7.ちょっとミーハーな僕はスカーレット・ヨハンソン目当てでこの作品を見始めたわけだけど、どうやらスカーレット・ヨハンソンは噛ませ犬らしいということに気付いた辺りから一気に面白くなった。
レベッカ・ホールの悩ましげに揺れる表情が堪らないです。
別れた奥さんの愚痴を零して、同情するならやらせてくれ作戦が万国共通で通用するのか試してみたくなった。
この序盤の三角関係だけでも充分に面白かったけど、話が落ち着いたところで満を持して登場したペネロペ・クルスがまた強烈でした。
最初は明らかに嫌な女だったけど、裸エプロンで絵を描いてる姿を見て考えが変わりました。
嫌な女だけど、いい女だ。
こんないい女はなかなか居ない。
クライマックスの修羅場でレベッカ・ホールにはもうちょっと突き抜けて欲しかったけど、ラストは綺麗に纏めた感じですかね。
舞台がスペインじゃなきゃ成立しない情熱的な喜劇だったと思います。