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まぼろし

[マボロシ]
Sous Le Sable
2000年上映時間:95分
平均点:6.45 / 10(Review 38人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-19)【Yuki2Invy】さん
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監督フランソワ・オゾン
キャストブルーノ・クレメル(男優)
シャーロット・ランプリング(女優)
高島雅羅(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
土師孝也(日本語吹き替え版)
仲野裕(日本語吹き替え版)
中博史(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
山野井仁(日本語吹き替え版)
脚本フランソワ・オゾン
エマニュエル・ベルンエイム
音楽フィリップ・ロンビ
撮影ジャンヌ・ラポワリー
製作オリヴィエ・デルボスク
マルク・ミソニエ
配給ユーロスペース
あらすじ
仲の良い幸せな50歳代の夫婦がフランス南西部にヴァカンスにやってきた。しかし妻のマリー(シャーロット・ランプリングマリー)が浜辺で昼寝している間に、夫は突然消えてしまう。そして二度と戻ってこなかった。現実を浮け入られないマリーは、パリに戻ってからも、夫の幻覚(まぼろし)を自分で作り出しながら暮らしていく。夫を突然失った中年女性の喪失感を描いた物語。
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8.《ネタバレ》 「デブラ・ウインガーを探して」でアメリカのある女優さんが、「フランスのシャーロット・ランプリングが羨ましい」的な発言をしていたのを、この映画を観ながら思い出しました。そりゃ彼女たちが羨ましくもなりますよ。若い時に既に「愛の嵐」という代表作を残しつつ、年を重ねたら重ねたでこんな芝居のしどころがある役が回ってくるんですもん。セックスの最中に突然笑い出し、「だって貴方軽いんですもの」っていう台詞が妙にリアル。熟年カップルのベッドシーンって苦手だけど、これはやけにエロチックで綺麗でしたね。先に「スイミングプール」を観ていたので、この監督の、何でもないシーンでも何故かドキドキさせられてしまう、ミステリアスなタッチが好き。賛否両論曖昧模糊拡大解釈可能なラストシーンも私は気に入ったので一点プラス。(追記)さかQさんともっつあれらさんのレビュー拝見して驚きました。私もラストシーン、彼女が何だか「弧を描くように」まぼろしに向かって行ったので砂丘の上を走るとそうなるのか・・・?って不思議に思ったんです。もし彼女があの「まぼろし」を「追い越していった」のなら、かなりラストの解釈が変わってきますよねえ・・・。原題「砂の下」も、もしかしたらこの監督さんはそこに何かを引っ掛けておきたかったかのかも。というわけでネタばれ有り登録もしとこ。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-09 11:26:40)
7.《ネタバレ》 「5×2」に気をよくしてオゾンと仲直りしたので、ちょっと前の作品であるこれも見てみた。
そしたら「ランプリング・ワンマンショー」状態であった。ファンなら大満足であろう。
悪くはない。あえて最後まで謎が解かれないのもそれでよい。時系列も素直で見易いとはいえる。
しかし、しかーし、これを見て私はランプリングが好きでないどころか積極的に嫌いであることに気がついてしまったのだった。
お直しの入っていない中年白人女性の顔、これは笑顔じゃないと好感をもつのは難しい。ところがランプリングは正真正銘の「不機嫌顔」女優。笑っているほうが不自然なほどの女優さんだ。
なによりその口元が0点。オールタイム「への字」。そして下唇がほとんど無いほど薄いうえに、下顎が上顎より引っ込んでいるために、常に「唇をかんで」いるように見えてしまう。唇をかむというのは、何か不愉快なことを耐えている表情ですから、これを90分近くひたすら見続けるのはけっこう厳しい。見ているほうもいつしか「への字」状態に。
お話としては、もともと精神的に未熟で少女のようなマリーさんが、経済的にも精神的にも頼り切っていた夫の失踪でおかしくなっていくという話。いやほんとに、こんな妻がいたら、夫は大変だっただろう。マリーさんは、自分と夫のこと以外は、全く見えない考えない、子供みたいな人だから。いくら夫が失踪してショックだからといって、都合の悪いことは聞こえないふりをして話題を変える、すぐにバレるようなウソをつく、直視したくないことは先延ばしにする、やってることは子供と一緒。これはもともとがそういう人なんでしょう。当然姑には好かれるワケはない。夫が全面的にマリーさんを支えている体制なのだから、そりゃあ、うつ病になったって、こんな妻には言えないでしょう。こういう神経過敏な女性役にはランプリングはぴったりなんだけど。でも、やっぱり好きじゃない(この顔)。
あ、私の解釈はどう見ても水泳中に溺死、です。こんな頼りない奥さん置いて自殺できないでしょう。事実ってそんなもんだと思う。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-13 22:12:46)
6.《ネタバレ》 フランス映画らしい雰囲気とテンポの作品。マリーと夫(ジャン)とのそれまでの幸せな生活描写なしに、夫を亡くした寂寥感や空虚感に説得力を持たせるのは大変難しい。ヴァンサンという男を登場させてジャンと対比させることにより、かろうじてそこを描こうと演出している。成功しているかどうかは微妙なところ。寂寥感や空虚感それ自体は、シャーロット・ランプリングの演技力で見事に描かれています。ただ、それと夫とがつながらないような気がします。なので。この点数の大部分はシャーロット・ランプリングのものです。それにしても姑とのやりとりは、静かだけど恐ろしい。この部分はすごいなあと思いました。失踪は姑との確執から認めたくないし、かといって死亡も受け入れがたい。時計は、結局ジャンのだったんですよね?
ひよりんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:14:19)(良:1票)
5.《ネタバレ》 見ている間すごくつまらなかったけれど、レビューを読んでなっとくがいきました。最後って、幻の夫を追っかけていったんですね。今はこの点数だけれど、あと30年くらいしたらぜひもう一度見たいです。これを理解するには、私はあまりに若すぎると思うから。
トナカイさん 7点(2005-02-17 20:58:55)
4.《ネタバレ》 「あなたには重みがないのよ!」で、後ろに座ってたバカな男があのセリフを鼻で笑っていたんですが、ホント最低ですよ。あのセリフはあくまでも“重み”であって、物理的な“重さ”ではないです(多少はあるかもしれませんが)。その少し前のベッドシーンの時には「だって、あなたって軽すぎるんだもの」と、まだ笑うこともできるくらいだったのかもしれませんが、時が経つにつれてだんだんと夫をなくしたという、事の大きさを認識し始めたということでしょうか。
最後の、マリーが夫に向かって駆けていくラストはいろいろな解釈が可能だと思いますが、私はあのシーンで目を疑いましたよ。私にはマリーは夫よりも先の方まで走っていってしまったように見えました。つまり、あのときマリーは夫が見えていなかった、マリーにはもう夫のまぼろしさえも見えなくなってしまった、と解釈しました。気分が晴れることによってまぼろしを見なくなるのではなく、見えなくなってしまったのではないでしょうか。
おすぎがこの映画を絶賛してたらしいのですが、「ラストがも~スゴイ!」のようなことを言ってたそうで、おすぎのラストシーンの解釈をぜひとも聞いてみたいものであります。
しかし、このフランソワ・オゾンという監督は最後の“締め”が非常にうまい。私はこの監督の作品を見るのはこれで3作目なのですが、この人はエンディングを考え出すことにおいては明らかに特異な才能を持っている。特にラストのエンドロールに移るワンカットを選ぶセンスが素晴らしい。
全体の流れとして終始単調なリズムだったのと、ベッドシーンでの露骨な描写(スイミング・プールのアレとは違いこの映画ではヌードをさらす必要性が全くない)をもう少し抑えればもっと良い作品になったと思います。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 7点(2004-11-05 00:17:03)(良:1票)
3.これって、良い映画なんだけどなあ。年寄りにしか分からないのかなあ。だとしたら、自分って年寄り?
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2004-10-24 18:15:18)
2.途中だれた感はあったが、最後のシーンで今までの行動に得心がいって感動した。私は未だ独身で、配偶者や愛する人を亡くした経験はないが、その悲しみを淡々と演じるシャーロットランプリングに共感。姑が主人公を責める場面もすごかった。
トマトマートさん 7点(2004-01-05 14:34:24)
1.夫への愛情があまりに強すぎた為、彼女は夫の失踪(死)を受け入れることが出来ず、あたかも実在するかのように彼のまぼろしを見るようになる。マリーが新しい恋人に対して「あなたは軽すぎるの!」このセリフの重みが如何に大切であるか。失踪した夫が巨漢であったことから当然物理的な重さもそうですが、あまりに彼女が夫の存在を消し去ることができない心理的重さが彼女にのしかかる。心理的なグロテスクを表現するフランソワ・オゾンの力量がここでも十分かいま見えます。夫の外見的な力強さとは裏腹に内面的なもろさ。妻の夫への執着と解脱。日常的な風景で様々な比喩を盛り込み、残酷なセリフにぶちのめされ、そして全てをも包み込む海の美しさに感動する。ラストでやっと夫の死を受け入れ始め泣き崩れる妻に再度夫の幻覚が見え、彼女はそこに向かって嬉しそうに疾走していく。一見、再度幻覚を見るという救いの無いエンディングですが、観ている側はその砂浜のシーンを次第に彼女が新たに生まれ変わったかのように昇華して見える。実に感動的で不思議なシーン。ホント、フランソワ・オゾンってすごい監督です。当然シャーロット・ランプリングの美しい狂気は彼女無くしては成り立たないでしょう。狂気とは書いてますが彼女が演じるとそれが恐ろしい狂気というモノではなく、幸せですら見えます。先程述べたラストシーンは良く見ると夫として写っていた男の影を追い越しているように見えました。(遠近感的に...)実は彼女はその男の向こうに夫の姿(画面上は写っていない)を見たのかも知れませんね。深読みしすぎ??
さかQさん 7点(2002-11-17 22:03:40)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 6.45点
000.00%
100.00%
212.63%
300.00%
4410.53%
5615.79%
6821.05%
7821.05%
8615.79%
9513.16%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
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