1.《ネタバレ》 良い映画だと思います。本作で一番グッとくるシーンはやっぱり嫁さんが手を合わせながら別れを告げるシーンですね。
どうしようもない状況、やるせなさ、そういうのがすごく伝わってきました。
ただその後のスーパーで自暴自棄になって色々食いまくるシーンは少々演出過剰な気もしました。
全編を通して父親はほんとどうしようもない人なんだけど、精神を病んじゃってるとわかるシーンがあります。
そして後半で彼は投資詐欺に引っかかって無一文になり家族でこういう生活してるんだと明かされる。
母親も、自分の子供時代の境遇があって子供たちを学校に通わせてないと語ってました。
不幸が不幸を呼んで抜け出せないシチュエーションというのがよく絵がれたと思います。
終盤の家具屋が火事になる展開は少々ご都合さを感じたしラストは人によって好き嫌いあるかもですね。