《改行表示》18.私がこのサイトにお世話になるようになってからそこそこ経つのですが、参加し始めて間もない頃に投稿したいくつかの感想文が、行方不明になっちゃってる気がして仕方がない。この作品もその一本でして。それとも気のせいなんだろうか? アシモフの「夜来たる」がどうしたこうした、みたいなコトを書いた記憶がかすかにあるのですが、う~ん、まあどうせ大したコトは書いてないに決まってるので、どうでもいいんですけどね。 設定の上では「夜来たる」と関連があるにしても、あくまでモンスター映画の部類。この映画、激安作品とは言わないまでも、決して潤沢に製作費をかけた大作の部類ではないだろうし、ましてや2000年製作と言うと、CG技術もだいぶ向上してきているとは言えまだまだ発展途上。そんな中で、色彩を落とした映像、あるいは暗闇、あるいは光が滲んだリディック視線の映像、といったものを利用し、なかなかうまくCGモンスターを表現してます。リディックのビー玉のような瞳が、あの独特の映像を支えているような、そんな印象。 不時着した宇宙船の後ろに、地表がえぐられた跡がどこまでも延びている光景。こんなのも、不時着の衝撃に対する間接的な描写になってて目を引くし。ヒロインが上を見上げるとモンスターの群れ、なんていう場面でも、わざわざリディックに「上を見るな」という一言を直前に言わせて、我々の注目を引いたり。 小技とアイデアで勝負、の一本。面白い。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-13 14:45:03) |
17.これは拾い物の映画でした。まだリディックの強さが完成される前ですが、このキャラクターは自分の憧れですね。 |
16.《ネタバレ》 素直におもしょい。続編で『リディック』撮るわけだ。B級としては割と上級の出来かも。ていうかヴィン・ディーゼルの存在感がB級らしくないんだな。昨日観たUNDEADもよかったけどあっちはまさにB級然としてた。こちらは最後の"...not for me. Not for me!"のあたりで、ああやっぱりB級なのかもって感じだった。やっぱ臭いもの。あのシーンはも少し会話で進めて欲しかった。女優さんが豪州人でいまひとつ肉感的に足りないのもそこはかとなく淋しかったし。しかしリディックのキャラだけでもおかずなしでご飯三杯いけるくらいよかったからまあいいか。 【ごりちんです】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-13 21:58:43) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 以下、かなりマニアックなレビューで、あんまり映画評になってませんが。 実は数年前、予告を見た時点で「コレは当たり」と判定して、あえて観ずに残してありました。 まあSFを読み込んだ人なら元ネタは即出て来るでしょうな…『夜来たる』×『アヴァロンの闇』×『死の世界』という、豪快な変化球。ついでに前半で、砂漠に異様なオブジェが林立する絵造りはもしかしてキンザザ狙ってますか? …って感じで、SFスリラーな展開にもかかわらず相当にマニアックな映画でした。 ただSFファンへのサービスが前半に集中しているのが残念。夜が来るタイミングも、もう少し遅くてもよかったと思うな。ちょっとサプライズに欠けました。 ストーリーを語って愚痴になるのはつまらないので、プロダクトデザイン関連について書きますか。惑星不時着時に、宇宙船のオペレーション体系をいろいろ考えてあるのはナカナカでした。タトプロスのモンスターデザインは『アヴァロンの闇』のグレンデルをベースにした(未成熟期・成熟期で巣を分けてるし、ちゃんと共食いシーンあるし~! なぜか常時ターボが効いてますが…)爬虫類型ながら、オリジナルな要素として音波を出す長い突起が左右にある。後半で明らかになる奴らの弱点は、このモンスターデザインから来ているワケっすね。リディックの「異星生態系の中で自分が生き延びるためには、どこまでも冷酷になる」という人物像は(日本ではもう絶版して久しいですが)往年の名作『死の世界』シリーズを思い出させます…つうかまあ、ここまでマニアックなシナリオ&監督なら、きっとアレをイメージして作ったんだろうなぁ。 こういうリスペクトの集大成も、SF映画のあり方としてOKでっせ、オイラ的には。よって、『2001年宇宙の旅』と同じ配点とします。 【エスねこ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-06-12 00:05:02) |
14.《ネタバレ》 リディックかっこいい!船長さんきれい!この2人がラブラブになるのかな~と期待しながら観ていたのですが…。意外な結末で楽しめました。ラダ・ミッチェルという女優さん、この映画で初めて知ったのですが他の出演作も観てみたいなぁと思いました。 【けいぽん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-16 16:06:02) |
13.《ネタバレ》 「あらおもしろい」と思ったです。ディーゼルなんて知らなくてこれで初めて見たけど。脚本がいいんだな。あと、細部に以外なこだわりを感じるな。「お前は出血してるからほんとは女だろ」なんて、なんつー設定じゃ。こういうシークエンスを入れること自体、脚本づくりにこだわってる感あり。それにしても、あんなところで急に生理になって、用意はしてあったのかしら、おねーさんは心配だわ。ディーゼルは声が野太すぎて難儀だな。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-30 00:19:16) |
12.これはなかなか面白い映画。設定はありきたりでも台詞が効いてる。クリーチャーデザインも悪くない。それにヴィン・ディーゼルもこの作品が一番格好良い。彼以外のキャストもグッド。だが途中ちょっと臭くなったのが減点1。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-03 07:58:29) |
11.なかなかの完成度。もう少しモンスターの登場シーンが多ければ良かった。 【真尋】さん 8点(2004-09-19 18:10:13) |
10.《ネタバレ》 前々から気になっていた作品ですが、なかなか手が伸びず最近になって「リディック」が公開したことで観てみようと思い、鑑賞しました。正直言ってこの映画を甘く見すぎていましたね。予想以上に完成度が高かったです。最近面白い題材が出尽くしたのかと思われるエイリアンとの戦いを描いたSF映画。けど、この「ピッチブラック」ではそんな事はありませんでした。冒頭から迫力ある不時着シーン。ここで一気にこの映画の世界観に興味をそそられ、いきなり唐突的に襲われる最初の犠牲者や荒廃と化した研究所。エイリアンの強大な恐ろしさを大いに見せつけられ、観ている俺もますますワクワクさせてくれます。日食して辺りが暗闇になってからも、この映画のテンポは失われません。むしろ、余計にテンポが高まりこの先どうなるのか全く分からなくなります。エイリアンに対抗できる武器が全く無いままリディックを中心に生還を目指し、ただひたすらエイリアンだらけの暗闇を駆け抜ける生存者たち。途中、極限状態の中、正気を失うオッサンや生存を神に託す神父さんや脇役の俳優たちの演技もお見事。そして何より最も良かったのがリディックにビン・ディーゼルを起用したこと。彼のおかげで映画自体の魅力をより引き立てていたと思います(ただ、ディーゼル自体があまり凶悪犯罪者に見えないのは痛かったが・・・)クライマックスもかなり意外な人物の退場にも驚かされ、全編通じて全く飽きを感じませんでした。この映画の影響で初めから観る気の無かった「リディック」も少し観てみたいと思いました。 |
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9.最初から最後までひたすらロウテンション。化け物が出て、死体が残る。これこれ、ほんとブラック。子供であろうとおかまいなしに骨になる。今子供をそんな風に扱ったら苦情がきたりするのかなー。ヤな時代だ。 【コーヒー】さん 8点(2004-09-02 22:10:00) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 面白かったー!もう一度観たい。よって、いい映画です。 何の前知識もなしに観たのですが、いきなり宇宙空間が鮮やかにに現れるあたりで グイっと持ってかれました。着陸のシーンはど迫力!船長の女性は強くて勇気があって、とても 素敵でした。ヴィン・ディーゼルは最初どんなヤな奴かと思ったけどこちらもその強さに思わず 感動しました。エイリアンものとしては非常にスタイリッシュで、それも独りよがりになって いない、この点が素晴らしかった。時折見せる抜け(って自分の解釈で書いてますけど)のシーンも 効果的でした。私は、夜光虫のシーンも、これまたやられました。なんか抜き差しの 間合いがうまいなあと。ラストは意外でしたが、これも映画ゆえか。。でもあの女性は、確かに 本当の船長になったのです。そこでまた感動。 【queequeg】さん 8点(2003-12-27 03:16:14) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 期待していなかっただけにかなり見終わった後は充実感でいっぱいでした。SFホラーだと思ってグロいシーンを期待していたので、物足りなさも感じることは感じたんですが、この程度ならホラーが苦手な人も見やすくて、シンプルなストーリーの中にも驚かされるような展開もあるので、周りにススメたくなるような映画でした。ヴィン・ディーゼルが怪物にナイフだけで立ち向かうシーンはかなりカッコ良かったです。女性パイロットの方もかなり存在感のある演技をなさっていて印象的でした。 【はがっち】さん 8点(2003-08-05 00:31:50) (良:1票) |
6.いやぁ予想以上に面白かった~♪ヴィンディーゼルなんてこの映画観るまで全く知らなかったけど、ハマリ役だった気がする。(でも最初縛られてる姿はレクター博士かと思いました。しかし筋肉が全然違う!)エイリアンと闘う姿はヨッシャ~~!と力、入りました(^ ^;△ 日蝕で現れる、もの凄い数のエイリアンてアイデアも面白いし最後まで惹きつけられて飽きずにハラハラ観る事が出来ました。7.5点かな?と思ったけど、なんか得した気分なので8点て事でっ。 【水玉】さん 8点(2003-05-20 19:52:38) |
5.エイリアン物としてはかなりの拾い物。V・ディーゼルのアンチ・ヒーローぶりも格好良い。エイリアン物にかかわらずその描写に頼らずそれぞれのキャラで話を運ぶあたりも上手い。映像のメリハリも良い。特に前半のまぶしい感じ、冒頭の墜落シーンの迫力、また宇宙船のコクピットのアナログな感じ(がんがんレバーをひくところ)、ライターにアルコールを吹きかけたらまわりにエイリアン達、演出がスタイリッシュだ。かなりお気に入り。 【GO】さん 8点(2002-11-10 23:13:11) (良:1票) |
4.気になっていたのにハズしそうな予感たっぷりで劇場に足を運べず(意気地なし!)ビデオで見ましたが、思いがけず大当たり。予算がなくともスターが出なくても面白いものは作れるのね。リディックを通してみる画像や、これから来る暗闇と対照的なハイキーな画面がスタイリッシュで効果的。日食のシーンはスクリーンで見たかった!! 【ピッチブラック】さん 8点(2002-01-24 15:58:18) |
3.いやん、リック(犯罪者)がかっくいい!「おまえのせいだ、おまえのせいだ」とギャンギャン喚く小悪党より、ずっとずっと魅力的!でも、こういう男に惚れた日にゃあ、「俺に惚れたら泣きを見るぜ」どころか「俺に惚れたら死ぬぜ」よね(そして、たぶんほんとに死ぬ)。いやいや、これは見っけものでした。ドラエもんさんに感謝(メシはしっかり食べたけど)。 【ぶんばぐん】さん 8点(2001-07-08 16:20:10) |
【masao】さん 8点(2001-03-07 13:56:07) |
1.ほとんど無名に近い俳優を使って良質のリアル感を醸し出している点は、スケールの違いこそあれ「エイリアン」(第一作目)に一脈通じるものがある。この作品の卓抜なアイデアと視覚効果による恐怖感には、思わず唸ってしまうほど。前段のド迫力の不時着シーンや色調を押さえた惑星のリアル感、さらに日食から暗転してからの無数のコウモリ型のエイリアン(空飛ぶイカかも?)の飛来シーン等々、かなりのこだわりを感じるし、しかもそれ相当の効果を上げている。護送中の犯罪者(結局、彼が事実上の主役となる!)が生き残りを賭けて、自ら運命を切り開き力の限りを尽くす姿には感動すら覚えるし、決して改心などしない点にも潔さを感じる。最近、これほど惹かれたアンチ・ヒーローはいない。まったく意外な拾い物で、未見の方は3度のメシを抜いても観るべし! 【ドラえもん】さん 8点(2001-02-04 17:31:24) (良:1票) |