3.《ネタバレ》 我々の世代でいくとこの作品というより某ヘビが主人公の潜入ゲームの方で名前のみ有名になってしまっていますが、原作・ナレーションにジャン・コクトー、彩るスコアなども相まって非常に文芸的な作品。
観る前の印象は、低年齢の子が知らず知らずのうちにする行為の恐ろしさ、「禁じられた遊び」のような作品をイメージしていたので結構当てが外れたのですが、後半から、弟を溺愛するが故に、誰にも渡さないがために策を弄して友人たちを騙し、挙句弟を死に追いやっても尚自分の非を認めない狂気じみた行為は「恐るべき子供」の表現もぴったりだと思いました。