1.《ネタバレ》 【以下、強烈にネタバレしています】
不条理だ。
事件は全く解決しておらず、(因果応報とは言え)死なずに済んだ一人の男が死に、
墓場まで持って行かなくてはならない心の闇を抱える男がまた一人増えただけ。
この様な事件、それこそ世界では履いて捨てる程発生しているのだろう。
何とも言えないやるせなさを感じる骨太の作品だった。
それにしてもデンゼル・ワシントン、貴方の演技は本当に最高だ。
赤い髪留めをあのシーンであの様に使うとは...絶句。
そしてジャレッド・レト、観る人に強烈な印象(とミスリードを)を否が応でも植え付けるその印象ときたら!
この二人に比べると、新進気鋭のラミ・マレックがひよっこのお子ちゃまに見える。
奇しくも本作はアカデミー受賞歴の有る俳優陣が豪華競演。
日本でのDVDスルーは勿体ない。