2.《ネタバレ》 "Remember Pearl Harbor"、"Remamber Maine"、"Remember Alamo"と並べられる一つのこのネタは米国では忠臣蔵みたいなもので確実に当たるし、地元の協力も得やすいから大作として作り易いみたいです。でも映画館は閑散としていました。フェス・パーカーの「鹿皮服の男」、ジョン・ウェインの「アラモ」とこの映画を観たのですが、ディビー・クロケットのWebや百科事典とかで調べた人物像はこの映画が一番近いみたいで、開拓民から軍の斥候になった関係でジャクソン将軍(後に大統領)の引きで政界入りし議員にもなって、本人は一時は大統領候補にもと思ったこともあるみたいです。当時の大統領とかはその程度のものだったでしょう。それなのに政治家としては挫折して死に場所としてここを選んだみたいで、おかげで米国の歴史に不滅の名前を残すことになっています。アラモは行ったことはないけれど、城壁には実際に日数が刻んであるのでしょうか?この映画は篭城を通じてのトラヴィス大佐の人間的成長も描いており、クロケットもボゥイもそれを引き立てる役割を積極的に買って出ているところが好感を持てます。米国では軍隊において役割に応じて一時的に上位の階級を与えることは通例で行われていますから、実際の階級はどうだったのでしょうか?映画中で音楽が結構重要な役割を果たしていますが定番の「皆殺しの歌」は出てきません。最後の勝利まで描いたこの映画よりも余韻を残す意味では先の二作品のほうが日本人の感覚にはマッチすると思いました。