5.《ネタバレ》 チェ・ミンシク上手いなあ。
こういう役をやらせたら本当に上手い。
前半のチンピラでのくずっぷりのシーンが長い気がしたが、後半にかけてそれが見事な効果を上げている。
浅田次郎原作なんだから、そもそも泣かせにかかっている映画なんだけども、それがあざと過ぎないバランスの良さは、やはり役者の上手さにある気がする。
でもやっぱり韓国映画。
美しい涙で終わらせてくれるはずもなく。
最後のシーン、パイランの元に行けるなら、その方が彼にとっては幸せなのかもしれないが。
この辺が現実の容赦なさを突き付ける韓国映画の真骨頂かな。
パイランの純粋さに加点。