武士の一分のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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武士の一分

[ブシノイチブン]
2006年上映時間:121分
平均点:5.98 / 10(Review 110人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-12-01)
ドラマ時代劇小説の映画化
新規登録(2006-05-20)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督平松恵美子
キャスト木村拓哉(男優)三村新之丞
檀れい(女優)三村加世
笹野高史(男優)徳平
坂東三津五郎(十代目)(男優)島田藤弥
小林稔侍(男優)樋口作之助
桃井かおり(女優)波多野以寧
緒形拳(男優)木部孫八郎
赤塚真人(男優)山崎兵太
近藤公園(男優)加賀山嘉右衛門
綾田俊樹(男優)滝川勘十郎
ささの貴斗(男優)波多野の息子
岡本信人(男優)波多野東吾
大地康雄(男優)玄斎
左時枝(女優)滝川つね
北山雅康(男優)
名取幸政(男優)
藤井佳代子(女優)
原作藤沢周平「盲目剣谺返し」
脚本山田洋次
平松恵美子
山本一郎〔プロデューサー〕
音楽冨田勲
浅梨なおこ(音楽編集)
撮影長沼六男
製作大谷信義(製作代表)
早河洋(製作代表)
松竹(「武士の一分」製作委員会)
テレビ朝日(「武士の一分」製作委員会)
朝日放送(「武士の一分」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「武士の一分」製作委員会)
ジェイ・ドリーム(「武士の一分」製作委員会)
読売新聞社(「武士の一分」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「武士の一分」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
プロデューサー深澤宏
山本一郎〔プロデューサー〕
配給松竹
美術出川三男
衣装黒澤和子
編集石井巌
録音岸田和美
東京テレビセンター(オプチカルレコーディング)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
照明中須岳士
その他松竹衣裳株式会社(協力)
東京現像所(現像)
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15.《ネタバレ》 時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。
ムランさん [ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-05 09:38:16)
14.木村拓哉の格好良さ、壇れいの美しさ、笹野高史の好演技などが際立っていました。
クロさん [地上波(邦画)] 8点(2008-07-08 17:47:04)
13.《ネタバレ》 武士の生き様がカッコイイですな。キムタクの演技も、目が見えない人間の動き、剣の使い方、方言、もろもろうまくこなせてた。悪いヤツはばっさり斬って、離縁した嫁さんは戻ってきて、わかりやすいハッピーエンドな展開ですが、素直に面白かった。あえて文句をつけるなら、目が見えないのに剣が使えるようになる・・・その修練の過程が描かれていなかったので、「何でコイツ、目が見えないのにこんなに強いの?」、とちょっと思ってしまいました。
椎名みかんさん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-13 22:29:15)
12.《ネタバレ》 前提として・・キムタクが嫌い(「金麦」の妻も嫌い)なので、これまでこの作品を観てこなかったのですが、知人の強力な推薦により、しぶしぶ・・見ることに。いや、意外とよかったですわ。大きな会社の役員が揃う本社や官公庁でサラリーマン生活したことがある人は「わかるな~」って感じじゃないでしょうか。仕事の愚痴や同僚の話し方やらリアルにサラリーマンでした。キムタク臭がいいところで発揮されていて、ちょっと自信過剰で我がままに育ってきた若者が障害を得る屈折した心理描写は、キャスティングにも納得できました。三津五郎が演じた悪者も、非常~に納得。部門的に「企画」「財務」「広報」「人事」あたりの賢い担当役付部長や常務あたりにいそうな、いやらし~い出世頭ってあんな感じなんですよね。見て・・いがったです。
グレースさん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-21 18:43:17)
11.三部作の中では一番良い。ラストの納め方も満足。別にキムタクファンではないが、なかなかどうして、きちんと演じていたと思う。特に、徳平役の笹野高史が素晴らしい。
へろへろさん [地上波(邦画)] 8点(2007-12-31 13:50:58)
10.山田洋次監督の藤沢周平三部作完結篇。主演がキムタクということでかなり心配だった本作だが、いつもはテレビドラマやバラエティー番組などでかっこつけた印象のあるキムタクが全く違った一面を見せていて、アイドルではなくちゃんとした一俳優として素晴らしい演技をしているのが新鮮に思える。山田監督もこれまでの二本で相当こなれたようでキムタクに媚びることなく自分の作風を前面に押し出して夫婦愛を描いた傑作に仕上げているのはさすがと思う。キムタク以外の出演者で良かったのはなんといっても妻役の檀れい。初めて見る女優だったのだが、この3本の中のヒロイン役女優ではいちばん良かったと思う。キムタクの相手役女優といえば山口智子や常盤貴子、松たか子など既にテレビでお馴染みの人気女優がやることが多い中で、映画初出演の元宝塚女優というテレビではあまり知られてない女優を起用したのは正解だろう。笹野高史も大きな役はおそらく見たのは初めてと思うが、味のある抑えた演技でとても良かった。3本とも同じ点になったが、個人的には世間的評価の高い「たそがれ清兵衛」より「隠し剣 鬼の爪」や本作のほうが山田監督らしくて好きだな。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-11 07:01:48)(良:2票)
9.全体的に地味な印象を与え、盛り上がりに欠ける印象がある本作ではあるが、そのことが却って物語に重厚さを増しているように感じる。「盲目の武士」というキャラクターは北野武監督の「座頭市」と同じキャラクターになるわけだが、あれとは違って“見えないこと”に対する苦悩の描き方が素晴らしい。主演の木村拓哉の演技は、大ヒット作「ハウルの動く城」の凄まじい違和感の前例があって少々危惧があったが、結果的になかなか頑張ったといえるもので良いと思う。しかしながら、やはり笹野高史の演技力には到底及ばない気もするが。何故ならばこの作品、笹野無しでは語れないからだ。重厚な作風の中で、笹野のどこか砕けた役柄は、観客の箸休め的な存在として上手く機能しており、作品全体にメリハリを生んでいると言って良いだろう。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-06 03:28:10)
8.《ネタバレ》 映画としては面白い。ただリアリティを追求したストーリーかというとそうではない。突っ込みどころはたくさんあって、「まさかそれはないでしょ~」的な話なので、これはやはり物語として素直に見るべきです。結末には賛否両論ありますが、これは見る人の好き嫌いだと思います。私はベタであってもハッピーエンドが好きなので、単純に良かったなあと感じました。キムタクはまあまあかな。キムタクでなくてもいいでしょう。反対に壇れいと笹野高史は抜群。この2人でなければこの映画はありえなかったのでは。
たこすけさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-04 13:07:27)
7.いや~良かった..途中からどうなるのかと思ったら..最後の最後、(ベタで読めましたが)上手くまとめましたね~ とても丁寧に真面目に創られた作品です..でも!それだけ、かな.. 「たそがれ清兵衛」 には、到底 敵わない!! なぜなら、リアリティーで言えば 「たそがれ清兵衛」 の方が格段上だし、時代劇らしくないストーリー設定は新鮮でとても衝撃的でした..単純に 「いい話だ..」 って言える内容も高評価の理由..本作は、○○のところが生臭い..冷静に観ると、TV時代劇ぽい展開もマイナス..さらに映画のタイトル(邦題)が 最悪!台詞であれだけ何度も使われると..そこを意識してしまって、台詞が台無し..少しは考えないとね.. 最後に本作の良いところと言えば、やはり、出演者の演技のすばらしさ!ですね~ 見直しました..監督のこだわりもひしひしと伝わってきます..何だかんだと言っても、良作ですね...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 8点(2007-06-01 12:16:52)
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6.《ネタバレ》  「たそがれ清兵衛」ほどのインパクトは無いけれど、山田洋次監督の藤沢周平三部作の最後を飾るにふさわしい良作と思いました。  この三部作は、従来の様式的な時代劇を否定する側面と、数々の日本映画の名作へのオマージュが、混在していました。  この作品も松竹らしい小市民的なサラリーマン映画、もしくは薄櫻記や拝領妻始末、必殺仕掛人の地獄花のような、過去の名作映画を思わせる内容で、なつかしく感じる人も多いと思います。  木村・檀・笹野の作り出す空間は、セット撮影ということもあり、極めて濃密な演劇的な空間であり、実際、今後明治座にかかっても違和感は無いと思います。  もったいないのは、ここでもいくつか指摘があったとおり、結末がちょっとクドく感じたこと、飯炊き女を新しく雇ったという台詞だけで観客のほとんどはウルウル来ているのに、その後が長いので、最後はかなりテンションが下がりました。  結末だけなら鬼の爪が一番だと思った次第です。
迷子亭さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-31 15:06:11)
5.盲目となっても武士を貫く男の力強い作品。メイクで終始キムタクの顔がものすごかったけど充分魅せてくれました。壇れいがすごくはかない…。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-14 01:17:21)
4.《ネタバレ》 現代版のクールな若者を演じることの多いキムタクのこと、時代劇の配役がどうなのか不安だったが、予想以上にハマり役で彼の確かな演技力が証明された気がした。「目が見えないと思って侮るな」と使いに追加の伝言を託すときの表情は、鬼気迫る凄みがあって素晴らしかったと思う。彼の自然な演じ方を、庄内弁の軽口に活かすあたりが大変上手い。剣道の経験があるから殺陣も変に美しくなく、実践的でサマになっている。現代風の役者を時代劇に起用するときに有りがちな、不自然な雰囲気がほとんど感じられなかったのが見事だった。……食い扶持を絶たれて飢えてしまうことになるかもしれないけれど、お咎めでお手打ちになるかもしれないけれど、目が見えないから果し合いしても勝てるとは思えないけれど、それでも譲れない、見得やプライドよりももっと深く、生命のやりとりに及ぶまで絶対に譲れない一線、それが「一分」。言うにはカッコイイけど、自分にあるかと言われれば、やっぱり、無いな。……倒れた病に伏した新之丞を見舞う、桃井かおり演じる以寧が家に上がりこむ時、その足袋の裏が生活に汚れている。そんな山田洋次監督独特のリアルな生活模様の演出に加え、奥方の壇れいや、徳平演じた笹野高史の演技も、キムタクに負けずに素晴らしいと思う。脇を固めた俳優陣と、主演のキムタクの息が噛み合った良い邦画だった。
six-coinさん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-03 00:26:28)
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3. 素直にいい映画だったと思います。キムタクというと反発する方もいるかと思っていましたが、多くの方がその演技に引きこまれたとわかって安心しました。妻を演じた壇れいという女優も今後に期待できそうです。 
海牛大夫さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-01 21:44:21)
2.《ネタバレ》 最初はどうみても木村拓哉だったけど、盲目になってからの演技はとても上手だった。先はだいたい読めちゃう。ああ、こうなるなって。だけど、あの愛が素敵。 壇れい、笹野高史もとてもいい演技をしていた。一緒に観た友達は「映画にしなくても良かったんじゃないかなあ」と言っていたけど、あたしはこの映画をスクリーンで観て良かったと思う。2人の純粋な愛に心打たれた。所々笑っちゃうシーンなんかもあって、会場のお客さんは笑いまくってたけど、あたしはストーリーに感情移入して笑うどことじゃなかったよ。
アンナさん [映画館(邦画)] 8点(2006-12-09 12:51:13)
1.《ネタバレ》 毒に当り失明し妻を寝取られた相手と果し合いと、話の内容が非常に暗く展開するが、決して重苦しくはない。口が軽く人の良い徳平やおしゃべり叔母さんが画面を和ませる。とどめは殿様。室内や屋敷の場面がほとんどで、決闘の場面でも安上がりな設定が気になるところですが、当時の武士の意地と生き様は伝わりました。私がよく似ていると言われるキムタクの演技は自然で、剣道をやっていただけあって刀さばきもさまになっていた。すみません、嘘つきました。
パセリセージさん [映画館(邦画)] 8点(2006-12-06 00:04:48)
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【点数情報】

Review人数 110人
平均点数 5.98点
000.00%
121.82%
232.73%
343.64%
4109.09%
51311.82%
63632.73%
72320.91%
81513.64%
943.64%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.30点 Review10人
2 ストーリー評価 6.00点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.12点 Review16人
4 音楽評価 6.41点 Review12人
5 感泣評価 4.92点 Review14人
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