ミッドナイト・ランのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ミッドナイト・ラン

[ミッドナイトラン]
Midnight Run
1988年上映時間:126分
平均点:8.18 / 10(Review 318人) (点数分布表示)
公開開始日(1988-12-03)
アクションドラマコメディアドベンチャー犯罪ものロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督マーティン・ブレスト
演出左近允洋(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストロバート・デ・ニーロ(男優)ジャック・ウォルシュ
チャールズ・グローディン(男優)ジョナサン・マデューカス
ジョン・アシュトン(男優)マーヴィン・ドーフラー
ヤフェット・コットー(男優)アロンゾ・モーズリー
デニス・ファリナ(男優)ジミー・セラノ
ジョー・パントリアーノ(男優)エディ・モスコーネ
リチャード・フォロンジー(男優)トニー・ダーボ
ロバート・ミランダ(男優)ジョーイ
ジャック・キーホー(男優)ジェリー・ガイスラー
フィリップ・ベイカー・ホール(男優)シドニー
ロイス・スミス(女優)ネルソン夫人
トレイシー・ウォルター(男優)ディナー・カウンターの男
マーティン・ブレスト(男優)空港のチケット係(ノンクレジット)
樋浦勉ジャック・ウォルシュ(日本語吹き替え版【VHS】)
玄田哲章ジョナサン・マデューカス(日本語吹き替え版【VHS】)
村松康雄マーヴィン・ドーフラー(日本語吹き替え版【VHS】)
渡部猛アロンゾ・モーズリー / トニー・ダーボ(日本語吹き替え版【VHS】/【テレビ朝日】)
大宮悌二ジミー・セラノ(日本語吹き替え版【VHS】)
納谷六朗エディ・モスコーネ(日本語吹き替え版【VHS】)
筈見純トニー・ダーボ(日本語吹き替え版【VHS】)
伊井篤史ジョーイ(日本語吹き替え版【VHS】)
塚田正昭ジェリー・ガイスラー(日本語吹き替え版【VHS】)
滝沢ロコゲイル(日本語吹き替え版【VHS】)
辻村真人シドニー(日本語吹き替え版【VHS】)
島香裕レッドウッド(日本語吹き替え版【VHS】)
池田勝ジャック・ウォルシュ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
羽佐間道夫ジョナサン・マデューカス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生マーヴィン・ドーフラー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
柴田秀勝ジミー・セラノ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
郷里大輔アロンゾ・モーズリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
安原義人エディ・モスコーネ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宝亀克寿トニー・ダーボ(日本語吹き替え版追加録音【ムービープラス】)
広瀬正志ジョーイ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千田光男ジェリー・ガイスラー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
弥永和子ゲイル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木るんデニース(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
麦人レッドウッド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
安達忍ウェイトレス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
二又一成ペリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田和宏フィル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩屋浩三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高宮俊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
こおろぎさとみ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョージ・ギャロ
音楽ダニー・エルフマン
編曲スティーヴ・バーテック
撮影ドナルド・E・ソーリン
ロブ・ハーン(カメラ・オペレーター)
製作マーティン・ブレスト
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮ウィリアム・S・ギルモア
配給UIP
美術アンジェロ・P・グレアム(プロダクション・デザイン)
ジェームズ・J・ムラカミ
ジョージ・R・ネルソン(セット装飾)
ダン・ペリ〔タイトル〕(タイトル・デザイン)
衣装グロリア・グレシャム
編集クリス・レベンゾン
ビリー・ウェバー
マイケル・トロニック
字幕翻訳岡枝慎二
日本語翻訳額田やえ子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
スタントスピロ・ラザトス
トーマス・ロサレス・Jr
あらすじ
賞金稼ぎのジャックは、保釈中に逃亡したギャングの会計士デュークを捕らえる。あとは護送するだけだ。だがデュークは組織の金を慈善団体に寄付してしまい、さらに組織の裏帳簿を握っているため命を狙われていた。そしてその組織のボスはかつてジャックを警官辞職に追い込んだ張本人だった。期限内に護送しようと焦るジャック。隙を見ては逃亡しようとするデューク。デュークの命を狙うギャング。ボスを起訴するためデュークを確保したいFBI。賞金の横取りを企む同業者。やがて二人の間には奇妙な友情が芽生え始める。
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90.《ネタバレ》 興味ありませんでしたが録画されていたので見てみたらコレが非常に面白かった!デニーロ(ウォルシュ)の自然な演技がとても良かった。脚本もとてもよく練られていて、序盤から複雑なバウンティ・ハンターの話を観客にシンプルに伝える流れも上手いし、ヤフェット・コットー扮するFBI捜査官も良い雰囲気。サングラスや身分証のネタも非常に面白いものでした。  この映画でデニーロを食ってしまったのが”公爵(デューク)”と呼ばれるマデューカス(チャールズ・グローディン)です。マフィアの金を横領した会計士と聞かされたらどんなペテン師がくるのかと思いますが、まさかの彼。穏やかで非常にいい人なのが笑えました。結局最後までマイペースで終始イイ人・終始育ちが良さそうな香りが漂っていてさすがの演技力でした。 「ウォルシュ&デューク」ペアはいちいち運が良く難を逃れつつも、その彼らに振り回される周りの図式が定番ながら面白いです。元嫁や娘との再会もちょっとシリアスで素敵だったし、ダイナーでの一芝居も面白い。とにかく全体の流れの中での緩急のつけ方が上手くて長さや複雑さを感じさせません。(個人的には貨物列車のコンテナの中での語らいが最高だった。きっと彼らはあの時点で真の友人になったと思います)  終盤になるとさすがにマフィア組、バウンティ・ハンター組、FBI組、ウォルシュ&デューク組と話が立て込んできますが、元刑事ウォルシュが絶妙な塩梅での判断・決断をしますので見ていて気持ちが良い。ラストの別れや1000ドル札のネタも面白く、あまり文句の出ない作品だったと思います。
アラジン2014さん [地上波(字幕)] 8点(2024-07-30 16:16:03)
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89.《ネタバレ》 超久しぶりに再見。その昔見たときはちょうど「アンタッチャブル」の直後で、あの暗黒街のドンと本作の小市民的な役どころのギャップに心底驚いたものです。 で、本作はとにかく全編にわたって爽やか。なぜなら、主役はあくまでもカネだから。登場人物の多くは、ひとえにカネ儲けのためだけに命懸けで追いかけっこや騙し合いを繰り広げているわけで、そこには恨みとか嫉妬とか、あるいは愛情とか友情とか面倒くさいものはほぼ存在しません。その割り切り方が心地よさの源泉ではないかと。 極めつけはラストの「1000ドル札」。苦労の末に念願の〝大金〟を得たわけですが、タクシーどころか、おそらくどこでも使えないでしょう。寂寥感のあるいいシーンでしたが、なんとも皮肉が効いています。やはり最後に存在感を示したのは主役でした。
眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-22 02:58:52)
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88.《ネタバレ》 面白かった。  特に前半の進行のテンポがよく、随所のセリフもクスッと来るところが多い。  登場人物は、ジャックとデュークの掛け合いの面白さはもちろんのこと、 追い回す側にもいい意味で「小物感」があって、魅力的。  前半が良すぎた分、後半ほんの少し間延びしたような印象もなくはないが、 スカッと気軽に楽しめる傑作と言える。  ロバート・デ・ニーロは実にいい味を出す役者だ。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-27 10:01:46)
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87.《ネタバレ》 音楽がコミカルかつ軽快で良かった。ドンパチやるが誰も死なない。 金を追い求めるよりも、自分の信条に従い、結果としては良い形にまとまる。 千ドル札なんてものに、お目にかかったことはないなぁ。。。
チェブ大王さん [地上波(字幕)] 8点(2019-08-06 15:10:59)
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86.素直に面白い、と言える。 導入部分はイマイチな感じだったが、最後まで観てよかったと思える映画。ちょっとドタバタなところはあるが、それも悪くはない。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-23 23:04:50)
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85.デニーロ映画でも5本指に入るかと思われる名作。 コミカルなタッチで横断旅行を楽しめるし飽きさせない。 ちょろい仕事ほど難しいものは無い!なんかそんなメッセージが込められているような気がした。 特にラストシーンが感動的で最高。一晩を走り抜け疲労困憊な二人に何とも言えない男の友情が滲み出ていた。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-10 23:17:54)
84.《ネタバレ》 めっちゃ面白かったんだけど、細かいストーリーとかほとんど覚えてないんだよね笑。最後に残る心地よさだけは忘れないけどね。
なすさん [DVD(字幕)] 8点(2018-06-04 01:52:22)
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83.この映画は、だれが書いてもわりと同じような感想になるタイプの映画でレビューが難しい…という事でちょっと違った事を書いてみます。  この映画の役者のキモと言えば、デニーロの相方を務める会計士のデューク役を演じたチャールズ・グローディンでしょう。 ものすごくはまり役に感じるこの役ですが、そもそもこの役、最初はブルースウイリスがやる予定だったのです。 しかし、B・ウイリスが「ダイハード」を選んだためこの映画を降板。 結果としてチャールズ・グローディンが演じる事になったのですが、B・ウイリスだったらだいぶ映画の雰囲気も評価も変わっていたかもしれませんね。  さてチャールズ・グローディン、あまり日本での知名度は高くありませんが「デーヴ」「ウーマンインレッド」「愛が微笑む時」「ベートーベン」それに「天国から来たチャンピオン」等、「観終わった後にほっこりする映画」にばかり出演しています。 まさに「ほっこり俳優」「ハートウォーミング俳優」と呼んでも過言ではないでしょう。(個人の感想です) たとえば「天国から来たチャンピオン」では大富豪の妻と不倫し大富豪を殺そうとする少し抜けた秘書を演じてるわけですが、あの役など個人的に大好きです。  ちなみにこの映画も天国から来たチャンピオンも、地上波ではテレビ朝日の日曜洋画劇場で放送されているのですが、そのときの声優はともに羽佐間道夫。 特にミッドナイトランのテレビ朝日版吹替え版は(wikipediaによると)「吹替え映画史上最高傑作」と言われることもあるそうなのですが、いかんせん現在ではそれを観る方法がありません。 そこまで絶賛される吹替えならぜひ一度観てみたいものですが、果たして死ぬまでにその機会があるでしょうか…
あばれて万歳さん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-17 01:14:14)
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82.《ネタバレ》 とても痛快で楽しく観れる映画です。でも、最後にデュークは逃走資金30万ドルをウォルシュに渡して 自分がギャングから、この後どのように逃げるのだろう。 まさか、ボスが捕まったら追ってこないなんて、考えられないよね。 僕には入らなくなったと言って渡したような記憶があるが、なぜ、この後どうするの、半分でいいじゃん・・・ と心配になりました。どこかに、別の隠し逃走資金をもっているのかな
cogitoさん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-13 14:15:15)
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81.《ネタバレ》 いやー非常に面白い。ロードムービーといっても、「スケアクロウ」や「レインマン」、「パーフェクトワールド」等とは全然違い、エンターテインメント性がかなり強いですね。渋みや哀愁、郷愁などはほぼ皆無で、どちらかといえば「天使にラブソングを」の屋外版といったほうがしっくりきます。小気味良い会話、シリアスな場面なのに軽快なBGM、そして何より、おっちゃんなのに愛らしいそれぞれのキャラクターが私にはストライクでした。  賞金稼ぎの主人公とそのターゲット、マフィア御一行、FBIの皆様、同業の賞金稼ぎ、それと金貸し屋。この5グループが互いに関連しあいながらドタバタと絡み合い展開されるストーリー。常に目が離せない展開。ちょっとした笑いや決め台詞もきっちり決めて、また見たいなあと思わせるような素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 8点(2015-03-05 23:28:49)(良:1票)
80.笑ってそんでもってほろっと泣ける王道の映画だと思います。
ポン太氏さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-03 18:00:56)
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79.バランスがよく、全てに上質な映画だと思う。変に気張りせず、軽く観られたのに、ああ、面白い映画だった。と思えてるのが不思議。 何度か観てしまいそう。
minさん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-18 00:55:13)
78.《ネタバレ》 アクションものながら殺伐としたものがなく、逆にコミカルで非常におもしろい。護送する側とされる側がだましたりだまされたりするのが実に良い。そして横領した悪い奴と思っていたのが良い奴だったりして・・・。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-10 19:57:44)
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77.《ネタバレ》  同じセリフが少しずつ意味を変えながら何度も登場したり、絶体絶命の窮地を救った策が雑談中に出た話題だったりと、脚本のうまさを感じました。が、それよりも何よりもこの映画のいいところは「空気」なんじゃないかなと思います。登場人物みんながどこか抜けていて、カッコよかったり抜け目なかったり目つきだけで人殺せそうだったりする人が出てこない。人死にも出なかったし(ヘリの墜落なんて知らん)。終始肩の力を抜いて楽な気分で観られました。金に困ってるのに娘の貯金は受け取ろうとしなかったジャックとか、飛行機に乗れないとか嘘ついて出し抜こうとするジョナサンなど、主役二人のキャラクターも人間味があってよかった。  そしてあの終盤のやり取り。念願叶って大金を手に入れたジャックが振り返るとそこには…ってシーン、思わずニヤリと笑ってしまうような、なのに少しさびしいような。あのシーンのおかげで観終わった後凄くさわやかな気分になりました。終わり方のいい映画は観てよかったって思います。 <<追記>>  この映画をサスペンスのコーナーに置いて「フラバー」を動物ドラマのコーナーに置く近所のレンタル屋は頭おかしい。
池田屋DIYさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-13 19:13:07)(良:1票)
76.登場人物、脚本、展開、結末に平板さが否めないにもかかわらず、作品全体からじんわりと滲み出る可笑しさ、爽やかさ、切なさに包まれ、心地良い余韻を味わえる不思議且つ大好きな作品です。複雑怪異な役ではなくとも存在感際立つデ・ニーロに名優ぶりを再認識させられます。
The Grey Heronさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-10 02:57:11)
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75.雰囲気がまさに、子供のころに思い描いていたアメリカ映画って感じだった。 良い映画です。
のははすひさん [DVD(吹替)] 8点(2010-03-08 16:09:09)
74.「ベートーベン」の優しいパパぶりや「愛が微笑む時」の感動をくれた、チャールズ・グローディンがロバート・デ・ニーロとどんな演技を絡めるのか楽しみで観ました。やはりこの作品のチャールズはいい味出してますね! 旅客機と、その後の小型機のシーン大好きです! 情けなくて笑えてとくにカッコいいわけでもないのに、なんか「あんな雰囲気のおっさんになりたいなぁ」って思っちゃいます。ラストも気持ちいいです。
だみおさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-16 00:40:43)
73.《ネタバレ》 むかしのジェットコースターに乗っている感じの映画でした。あざとい演出がないのが、よかったです。なお、ワタシは会計士デュークは、ウォルシュに渡したより、もっとお金をちゃっかり隠し持っていると思っている派です。なんだ、その”派”って。
なたねさん [DVD(吹替)] 8点(2009-12-15 23:37:13)
72.《ネタバレ》 2人の間に絆のようなものが芽生えてからはラストは簡単に予想できます。そしてその予想通りに落ち着くのですがそれはそれでヨシとしましょう。ハラハラもドキドキもない逃亡劇ですが私はとても好きな映画です。
東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-14 19:23:21)
71.《ネタバレ》 マフィアの裏帳簿が許せず、お金を騙し取って慈善団体に寄付してしまう会計士デューク。犯行発覚後にマフィアのボスに手紙まで出す。このすっとぼけた犯罪からして人を食っています。彼を追う二人の賞金稼ぎとマフィアとFBIの四つ巴の怒涛の展開。その過程を楽しむ映画です。それにしても飛行機恐怖症で乗車拒否されるなんておかしいですね。鉄道は大好きだからつい笑顔に。護送中なのに質問攻めにする。登場人物の中で最も変っているのはデュークです。キーマンです。ジャックは元刑事で正義感はありますが、賞金が目的なだけ。もう一人の賞金稼ぎマービンは脇役なのに出すぎ。同じような展開が続くと飽きます。デュークが小型飛行機に乗る場面は不要でしょう。飛び立つわけではなし、意味がないです。本当に飛行機恐怖症だったとしたほうがおかしみが残ります。同じ理由で、デュークがFBIに扮して店からお金を騙し取るところも不要。やるならもっと彼らしい、生真面目な方法にすべきです。FBI捜査官もマフィアも保証金会社の二人もキャラが立っていて、楽しませてくれます。基本的に相手を出し抜こうとあくせくするのですが、反対に出し抜かれてしまうのですね。そのおかしみの繰り返しです。ほろりとさせる場面もあります。ジャックが別れた妻の家に行く場面。9年ぶりの再会というのに、お金を借りに行くのです。娘がやさしい子に成長していて、貯めたお金を使ってくれという。それだけは受け取れないと断るジャックの父情。彼は妻に未練があり、彼女から贈られた腕時計を大切にしていたのですが、旅の最後でこれをデュークに贈ります。未練を断ち切ったのです。これは娘の成長を見届けることができたから。又彼が警察を辞めた経緯にデュークが騙したマフィアのボスが関わっていて、それがデュークとの絆ができる一因となります。よく練られた脚本と思います。ラストで、ジャックは賞金をあきらめデュークを逃がします。友情のためですが、同時に賞金稼ぎから足を洗う決心をしたのです。ここで終わりであれば最高でした。デュークが隠し持っていたお金を渡すのは蛇足です。ジャックにとってお金は不要のはず。お金を稼ぐことばかりに腐心していた自分に気づき、精神的に成長したのですから。無一文であるからこそ、「歩いて帰るか」の台詞が効いてきます。無一文でも心の中は晴れやかです。来世でも観たい映画です。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-19 07:12:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 318人
平均点数 8.18点
000.00%
100.00%
230.94%
300.00%
410.31%
5123.77%
6268.18%
74915.41%
89028.30%
95818.24%
107924.84%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.31点 Review19人
2 ストーリー評価 8.40点 Review35人
3 鑑賞後の後味 8.65点 Review38人
4 音楽評価 7.64点 Review28人
5 感泣評価 7.00点 Review20人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

1988年 46回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ロバート・デ・ニーロ候補(ノミネート) 

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