2.《ネタバレ》 物語にぐい~んと入り込むタチなので、話の途中で血生臭い方向に進むたびに中断されてしまい、初めて観たときは疲れて途中で寝てしまいました。で後日、仕切り直したんですが、ストーリーを外れるときはカメラが斜めになっているということに気付いた後は、自分で切り替えながら観ることができて楽しかったです。オープニングで監督、脚本などのクレジットが“?????”になっているのが、ラストでは出演者にクレジットを言わせる演出なんかがとてもオシャレですねぇ~。劇中で作られた作品も楽しかった(特にアンリエットにハッピーバースディと言って花屋の花をぜんぶ買うあたり気持ちよかったし、ラストの左手で握手する場面も清々しかった)けれど、二人の脚本家があれやこれやといろんなバージョン(歯磨きしたり、奥さんとベッドにいたり←二人の脚本家は同居しているのか?、散髪したり、歩いてたり……)が面白く、次はどんなシチュエーションで脚本を考えるのか楽しみにしている自分がいました。音楽も思わず踊りだしたくなるような楽しさ。巴里祭のウキウキした気分が追体験できる、いい音楽でしたね。