8.《ネタバレ》 職人降旗の力技。 ゴッドファーザーとあしながおじさんを組み合わせた名作。 コッポラの名作はニーノ・ロータの音楽の中、殺戮が繰り返されるが、 本作ではクロードチアリとチャイコフスキーの音楽で盛り上げている。 高倉健が、見事はまり役。 とても心に残る佳作。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2022-02-23 17:55:32) |
7.《ネタバレ》 高倉健、やっぱりカッコいいです! なんというか、ストーリーよりも高倉健のカッコ良さばかり意識して見てました。 おじさんですよね?と言い寄られて、コーヒーカップを持つ手が振えるシーンが印象的です。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-28 01:40:43) |
6.音楽がクロード・チアリやチャイコフスキーという、とても芸術志向が強い異色の任侠映画でした。やっぱり、有名画家の絵画とかも出てきて。「シャーガルあるか!?」「シャガールだ、シャガール」 このやり取りには笑いましたねぇ。藤田進さん演じる親分が言った、「切った張っただけのヤクザはもう古いよ」という台詞がとても印象的。私の記憶では、どの時代のヤクザ映画を観ても、俺たちのようなヤクザはもう古い、と言ってる。一体、いつから古くてどこから新しいのか、新旧ヤクザの定義づけはできないものか。でもそういう時代遅れのヤクザ、健さんはとてもよく似合います。そしてやはり出てきた、"北海道" というキーワード。どうして監督たちはみんな、健さんを北へ北へと導こうとするのか? (笑) 私にとって高倉健さんは、強くて優しい昭和時代の俳優の代名詞です。その時代もとうとう平成が過ぎ去り令和になりました。今や映像技術の進歩はめざましい。何しろ歌謡界や映画界では故人がAIやCGによって現代に蘇る時代です。海外ではCGによるジェームズ・ディーンで新作映画を撮る計画が進んでいるとか。私はと言えば、ストーリー半ばにしてメインキャストの急逝など特例的な場合を除いては、CGによる故人の再現は反対です。それがジェームズ・ディーンで新作映画ですよ? 映画ファンは本当に喜びますか? 道義的にも大丈夫ですか? 日本の映画界は、このへんで歯止めをかけましょう。だって、健さんのCG映画とか僕は絶対に観たくないっす! ・・・私は本気で心配している今日この頃です。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-01-05 13:55:02) |
5.《ネタバレ》 健さん目線で見てしまうのは当然の成り行きではありましょうが、健さんの苦悩なんてヤクザ社会に染まり他人を殺めて生きていく腐った輩として自業自得な事であって なんの哀れも感じない。 ただ、これを洋子目線で見てしまった場合、あまりに辛く切ないお話になってしまうじゃないか 心の支えとなるオジサンに会える事を切に願う夢見る少女という物語。池上季実子の未だ汚れを知らなさそうな綺麗な瞳と清純さがやけに記憶に残る。はたして健さんは自分の正体を書き綴った手紙を洋子に渡すことが出来たのか 出来なかったのか否か そしてそのオジサンの正体を知った洋子がその後どのように心変わってゆくのだろうか その想いは変わらないのだろうか否か 興味は尽きなかったですが、終わってしまいましたね 唐突にて よいとこで。(^^;) きゅい~ 憎いねぇ~ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-30 12:05:23) |
4.《ネタバレ》 高倉健と池部良の二人が並んでいる最初の海辺のシーン、何だかその時の会話、やりとりはまるで同じ二人が出ている「昭和残侠伝」シリーズを思わずにはいられない。健さんの役名が同じ秀さんだしね。この時の池部良の高倉健に対する台詞がラストに別の人間、小池朝雄によって使われるシーンを持ってくるというのはちょっとあまりにもやりすぎの感がしなくもない。ただこの作品、やはり健さんあっての映画になっている。高倉健というこの俳優の持ち味、男は黙って勝負しろみたいなものがひしひしと伝わってまいります。冒頭で「娘がいるんだ」と頼まれてもそれでも池部良に対して物言わずに殺した娘が大きくなり、その娘と何度も何度も会っているのに自分がおじさんであるということを明かさない。ここに男である辛さ、義理と人情、やくざ世界に生きる男の辛さを健さんは演じている。こういう耐える男が本当に似合う。健さん以外の脇役に関して言わせてもらうとハマリ役である人と全くのミスキャストな人がいる。小林亜星は完全なミスキャストとしか思えない。とてもやくざの親分には見えません。作品全体に漂う哀愁、音楽にクラシックとこれまたなかなか良い感じであるが、監督の差なのか?これ、同じ脚本でもしも、マキノ雅弘監督が健在だったら素晴らしい傑作に成り得ている気がしてそういう意味でちょっと残念である。そうは言うものの面白いことは面白いし、よく出来てはいるし、隆旗康男監督作品としては上出来な部類に数えて良いのではないだろうか? 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-13 20:43:33) |
3.しっとりした作品。健さんいいね。哀愁感がいつも健さんには漂う。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-07 01:27:01) |
2.渋い、渋すぎるではないか。健さん男のシブさを爆発させてました。結局足を洗えず元にもどってゆく男、洋子ちゃんが目の前にいるのにおじさんだよって言えないなんて切ないね。クロード・チアリの音楽がより一層切なさを盛り上げる。小池朝雄も池部良も同じセリフ言いながら死んだんだよね。高倉健の周りの役者さんもまた皆かっこよかった。 男はやっぱ無口な方がいいね。 【fujico】さん 7点(2004-03-12 15:14:15) (笑:1票) |
1.やくざ系あしながおじさん。ベタな展開だけど楽しめます。 高倉健の魅力も満開。 【MASH】さん 7点(2004-01-03 07:26:07) |