1.これは久々にじっくり見せる映画。19世紀の男女詩人の不倫とその事実を調査する現代の男女の学者の話が並行して描かれる。ことに19世紀の詩人たちの話がいい。
俳優も雰囲気ピッタリでうっとりさせる(19世紀の英国紳士の服装のダンディな事!)現代のコンビではG・バルトローは全てに薄味で魅力に乏しい人だがこの映画の雰囲気
にははまっていた。もう一方のA・エッカートは学者と言うにはちょっと体育会系だが
悪くなかった。英国の田園風景が本当に美しく、音楽も非常に格調高い。ラストのエピソードも感動的で後味良く映画を締めくくる。
邦題はこれでは意味不明、もっと他に付けようが有ったと思う。
全体として最近のドタバタしたラブコメ等とは較べるべくもない本格的な恋愛映画だ。