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大いなる西部

[オオイナルセイブ]
The Big Country
1958年上映時間:165分
平均点:6.94 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-12-25)
ドラマウエスタン
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-05-02)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・ワイラー
キャストグレゴリー・ペック(男優)ジェームズ(ジム)・マッケイ
ジーン・シモンズ[女優](女優)ジュリー・マラゴン
チャールトン・ヘストン(男優)スティーブ・リーチ
キャロル・ベイカー(女優)パトリシア(パット)・テリル
バール・アイヴス(男優)ルーファス・ヘネシー
チャールズ・ビックフォード(男優)ヘンリー・テリル少佐
チャック・コナーズ(男優)バック・ヘネシー
ロディ・マクドウォール(男優)(ノン・クレジット)
アルフォンソ・ベドヤ(男優)ラモン・ギテーラス
城達也ジェームズ(ジム)・マッケイ(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
武藤礼子ジュリー・マラゴン(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
納谷悟朗スティーブ・リーチ(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
鈴木弘子パトリシア(パット)・テリル(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
金井大ルーファス・ヘネシー(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
佐野浅夫ヘンリー・テリル少佐(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
人見明ラモン(日本語吹き替え版【1973年テレビ朝日】)
大塚周夫バック・ヘネシー(日本語吹き替え版【1973年、1976年テレビ朝日】)
神山卓三ラモン(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
若本紀昭(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
増岡弘(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
矢島正明(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【1976年テレビ朝日】)
原作ドナルド・ハミルトン
脚本サイ・バートレット
ジェームズ・R・ウェッブ
音楽ジェローム・モロス
編曲アレクサンダー・カレッジ(ノン・クレジット)
撮影フランツ・プラナー
製作ウィリアム・ワイラー
グレゴリー・ペック
配給松竹
ユナイテッド・アーチスツ
美術フランク・ホタリング(美術)(美術監督)
エドワード・G・ボイル(セット装飾)
ソウル・バス(タイトルデザイン)
編集ロバート・スウィンク
あらすじ
テキサスに東部からジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)がやって来る。この地の有力地主テリル少佐の1人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためだ。着いた途端にテリル家と対立するヘネシー家の息子パック(チャック・コナーズ)たちに嫌がらせを受ける。テリル少佐(チャールズ・ビッグフォード)はルーファス・ヘネシー(バール・アイバス)と水源のある土地ビッグ・マディをめぐって争っていた。その所有者は町の学校教師でパットの親友ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)だ。やがて、自分の考えで行動するマッケイとテリル家の牧童頭スチーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)が対立し、パットやテリル少佐も疎遠になっていく。そして、テリル家とへネシー家の対立も深まっていく。
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1
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11.《ネタバレ》 まずはお馴染みの音楽で「ああ西部劇だなあ」と思い、これでもかと登場する雄大な自然に「やっぱり西部劇だなあ」と思う。馬の隊列も大自然の中にスッポリ収まり、主人公たちの二人の殴り合いにいたっては、もうただただ、大自然の中で転がされているだけ、のような。
という、いかにも西部劇な雰囲気が充満してはいるのだけど、実際には、西部劇の世界の終焉、みたいなものを感じさせるオハナシでもあります。
東京の男性が関西の女性と知り合って彼女の故郷に行ってみたら、そこにはいるのはどう見てもカタギと思えない皆さんばかりだった、ってのを数十倍スケールアップしたようなオハナシで、アメリカ東部出身の主人公からしたら西部の開拓地は別世界もいいところ。しかし、主人公は涼しい顔で自分自身を最後まで貫き続け、その点はドラマとしてどうなのよ、と思ったりもするのですが、いずれにせよ物語は、彼をよそに西部の世界同士が「最後の戦い」を繰り広げ、新しい世界の到来を示して幕を閉じます。
実は結構、「らしくない西部劇」という気もいたします。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-25 02:44:45)(良:1票)
10.西部劇はあまり好みじゃない、がこれはすんなりと入っていけた。
人間関係に焦点を当てているからだと思う。ただし、終盤はちょっと長い。
simpleさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2019-04-21 17:03:32)
9.《ネタバレ》 西部の男にとって「嘘つき」「腰抜け」と侮蔑されることが何よりも耐えがたい屈辱。
そうした侮蔑には死をも覚悟して「勇敢さ」を証明しなければならない。
婚約者のパットも未来のパートナーに勇敢さを求める。
が、主人公は人に見せる勇敢さを嫌い、どんな屈辱も甘んじて受けることを良しとする。
「男らしい」の概念の違う二人がうまくいくはずもない。
男のダンディズムはカッコいいが、家族に黙って二日も家を空けて心配をかけたのは責められても仕方ない気はするけど。

監督がウィリアム・ワイラーだけに、一味違った西部劇。
ガンに頼らず、西部劇的な強さを求めない主人公というのがおもしろい。
ヘネシー側とテリル大佐側の確執を、ドンパチもあまり使わず人間ドラマとして見せてくれる。
パーティに乱入するなど、ただの粗暴オヤジかに見えたヘネシーが、終盤では大佐とイメージが逆転。
卑怯な手を使った息子を許さない筋の通った男気はカッコいい。
一方、相手を叩き潰すことに執着する大佐は、傲慢さが鼻につくように。
大佐についていけなくなったスティーブらと、それでも一人で敵地に向かう大佐。
スティーブも放っておけばよかったのに、見捨てておけなかった西部魂が紛争をややこしくした。
結局、最後は老雄二人で決着をつけようとするが、相撃ちの共倒れで戦いの虚しさを際立たせる結果に。
主人公の尽力もむなしく、根の深い争いを止められなかった。
理性が感情を制し切れなかった悲劇。
世の中の紛争や対立は、きっとこんなものなんだろうなと思わせる。

タイプの異なる二人の女性が絡んだラブストーリーもあって楽しめる。
ただ、主人公がスーパーマン的な活躍で紛争を解決するわけでもなく、従来の西部劇に求めるようなカタルシスはない。
そういった点での物足りなさは感じるかもしれないが、ある意味現代的なドラマといえる。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-28 23:54:59)
8.《ネタバレ》 リアル感のない優等生タイプのスーパーヒーロー像、卑怯な行動を取ろうとする息子を射殺してしまう父親、ラストの決闘で双方の親分が死んでしまう展開等、違和感満載のストーリーですが、観終わってみると主人公の生き方に共感していました。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-17 19:53:03)
7.《ネタバレ》  子供の頃。世話好きな爺さんは近所のもめ事に首を突っ込んではああでも無いこうでも無いと色々な事を僕に言っては聞かせていた。お祖母さんはそんな事をしたがる祖父にいつかやけどをするわよ、やめなさい。と慎重派であった。
「まああれだな。双方に原因がある場合は下手に割り込まないことが大事だな。良いか」孫よ。と、得意げだったのを思い出す。

 昼下がり、麦茶をたっぷり入れた水差しと、ドラえもんの偽物が堂々と印刷されたお菓子をこれでもかとお盆に載せ、お茶の間に持ってきた彼は私にグラスをさあさどうぞど差し出しながら、始まろうとしている西部劇について滔々と語り始めた。ふんふんと良い聞き手に徹する孫は、肝心なところで粗筋を漏れなく先に言ってしまう祖父をたしなめながらマンガと自由研究と大いなる西部の何とも言えない乾いた大地を行ったり来たりしている。
 縦横無尽に世話を焼くグレゴリーペックを二人眺めながら、
「男前ですな」
「西部の男はこうでなくてはいかん。見本にするように」
 などとカットされて猛烈な勢いで進んでいく、暑い昼下がりであった。

 ぽすんと膝にスナックの袋をたたきつけて、夢中でスナックを食べ続ける爺さんに、それは食べ過ぎですよと台所の方から声が聞こえる。
「もう十本くらい買っとくべきであった、百円だし」と孫の同意を求めながらペースアップする祖父に胸焼けを隠せない孫であったが、物語はクライマックスである。主人公の努力は何だったのだろうかという勢いでいがみ合う両家は決着を拳銃でつけることになる。
「この男の男前さはこれで台無しである」
 と、全滅する両家を見ながら何故か鼻息が荒い爺さんに孫はこう言った。
「あのさ、止めようがなかったらこうやって死んじゃうんだよ。暴力はだめだし、そもそも諍いに首突っ込んでこの人死んでもおかしくなかったんじゃ無いの?」
 まあそうなんだけどさ、とたじろぐ爺さんは、家事を終えて隣に座る彼の妻に、田代さんと藤原さんが境界のフェンスで揉めているんだ、そうそうそう言えばと即座に話題を変えて孫をひらりと躱す。
 世話を焼くのは一種の娯楽であろうか。正義感の大小と行動力とユーモアの差異がグレゴリー・ペックと爺さんの境界線なのかもしれない。外見は置いておくとして。

 それと、決着をつけるって腹痛が痛いみたいな言い回しだなと思ったとか思わなかったとか。
黒猫クックさん [地上波(吹替)] 7点(2013-05-07 20:24:48)
6.《ネタバレ》 西部劇の定番である「主人公はガンマン」という設定でないのが面白い。ただ、確執のある二つのファミリーをいたずらにいがみ合わせないよう、こっそり土地の所有権を買いに行くほどの思慮深さと優しさがある主人公なのに、ラストの父親同士の決闘は止めに入らず静観して殺し合わせてしまう。あそこは主人公が割って入り上手く和解させるべきと考えるのは、日本人的発想なのだろうか。「やりたいことはとことんやらせ銃で決着を付けてこそ男」という考え方こそアメリカ人的思考なのかもと、意外なラストに色々考えさせられた。
へろへろさん [地上波(吹替)] 7点(2013-05-07 13:49:47)
5.途中まではさすがウィリアム・ワイラー、西部を舞台にした本格的ドラマだと思ってみていたのだが、やっぱり銃の撃ち合いになるのか。どこかの島をめぐる領土争いを思い出してしまったけど、平和的解決はできないものだろうか。人物描写が大変良く、助演男優賞がチャールトン・ヘストンではなく、バール・アイヴスなのも頷ける。また音楽もすごく良く、テーマを少しずつ変化させたり、一大交響詩のようだ。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 17:31:54)(良:1票)
4.《ネタバレ》 原題”the big country”、邦題「大いなる西部」そのままに、アメリカも、世界も今よりずっと広かった頃の西部のダイナミックな、どこまでも続く大地と空が印象に残る作品です。

東部からやってきた知性と強さを兼ね備えたマッケイを演じたグレゴリー・ペックがカッコよすぎです。誰にも見られない場所と時間に荒馬を乗りこなしたり、スティーブとの決着を付ける。男は黙って・・・の世界。

決闘や抗争に勝った者が水を得るのではなく、皆で貴重な資源を共有するという彼がもたらす新たな考え方。マッケイの婚約者のその後が忘れられてしまっているのは残念ではありますが、見る者も、本作の西部の開拓地の一部の人間も次第に垣間見える彼の男気、勇気に惹かれていく。

テリル家とヘネシー家は共に一家の大黒柱を失った。虚しさも感じますが、この土地は次第にマッケイの考え方、彼がもたらす新しい価値観が浸透し発展していくのかもしれない。それは次第に西部の開拓地の至る所でも。こうしたこともアメリカの歴史の一部なのでしょう。3時間近い長尺がそれ程気にならない西部開拓の地の人間ドラマでした。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2011-10-16 14:20:51)
3.時間ほどの長さは感じない面白い作品だった。西部劇であって銃撃戦がメインでないことも個人的には新鮮だった。
東部と西部の人の考え方の違いは興味深く見れたが、とにかく西部の人は思慮が浅すぎる。次から次へと誤解しまくりだし、パットのアホさ加減には腹が立った。とはいえ、リーチやヘネシーの親父、ジュリーは人間味のある人物でストーリーに惹きつけさせるのに役立った。唯一の東部人である主人公も、男らしさの中に慎ましさがあって非常に魅力的だ。
不満があるとすれば、ヘネシーの親父が息子を撃ったシーンで感情的にピークになってしまい、ラストの親父同士の決闘の場面が微妙な感じになった。両方死んで終わるというのもなんだかスッキリしなかった。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-18 15:57:45)
2.良い映画です、特にハナシー家の親父さんパール・アイブスの一本筋の通った演技。それに引き替えバカ息子のチャック・コナーズ、「ライフルマン」が泣きまっせ。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-02 00:26:30)
1.《ネタバレ》 これが本来のアメリカの良心かと思っていた。だから、ジョージ・W・ブッシュがイラクに侵攻したとき、この映画を見ろと言いたかった。それにしても、ファザコンのパットのその後が心配だ。フィアンセのジムとは婚約解消した上に、ジムが乗り換えた相手が親友のジュリー。最愛のオヤジはヘネシーとの決闘で果てる。狙っていた水源付きの牧場は別れたジムのものになる。忠実な下僕のラモンもジムについていってしまう。残ったのは牧童頭のスティーブ・リーチだけだが、過去のいろいろを考えると、パットと上手く行くとは思えない。どうするんだ、パット!
ぢいさんさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-24 00:21:14)
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 6.94点
000.00%
100.00%
200.00%
335.56%
447.41%
523.70%
61120.37%
71120.37%
81324.07%
9712.96%
1035.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.16点 Review6人
2 ストーリー評価 6.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1958年 31回
助演男優賞バール・アイヴス受賞 
作曲賞(ドラマ)ジェローム・モロス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1958年 16回
助演男優賞バール・アイヴス受賞 

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