1.《ネタバレ》 アメリカは、空気同調圧力はないみたいだが、
その代わり、スクールカーストみたいなものはあるらしい。
その中で、無口な女の子が、自分を表現するために
色々悩み傷つきながら、悪戦苦闘している話である。
視聴者がいないのに、動画で、がんばってねと発信する主人公。
これは未来への自分への励ましなのだ。
そんな彼女だが、男が近づいてくる。
だが、彼女は自分を失わない。
安売りしなかった。
そこがホッとできる。
父親がまた素敵である。
男の子にはじめて求められたとき、
彼女は怖くて、家に帰ると、
父親に自分の希望を燃やしてくれと父親に頼むのだが、
そこでこんな会話がなされる。
娘「もし私に娘がいたらって
それでもし、その子が私みたいだったら、
母親として惨めなんじゃないかなって
自分の娘だから愛するとは思う
でも もし もしも
娘が私みたいな子になったとしたら
母親として悲しい」
父「それは違うよ
ケイラ パパの顔を見て
違うよ
お前みたいな娘をもったら
最高に幸せだ
全然分かってないな
お前がどれだけ
パパを幸せにしてるか
言葉ではとても言えないほどだ
お前って子が
いとしくてたまらない
つい自慢したくなるよ
口先だけじゃない
そりゃお前がイライラしたり
辛いときはパパも悲しくなる
でも その悲しみの中身は
その状況のことでお前自身じゃない
とにかくパパは
いつだってとんでもなく幸せなんだ
お前の父親でいることがね
ママが出てったとき
パパは不安だった
お前のことが
でもお前は元気に育ってくれた
最初の一歩 最初の言葉 そして
友だちもできた
パパは教えなきゃって焦ってた
人への親切や分かち合いの精神や思いやりの心を
でもお前は全部自分で学んだ
先生に褒められたよ
素晴らしい子 いい子を育てなさいましたね
でもパパは何もしてない
ただお前を見てただけだ
お前を見てたら
怖さも消えた
分かるか
お前のことで怖がるのをやめたよ
ずっと前にね
なぜだと思う
お前が勇気をくれたからだ
だからお前もパパのように
ありのままのお前を見ていけば
何も怖くなくなるよ」
名シーンだと思う