ゴールデン・リバーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴールデン・リバー

[ゴールデンリバー]
The Sisters Brothers
2018年ルーマニアスペイン上映時間:120分
平均点:5.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-07-05)
ドラマサスペンスウエスタン犯罪もの小説の映画化
新規登録(2020-09-22)【かたゆき】さん
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監督ジャック・オーディアール
キャストジョン・C・ライリー(男優)イーライ・シスターズ
ホアキン・フェニックス(男優)チャーリー・シスターズ
ジェイク・ギレンホール(男優)ジョン・モリス
リズ・アーメッド(男優)ハーマン・カーミット・ウォーム
ルトガー・ハウアー(男優)提督
キャロル・ケイン(女優)ミセス・シスターズ
脚本ジャック・オーディアール
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影ブノワ・デビエ
製作ジョン・C・ライリー
マイケル・デ・ルカ
製作総指揮ミーガン・エリソン
配給ギャガ
衣装ミレーナ・カノネロ
編集ジュリエット・ウェルフラン
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1.《ネタバレ》 1851年、ゴールドラッシュに沸く西部開拓時代のオレゴン。各地を旅しながら刹那的に生きるシスターズ兄弟は、その類稀なる銃の腕で人々から恐れられた殺し屋コンビだ。冷静沈着で常に先を見据えた行動を取る兄イーライと自分の直感だけを頼りに時に暴走も辞さない弟チャーリーは、雇い主である地域の大物「提督」の命を受け、南へと旅を続けていた。目的は、ボスを裏切った男を見つけだし殺すこと――。先に出発し男を捜して旅を続ける偵察係モリスと合流するため、彼らは馬を走らせていた。だが、彼らがどんなに馬を急がせてもモリスに追いつくことは出来なかった。何故ならモリスはボスを裏切り、追っていた男とともに金脈を見つけ一山当てようともくろんだからだ。相次ぐトラブルに見舞われながらも、執念の追跡でモリスを見つけ出したシスターズ兄弟だったが……。西部開拓時代のアメリカ南部を舞台に、金脈に目がくらんだ男どものひりひりするような駆け引きを濃密に描いたクライム・サスペンス。冷酷無比な殺し屋兄弟を演じるのは、今ノリにのっている実力派のホアキン・フェニックスとジョン・C・ライリー。彼らに追われる裏切り者役には、こちらも人気者のジェイク・ギレンホール。何の予備知識もないまま、そんな豪華な共演陣に惹かれ今回鑑賞してみたのですが、これがなかなかよく出来た犯罪ドラマの良品で、西部劇がもともと得意ではない僕でも充分楽しんで観ることが出来ました。とにかくこの三人の主要キャラクターの人物像がよく描けている。酒と女に目がなく何度もそれで失敗しながらも懲りない弟、対照的に女には奥手で唯一思い出?のスカーフにフェティッシュな愛情を注ぐ無骨な兄貴、自分の人生に疑問を抱き理想のために逃亡を続ける密偵、それぞれの思いを抱えた彼らの追跡劇は丁寧な演出の力もあり最後まで惹き込まれます。物語の中盤、ひょんなことから手を組んだ彼らが文字通り〝黄金の河〟を求めて荒野を分け入ってゆくところから、物語はより一層悲愴感を増していく。ここら辺の各々の心理描写も鋭く、完成度は高い。苦難の旅の末、とうとう目的地に辿り着いた彼らは、欲に目がくらんだ弟の愚かな行動により破滅への道を辿ることに。人間の愚かさを冷徹に見つめたそのアイロニカルな視点は鋭い。金に翻弄された男どもの狂気に満ちた犯罪劇、なかなか見応えのある秀作でありました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2020-09-28 02:50:30)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.50点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.50点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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