6.《ネタバレ》 ヒィィィハァァ!!!とブラックマヨネーズのハゲのギャグの元ネタはこれか!!と勝手に断言したぐらいに明るいホラー映画ですが2000人もいるのかよくわかんない町民の狂いっぷりが見事。笑顔で殺しにかかるところなんかねー、ほんとに狂気。低予算丸出しで見るからに後付けした血糊がたっぷりグロい?グロいのか?直接の殺し自体は少ないのでショッキングさは強いけどそのへんは微妙なのはまぁしゃあないけどそれを忘れさせてくれるぐらいの能天気さはすげぇ。手抜き感があってもストーリーがちゃんとしっかりしてるしなんといってもプレザントバレー3人衆が歌う主題歌がツボにはまってたまらんかったです。 |
5.《ネタバレ》 先にコレのリメイク作品である「2001人の狂人」のほうを見ていたので、楽しみは主にこの2作の比較でした。◇スタイリッシュな感じになったリメイク作品と比べると、チープなだけこっちのほうが怖いんだろうな~…とビクビクしていましたが、描写が控えめだったのでそうでもなかったです。でも「村人がよってたかって『事態の異常さにまだ気付いてないくらいの人』を嬲り殺す」というシチュエーションが強いぶん、個人的にはこっちのほうがかなり怖いしイヤです。絶対に巻き込まれたくないです。◇作中はしょっちゅう「亡霊なのに物理的に負けるなよ!」とか「亡霊の癖に沼に落ちるのかよ!」という部類のツッコミをしまくり。オチで彼が帰ってきたのには笑ったなあ… 2064年の200年祭はどうなるのか、非常に楽しみです。 【えむぁっ。】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-29 02:48:42) |
4.「死霊のはらわた」が日本で公開された頃だろうか、映画界には空前のスプラッターホラーブームが巻き起こっていた!いや、空前とまでは行かないか?ちょっとしたスプラッターホラーブームが巻き起こった!いや、巻き起こってもないか?ヒッソリ起こっていた・・・って、そりゃブームじゃないね(汗)。当時中学生だった私はそんなヒッソリブームでコッソリ出版されていたホラー雑誌で「スプラッター映画の始祖 ハーシェル・ゴードン・ルイス特集」を読んだのが彼と私の初めての出会いだった。その特集記事で何本か彼の作品が写真付きで紹介してあったのだが、その中でもひときわ目を引いたのが、この「2000人の狂人」の写真だった。何しろ”笑顔で斧を持ったおっさんたちと腕を切り落とされた女性”そんな写真ですよ。当時の私にはかなりショッキングな写真でして、とにかく観たくて観たくて辛抱たまらん状態だった事を今でも昨日のように憶えている・・・いや、昨日のようにはウソかな(汗)。陽気なカントリーをバックに笑顔で残忍な行為を行う村人たち。劇中すべてにBGMが流れていたわけではないはずだが、思い出そうとするとどのシーンにも軽快なバンジョーの音が鳴り響いてしまう。コレはしばらく耳から離れないかな(汗)。時代が時代なだけに近年のホラーなんかに比べりゃ、そりゃチープではありますが”気持ち悪さ”や”気分の悪さ”は並みのホラーじゃ敵わない。ホラーの、いや、映画の良し悪しは金じゃないと改めて思う今日この頃です。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-23 11:56:47) |
3.《ネタバレ》 ホラー・スプラッタが好きだといっている以上、やはりこれは外せないわけですよ。勿論ふつーのどーでも良いようなスプラッタ物ならスルーはしますけど、STING大好きさんも仰っている通り、スプラッタの始祖ことハーシェル・ゴードン・ルイスの代表作とされている作品ですからね、これは。といっても、勿論この作品もどーでも良いような作品ってことには変わりないんですけどねぇ。しかし、どーでも良いながら、これが結構面白いんです。勿論、スプラッタの創世記の作品ですから今のように凄いシーンを“過程”から見せるわけではないんですが、異様なほど陽気な音楽と町の住人たちの態度がより一層不気味さを引き立てていると言う作り。そして設定も一応筋が通っているといえば通ってますし、今見ても充分不気味な作品だと思います。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-23 03:32:05) |
2.2000人っつっても実際のところは4~50人なわけでして、つまりは4~50人の狂人ってところでしょうか、しかし実際のところは本当に狂人らしかったのは村長も含めてせいぜい4~5人だったわけでして ほんとのところは4~5人の狂人ってところでしょうか、以上。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-12 22:04:09) |
1.《ネタバレ》 普通こんな映画を観るときはB級ぶりを楽しむものだし、実際そういう見方もできる。でもこれ、意外と面白い。 まず音楽の使い方。冒頭はバンジョーの陽気な音楽に乗せて、牧歌的な雰囲気の片田舎の描写で始まる。これ、適当な音楽を入れたからちぐはぐになってしまったわけではなく、明らかに意図的です(監督本人が音楽担当。おまけに作中の村の名前が付けられたバンドの演奏)。ここで引き合いに出すと笑われるかもしれないけど、『フルメタル・ジャケット』のミッキーマウスマーチみたいにあえて明るい音楽を合わせることで恐怖を増しているのだと思う。村に迷い込んだ被害者たちの台詞にあるように、村人といい音楽といい、異様に明るすぎて却って不気味な空気が漂っている。 しかも一人一人の殺し方が凝っていて、祭りのイベントに見立てて殺しては村人が喜んではやし立てる。明るく楽しく行われる、おぞましく残虐な殺人。すっごく気持ち悪い…。取り囲んでいる一見普通の人々が全員狂人だっていうのがまた逃げ場がない感じがして、息が詰まるようだ。 そしてラスト、なんとか主人公カップルは村から逃げ出すのに成功するが、警察に通報すると、実は二人がいた村は100年前に戦争で全滅していたことがわかる。最後にまた冒頭の明るい音楽が流れる。 平凡なホラーなら怖がらせようとするあまり陰惨な音楽をかけて、ラストでは殺人鬼が復活して「恐怖は続く」的な占めにするだろう。しかしこの映画は奇妙な明るさと、起承転結のはっきりしたストーリーで、残酷なおとぎ話にも似た独自の世界を築いている。ちょっと『注文の多い料理店』を思い出した。 欠点もたくさんあるけど、単なるクズ映画扱いはちょっと可哀そう。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 11:02:30) (良:1票) |