《改行表示》25.働く者の汗が美しい。共に懸命に働き生きることで生まれる何かは言葉では説明できない。そこに感動を覚える。 高倉健はいつものキャラだけど、今まで見た中で最高にカッコよかった。 「幸福の黄色いハンカチ」が少しチラついてしまったのが少し残念だった。ただそれでも間違いのない傑作だと思う。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-17 17:53:25) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 まさに、山田洋次ファミリー総出演というような映画であると同時に、健さん映画の中の傑作の一つといっていい作品だ。古くさいストーリーはさておき、コメディ要素とシリアス要素のバランスが素晴らしく、飽きさせない。 この辺は男はつらいよと通じる山田ワールド炸裂という感じだ。そして最後のシーンがまた泣かせる。いかにもな山田映画なんだが、このわざとらしい、分かりきっている展開が逆にいい。亡くなるまで知らない映画だったのだが、この映画は健さんを語る上では外せない映画である。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-01-16 18:29:17) |
23.非常に良い映画だと思います。倍賞さんのすばらしい演じる姿。吉岡さんの子役もすばらしい。健さんは、そのもので良いって感じです。ハナ肇さんのベタさも途中からご愛嬌として観れました。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-27 17:52:17) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 背景の多くを語らない出さない、あくまでスローテンポで観せる、山田監督のどろくさくもいい映画ではないでしょうか。 最後の黄色いハンカチのくだりは、前の映画ことを・・・あれ、有名な話なのかな?調べてみよう。 【min】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-12-08 19:57:33) |
21.ストーリーとしては割とあるパターンですが、人物描写・心理描写のきめ細かさで見ごたえのある作品になっていました。登場する人はみな、人としてあるべき姿(ありたい姿)を体現した、人としての理想像ですね。人と人との心のふれあいを描いた人情劇として、高レベルでした。耕作の兄や民子の従兄弟など、ちょっとだけ登場する脇役にも味があります。こうなると『故郷』もぜひ見たいですね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-17 08:06:58) |
20.道東っていう設定がどはまり。ラストはまさかの展開で涙。主役から脇役まで皆味がありました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-29 18:12:28) |
《改行表示》19.しかしその、なんですかね、この仰々しいタイトルって どげんかならんかったのでしょうか まるで生死をかけて山にでも登る山男のお話かのような、そうでもないような、、 絶対マイナスでしょうに、 だって幸福の黄色いハンカチってそのタイトルのキャッチーさのせいもあってか何度だって見たい気になれるし、実際見てますが、正直コレ、身構えてしまってましたもんね タイトルがあまりにもゴツ過ぎて。 でもさ、そんなことは単なる難癖にしかすぎないのであります。 健さん いつものごとく心に闇を持ってるお人なんだが やはり憎めないお人だ シブかった。 倍賞さん 頑張るシングルマザーの姿が良かった 汗が似合ってた。 吉岡君は 寅さん、北の国から前の貴重な映像でしたね 目が開いてるのか 開いてないのか分からないんだけども、まあさ、かわいらしかった。 最後に黄色いハンカチ。 憎い演出ですね 取って置きの必殺技だった。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-06-21 19:35:22) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 山田洋次の陰影のあるメロドラマとして異色。でも心理の細やかさが間違いなく山田さんのもの。たとえばハナ肇に襲われかけたシーン、「どうして助けてくれなかったの?」「…親しい方かと思ったもので」なんてあたりで、「外部の人」として振舞わなければならない高倉健の位置を確認している。それが「もう他人と思ってないわ」に至るまでの細かい揺れが、メロドラマの醍醐味でしょう。最後の晩に健さんがドアを叩き、開けた倍賞のやっと時が来たという表情、ところが女心の分からぬ健さんに「牛の様子がおかしいんです」と言われて若干の自嘲と諦めを浮かべ、そして酪農家の顔になって作業着に着替えるあたり、ここらへん味わいの頂点です。男にとっての逃げ場所が、女が根付こうとしている場所だった、そのズレが最後まで重ならなかったというメロドラマ。二人とも二年前に連れあいを亡くしているという共通点も遠くから響いている。ハナ肇の使い方がすごく丁寧。まず「悪役」として登場させ、しかしそれだけでは退場させず、かつての馬鹿シリーズを思わせる「気のいい男」になり、そしてラストでは「取り持ち」として現われるなど、おいしい役どころだった。メロドラマとしての希望を描いたラストで、酪農業のほうは廃屋になっており、現実の厳しさを一つ打ち込んでいる。女手一つでは難しいと言う以前に、もう日本の小規模酪農業自体が困難になっていた。健さんはかつても「時代遅れ」の任侠一家をしばしば背負っていたが、ここでも時代遅れの滅んでいく側に加担したわけだ。一人で酪農を続けていた倍賞は、仁侠映画に出てくるイイモンの一家の老親分をほうふつとさせる。時代に乗っていたのは、たとえば健さんの妻を死に追い込んだ金貸し。裁判で出たその名前は「松野八郎」。当時はすぐにロッキード事件がらみの松野頼三、海部八郎の名前を思い浮かべられたものだった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-04-08 10:04:37) |
17.《ネタバレ》 親が死んでも流さなかった涙を、民子が自分の出所を待っていることを聞いたために流したという事実は、男のポーカーフェイスの裏の激情の嵐を容易に想像させる。ハードボイルドな作風だが、民子の芯の強さやハナ肇のおどけたキャラクター、たけしの爛漫な性格は固ゆで卵の高倉健に彩りを添えている。一時代前の傑作。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-22 21:12:07) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 まあ...いろいろありまして、ついに本当のことを明かす時がやってきた。その内容はショッキングだったに違いない。それでも民子の思いは変わらず、最後の夜、ついに「行かないで、私寂しい」と思いをぶつけるのだった。これは切ないと同時にとても嬉しかった。二人の関係に少しでも希望を持てたからだ。幻滅したり、あるいは思いを殺したまま別れてしまうのはつらすぎる。判決が出た後、移送中の列車の中でその希望は確信に変わり映画は終わる・・・。う~ん、いい話だ この余韻は最上級。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-22 19:00:29) |
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《改行表示》15.見てたら子供が欲しくなりました。 アイアイなんて最高です! ラストの大根芝居でグッと来ました。 字幕は不要だった気がします。 【はに丸】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-17 18:06:40) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 高倉健の「奥さん~」で始まるしぶ~い語りかけ。 「奥さん、体触ってもいいですか」。 おっと、こんなセリフはなかったね。 ところで、武田鉄矢のパートは要らん! さて、本題。 これはまさしく男女それぞれの性というものを実に雄弁に語っている。 高倉健が雨しきる夜、いきなり倍賞千恵子のもとに現れる。 最初、倍賞千恵子は高倉健をあやしみ、距離を置く。 しかし、高倉健の人間性、男らしさに触れるにつれ、次第に心を開き、ついには恋心が生まれる。 しかし、そこで高倉健は去ろうとする。 男は女に近づき、そして去る。 それを必死に食い止めようとする女。 女という生き物はなんて不思議な生き物なんだろう。 あれだけ最初は煙たがっていたのに、男が意を決して去ろうとしても、そこに食らいつく。 男はちょっとした気で近づいても、女はそれに一度取り込まれると、もう離れたくなくなる。 男の気まぐれ、女の一途な想い。 そして、一度好きになった男が殺人犯と分かっても、好きな気持ちは変わらないという、女の心の強さ。 男女がそれぞれに持つ性質を、実に分かりやすく描いていて見事だ。 最後の電車の中のシーンが、最後の最大の見せ場だが、ここは少々強引さが感じられる。 しかし、そこは山田洋次マジック! 強引だなぁ、と思わされるも、まんまと高倉健の熱い男の涙にやられてしまった。 親が無惨に死んでもこらえたその涙。 その涙も、倍賞千恵子の「待っている」の一言で、あっさり頬を伝う。 ケレンミのあるラストシーンだが、実に力強く感動に導かれた。 山田洋次監督作品としては、『男はつらいよ』シリーズを別格とすれば、本作が最高傑作かもしれない。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-02 22:54:14) |
13.いい映画でした!多分、再見です。(遠い昔、母と映画館で観たような気がします。) 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-24 23:02:23) |
12.《ネタバレ》 様々な慈愛に満ちた良い映画です。 こういう芯のしっかりした映画って、邦画ではここ数年見かけないですよね。 大丈夫なんだろうか? 邦画?? (ちなみに小生は「おくりびと」未見です) 【たくわん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-01-27 19:02:29) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 健さんはこの頃が一番格好良かったな。 賠償さんも綺麗だった。 吉岡君はこの映画あたりがデビューなんかな? 最後は知らん振りしながら話してほしかったな。 音楽がイマイチなのが惜しかったです。 【SAS30】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-01-20 13:19:56) |
10.《ネタバレ》 穏やかな牧場物語。美しい映像と、ちょっとしたコメディセンスがたまらんです。人物のセリフ、心情の変化に無理がなく、スっと流れるように心に入ってくるってのは、なかなかないと思います。それだけ上質ってことですね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-15 17:42:23) |
《改行表示》9.健さん渋いです。武田鉄矢とかムツゴロウさんとか寅さんとか、いろんな人がちょい役で出てるのがおもしろいです。 そしてハナ肇はなんて助平で嫌なおっさんな役なんだと思ったら、とってもいい役でしたね。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-23 18:18:07) |
8.タイトルがイマイチな気がして、あまり観る気がなかったのだが、時間が出来たので、観てみました。いや~、古い音楽とかで、テンションが下がったけど、ラストで熱くなった・・・。雄大な北海道にも、癒された・・・。決して出来はいいとは思えないが、ほんのり胸に染み込んだりして、好きな作品になってしまった・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-18 23:09:08) |
7.評判どおりほのぼのしていい映画でした。健さんはかっこいい。北海道に行きたくなりました。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-14 14:22:28) |
6.高倉、倍賞、山田の黄金プロット炸裂。 ラストシーンに向かってきれいに敷かれたレールの上をひたすら走る電車道ストーリー。 でもラスト、重苦しい空気から一変、ずっと閉め切っていた窓を一気に開けたような、荒地に沸いた泉のような、一瞬にして物語に血肉を巡らす巧みな演出には、ベタと分かってスイッチを押されてしまいました。 健さんの役は冒頭のアプローチからして相当姑息で不気味な男なんだけど、なぜかそう思わせない説得力があります。 吉岡君もこの頃が一番上手かった。 『幸福の黄色いハンカチ』と表裏一体の作品。 西部劇のようなテイストも違和感が無く、特に道東の雄大な景色は絶品。 人間関係がドロドロしないところも見やすくて好い。 【Beretta】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-23 11:01:29) |