8.サブスクにてついに鑑賞。一言で言えば良い映画でした。 世俗にまみれた自分には平山のような生活は絶対にできないでしょう。 おっと、ソシャゲの周回を忘れてた。。。 。。。冗談はさておき、この作品は小津安二郎を敬愛するドイツ人監督ヴィム・ヴェンダースの思い描く理想の日本像が描かれている。 規律を重んじ、個々を尊重しあって生きている。現実の日本はそこまで美しい国ではないが。 この作品を教訓としてせめて公衆トイレは綺麗に使おうと思った。 【ぴのづか】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-20 09:31:46) |
7.《ネタバレ》 わかります。お金があまりなくても家が古くても、独り身であればそれなりに生活ができる環境で、ルーチン通りにトイレ清掃して、銭湯行って、馴染みの飲み屋で一杯やって、植物に水やって、読書して寝る、、の繰り返し。こういうのがある意味、生活に大きな波はないにしても幸せな日々だと感じられるのだと思います。そんな中で急に割り込んでくる姪などに一時リズムが狂いますが、それでもまたその波が去れば普段の生活。タイトルの意味は定かではありませんが、確かにこういう日々はPERFECT DAYSと言えなくもないと思います。私も昔同じような家に住んでいた独身の頃はそんな日々が気楽でした。結婚して2人の子供と飼い犬に囲まれた毎日を過ごすいま、そんな風に感じます。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-04 08:55:41) |
6.《ネタバレ》 なるほど、いい映画だと思うが観る人を選ぶかもしれない。 ひろしのぼっちキャンプのようなものかと思っていたが、それは違う。 最後の表情の多くの変化が、物語全体の意味を見直したくなる要素となっている。平山は日常のルーティンの中で隠しているものがある。そして、それは家族と結びついていて、断ち切ってきたがそれ自体が少し寂しい。 スナックママの元夫に対して急に明るく饒舌になるところに本心が現れているが、その姿には違和感を感じる。多分我々は平山を深く理解することは出来ないだろう。 ただ良い人ではなく、闇(影)が少し深い。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-12-21 22:07:12) |
5.ん~内容を理解しようとすると、結構難解な作品かなあ。 なぜ主人公が無口で便所掃除の仕事をしているのか、部分ごとに現れるクセのあるキャラクターたちの存在。 身内の話や、もろもろの疑問が全然解決されないまま映画は終わってしまいました。 まあ、これこそがヴェンダースらしい映画作りなんだと思いましょう。 作品中の2番目の曲かな、Perfect Days この曲のタイトルから映画のタイトルを取ったのかな、妙に歌詞が耳に残りました。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-02-26 20:23:08) |
4.《ネタバレ》 ちょっと開き直ったようなミステリアスな主人公、住み家の古びたアパートにディープな飲み屋、しょぼいコインランドリーに古本屋、そして対照的な仕事場のおしゃれなトイレ。 そんな無理やり作り出したような孤独感漂う主人公のキャラクターが、彼が持っているカセットからしか流れてこないBGMと後半からの周囲の人間関係の演出で味わい深くなってきます。 以前観た同監督の「パリ、テキサス」を彷彿とさせます。 何故この仕事に身を投じているのか?彼のミステリアスな経歴が知りたくなります。続編どうでしょうか… 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-02-20 21:34:38) |
3.《ネタバレ》 凄く、凄く好い映画だとは思うのですよ。非常に淡々と流れてゆく(ダケの)物語ではあるのですが、ほぼほぼ終始それがまたとても心地好く流れてゆくのだなあとも思いましたし、それで居て随所でホッコリ笑えたり・トコロに依ってはグッと急に泣けそうな箇所も在ったりして、また我々日本人であればそれをごく親しみ易い身近なモノとして観てゆけるとも思いましたし・一方で外国の方なら逆に大いに物珍しいユニークなモノとして観てゆけるだろう、というその意味ではある種「多様な・多面的な」価値を擁する映画にも成っている…と思ったりしてですね(そーいう映画って、それだけでもナンか好い映画だよな…とは絶対思いますよね)。 ただ、唯々但し、この映画ってとにかく、私にはモ~ひたすらにあの『パターソン』でしかなかった⇒だから、観終わっても結局全く同じとある一つの感想しか出て来なかったのですよ(根本的なモノとしては)。勿論、まず世の中にはこーいう映画ってこの2つの他にも幾らでも在るとだって思いますし、その中で偶々私がこの2作をこの順番で観ていた+その上に私自身が『パターソン』の方をごく非常に気に入っていた、というごく個人的な事情が在ったダケのハナシだとは重々承知しても居るモノの、だとしても今作、率直に私は(逆にちょっとギョッとする位に)何故にこんなにパターソンなの?と少しモヤっとしてしまったのが本音なのですよね。なので結論、評点は(『パターソン』との前後関係を鑑みて)この位にしておきます⇒もし『パターソン』を私が観てなかったのであれば、コレは絶対にもう少し高くなっていたとは思いますかね。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-01-03 17:59:59) |
2.監督や出演者から大方想像できることだが、大人の映画だった。より正確に言うなら中高年の映画か。まだその域ではない自分は、例えば三浦友和の「なんにも分からないまま(人生)終わるんだな」みたいなセリフも漠然としていて共感には至らずで、なんだかこの映画の良さを半分も受け取れていないのではないかと感じたりもしたが、観て損をしたとは全然思わない。主人公・平山の小さな幸せも、後悔も、つまりは…笑いたくなったり、泣きたくなったり、そういうのはずっと共存していて、それが人生の真理だと思うわけで、そんな日々をパーフェクトデイズと表現した監督はなかなか心憎い。 【リーム555】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-31 10:44:44) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 T、O、T、O、トト便器…。明けても暮れても、来る日も来る日も便所掃除。そんなベンジョンソンな毎日のオイラ。こんな仕事だけど、仕事は仕事。後輩が呆れるくらいに全力投球なオイラ。そんなオジキの姿にゾッコンな姪っ子。だけど、妹には蔑みを通り越して憐れみの眼差しを向けられて、何だか哀しくてちょちょ切れちまう。住まいは風呂なしのぼろアパート。細やかな楽しみは銭湯と缶チューハイと就寝前の読書。まるで必殺仕事人。だけどやっぱり我が人生、ちょっぴり物足りねえ。念願の妻はさゆりちゃんでキマリじゃい。秘めた想いとは裏腹に、多くを語らねえ便所掃除職人の仙人道。何の保証もない、賞与もない、職歴にもならねえ仕事。とても真似できねえしやってらんねえ。だけど、良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-24 02:19:43) (良:1票)(笑:1票) |