60.《ネタバレ》 映画の、全体的なイメージがとてもいいです。お月さまに座ってるポスターとか、「PAPER MOON」ていうタイトルもそうだけど、そのタイトルロゴとか、レトロな音楽とか、、その全てを含めて、映画という枠組みを越えたおしゃれ絵のカタログのようです。テイタム・オニールのフォトジェニックな存在感があって、カタログは完成。まさに永久保存版、と言えるでしょう。 でも始まってみれば、彼女のその愛らしいルックスに大人びた冷めた目線、そのギャップにちょっと面食らう。思えば、ギリギリですよね。これがあと2~3歳ほど年長だったら、ただのクソ生意気なガキですから、ホントに奇跡的なタイミングで映画として記録に残したと思う。 ストーリーは全体的に大人はバカでカモで異性に目がない、子供 (彼女) は冷静でクールに描かれてる感じでした。 途中、モーゼは痛い目に合ったりもしますが、そこは聖書をエサにした詐欺師ですから。ハッピーエンドで終わるために、罪の清算には「罪の償い」が必要なんです。 全編を通して、カメラは車中の二人を主に正面から捕らえていますが、一転してラストは後ろから。 目の前に広がる、どこまでも真っ直ぐに続く長い長い一本道・・・。 車はポンコツで、チームワークも悪そうですが、、まぁこの二人なら何とかなるでしょう!! 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-05 00:20:20) |
《改行表示》59.このロードムービーで、ともに旅をするのがオッサンと少女。とくると、なんだかイカガワシイ感じもするのだけど、なにせ演じているのが実の父娘だもんだから、とやかく言う筋合いのもんでもない訳で。でもまあ、何となく不思議な空間。その後とかく問題の多かったお二人だから、さらに妙な感じもしてくるけれど、それはさすがにこの映画とは関係ない話。なのかな。 テイタム・オニールが最年少オスカー受賞、という点でも注目される本作ですが、さてそんなに彼女の演技が際立ってスバラシイのかというとよくわからなくって、ただ、この映画のこの雰囲気に、見事にマッチしてる、ってコトは言えるでしょう。映画に恵まれた、ってのは、あると思います。彼女のしかめっ面は、横でライアン氏がセッカチでコミカルな演技をしていることで、何やら貫録を感じさせるし、本作でしばしば用いられるパンフォーカスの画面、その奥行きを背景に、これまた彼女の顔が妙な迫力を持ってたりする。一体、何でしょうね、この存在感は。 このお二人さん、かなり困ったヒトたちなんですけれども、憎めない。ってのはウソで、ちょっと憎たらしいんだけど、何だか危うくて、だから目を離せない。不器用でいて、実は何だかチャッカリもしていて、とにかく自然体でいい味出してます。自然体なのに、この貫録・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-03-15 22:31:31) |
58.《ネタバレ》 2016.11/04 鑑賞。親を亡くした少女と詐欺師の男が織り成すロードムービー。おしゃまで機転の利く頭の良い少女に振り回されるさまが大変面白い。白黒画面とテイタム・オニールの演技には恐れ入る。また聖書セールの詐欺とは神をも恐れぬ不謹慎さも底に流れる優しい心根も素晴らしい。脚本の持つ素晴らしさだ。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-02-02 19:04:14) |
《改行表示》57.概して子どもが活躍する映画というと、やたらと超人的だったり、マセガキだったり、そして最後は無理やり感動系に持ち込もうとするのがパターンです。しかし、さすがに〝老舗〟の本作は違いました。全編にわたって冷静で仏頂面、そしてカネにこだわっている(またはカネを言い訳にしている)のがリアルです。 それに何より、2人の危なっかしさがいい。特にラスト、どう考えても持続可能性が低く、さらに大きな落とし穴が待っていそうなのに、その道を選んでしまう2人の悲哀と滑稽さがたまりません。ハッピーエンドを装いながら、見る者に一抹の不安を与えて終わるという、なかなか奇特な作品でした。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-23 13:57:56) |
56.皆さん言うように、テータムオニールが素晴らしく魅力的。家族で楽しめる映画ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-08-18 17:06:35) |
55.《ネタバレ》 別にストーリーに捻りがあるわけでもなく感動しまくるわけでもないのになにか後味非常にいい映画。悲しいラストを一瞬考えさせましたがハッピーエンドで非常に満足。本当の親子を使ったのはいい感じですね。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-26 21:54:33) |
《改行表示》54.1930年代という舞台設定にモノクロ映像の視覚効果は抜群だったが、 やはり少女役のテータム・オニールの演技が一番の見所。 ムスッとした顔つきで大人顔負けのセリフがポンポンと飛び出て来るシーンは 観ていてついニヤッとしてしまう。完全に主役のライアン・オニールを喰っていた。 お話が進むにつれ、さすがに序盤の面白さはパワーダウンしていくものの、 ちょっと飽き始めたなぁと思った頃に、ラストを迎える短さがまたいい。 非常にうまくまとまっていると感心した。製作者のセンスの良さがキラリと光る良作。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 19:23:29) (良:1票) |
《改行表示》53.この二人の物語をずっと観ていたい気分になりました。 テイタムちゃんマジ天使! 【eureka】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-15 21:20:47) |
《改行表示》52.《ネタバレ》 女優(というか人間自体)には一生のうちで一番輝いてる時期があるものなんですが、それがあまりに早い時期なのは、やはり本人にとってもファンにとっても不幸なことだと思います。(もちろん、一度も輝いた時期を持たずに消えていく女優も大勢いるわけですが) ティータム・オニールが完璧です。「子役の頃は可愛かったのにね、よかったのにね」なんてありきたりな言葉では納得できない残念さ、無念さが残ります。 原作手元に原書しかないんですが、ほんとに久々にチャレンジしてみたい気持ちが起こりました。 頑張れベアーズとこの作品をこれからの一生で何度も見返していきたい。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-03 21:18:50) (良:1票) |
51.ハートウォーミングな話なんですけど、ベタベタ・メソメソしたところがないのがいいです。2人の距離がだんだんと縮まっていったあげく、最後はああいう風になるのもいい。それもこれも、頭の回転が速くてこましゃくれたアディを演じきった、テイタム・オニールがいればこそ。彼女にとっても一期一会の作品であり、ベストの芝居になったようですね。それがよかったのか悪かったのか。なんにせよ、笑えてホロリとさせられ、最後にはニヤリとさせられる、おしゃれでステキな映画です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-07 19:21:34) (良:1票) |
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50.《ネタバレ》 古典的であるということを意識的につくられた感じがして、ストーリーもすごく予想できるし、よくあるっちゃあるって手法なのだけど、子役が素晴らしいという点がすべてをぶち破ってしまったという感じの映画。「ペーパームーン」というタイトルだけで僕はもうぐっとくる感じになってしまうのだけど、それは、あの写真があまりにもせつなかったからで、そしてそれは、僕が子役の女の子に感情移入しまくってしまったということであり、それはもう完全に僕の負けです。最後も「200ドル返してもらってないわよ」って言うんじゃないかなーと思っていて、予想通りやっぱり言うんだけど、それはそれでばんざーいみたいな。オチがわかっていても笑える古典落語のレベル。やっぱり、ものすごくよくできた古典のような映画だったのです。それはこの映画が今後人類がどれだけ進化しようともおそらく価値が共有できるレベルのものだということだとおもいます。 【コダマ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 00:11:02) |
《改行表示》49.同監督の『ラスト・ショー』に比べると随分軽くコメディー・タッチに描かれて何も考えずに気楽に楽しく見れて良かったです。気をつけないと、こういった映画ばかり見てると真面目に暮らすのがバカらしくなりそうです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-12 22:27:18) |
48.とても楽しめる映画なのであるが、なんとなく、こういう映画は、もう少し「マイナー」的な要素がほしいような気がする。たとえば、トリクシーとの絡みをもう少し深めると、ストレンジャーザンパラダイスみたいなテイストになったりしないかな。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 09:24:49) |
【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 18:23:22) |
46.《ネタバレ》 既に語りつくされていますがやはりテイタム・オニールが見事でした。全編通して実の父であるライアンとのシーンが大部分を占めるのですが、テイタムのこの名演技は父ライアンの貢献度が非常に大きかったと思います。まだ小さな女の子にとって共演相手がパパという安心感。口喧嘩のシーンも多いですが、だからこそ遠慮なく思い切って仲良くケンカもできる。テイタムがオスカーを受賞しましたが、本作の陰のMVPはライアンなのではないでしょうか。で、お話の方はモーゼとアディが本当に親子なのか最後まで明らかにはされませんが、ラストシーンで追いかけて来たアディを結局は受け入れたモーゼ。このラストで「紙の月でも信じていれば本物のお月様」「作り物でも信じてくれたら本物になる」というオープニングの歌を思い出したと同時にこの作品には「ペーパー・ムーン」というタイトルが一番似合ってるな、と納得させられたのでした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-09 20:27:32) |
45.《ネタバレ》 全体の構成は主人公モーゼの人生と同じく行き当たりばったりなものだけど、主役二人の絶妙な掛け合いで最後まで自分を引っ張ってくれました。最後の最後まで父親である事を認めないモーゼ。そんなろくでなし男でも娘(かもしれない)への愛情が生まれて、黙っている事で彼なりの愛情表現をしているんだろうなぁ~と、そんな事を考えながら爽快なラストを幸せな気分で見ていた自分でした。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 18:38:22) |
44.《ネタバレ》 こんなに魅せる子役がいたのか…。とにかく俳優陣が全て適役で神がかってます。そして、ラストは涙を流しながら駆け寄り抱き合うというベタなものではなくて、いいかげんにしろ!じゃあ200ドル返せ!という、最初のレストランでのやり取りと同じで、しかも走り出す車を追いかけて飛び乗るというのは圧巻。拍手。 |
43.とても良い映画。この時代らしく、穏やかながらも軽妙なストーリーで飽きは来ない。主人公もガキもただの悪党なんだが、感情移入してしまう。また観たい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-21 18:26:12) |
42.《ネタバレ》 良い意味で期待を裏切ってくれた作品。制作年を考えると、ニューシネマの頃なので、ラストでモーゼは殺されるものだと思った。ところが、あのオチ。泣きはしなかったがバックミラーに映るアディの走る姿はせこい。「私の200ドル返して」の言葉に二人は笑顔もなく車に乗り込む。こちらは微笑ましく思ったが、これが良かった!そして、語る必要もないが、テイタム・オニールのお転婆振りが最高。また観てみたい作品。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-31 23:19:16) |
41.テイタム・オニールが素晴らしいの一言です。シンプルなだけに何年経っても楽しめるとても心温まる作品。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-25 23:42:34) |