3.《ネタバレ》 ガメラシリーズ第2作ですが、主役は実はバルゴン。ガメラは最後にバルゴンを倒して、物語を終わらせるためだけに出てくる感じです。
そのせいかどうか、前半のできがあまりよくなかったです。ニューギニア探検はそれなりですが、バルゴンが登場してから、あまりテンポがよろしくない。これはバルゴンが四足獣のためかもしれませんが、なんかモタモタしている感じです。いつのまにか防衛隊が出動していたりして、話の展開がいまいちよくつかめません。ガメラとの最初の対決も、お互いの位置関係が今ひとつわかりにくかったです。
カレンが日本に来てから、やっとこさ話が進み出した感じです。ここからはバルゴンの弱点を突いてあれこれ作戦を立てるわけですが、その辺がとにかく撃ちまくれ!というような、通常の怪獣映画とは一線を画していて、よいと思います。
出演者では、船医の藤岡琢也がさすがの存在感。この人だけ別世界の住人のようです。江波杏子は、ヒロインなのに無表情で無愛想なのが気になりますが、役の上からは問題ないのかな? あと、ドでかいダイヤに思わず見とれてしまう女性隊員は笑えました。
記憶にあったほどは面白くなかったんだけど、まあ前作よりはよかったので、この点数で。