、燃料はガソリン?
まぁ全編通じて誰一人死亡しませんし、主人公とガールフレンドのラブラブカットもキスまででストップ。エンディングではA-X-L再構成中?バラバラになった部品が集まるとか?別のマシンにAIの魂が宿るとか?少々強引ですがA-X-Lも死んでいないということでハッピーエンドですね。やはりお子様向けでしょう。
いや決して否定的レビューではありません。お子様向けと思って鑑賞する限り、実に楽しく安心して観ることが出来ました。A-X-Lの造形も無機質なのに可愛らしいし、SFXもまずまず自然です。夢のある物語として7点献上します。