1.《ネタバレ》 シャネラーの私が通りますよ。さて、なんやかやとココ・シャネル元年なう。ひっそりと上映されていたシャーリー分を鑑賞。ぶったまげ(死語)シャネル好きにしてみれば、cocoが婬だろうが貧だろうが、どうでもエエねん。サクセスストーリーは知りたいわけ。特に衣服や帽子リボンや香水へのこだわりや、その美意識への追究やなんとか戦争も乗り越えてん!的な(笑)そう言った点では本作はテレビ用の長編ドラマとしてはかなり良くできています。外(仏蘭西以外)から見たココ・シャネル像が上手く表現されていて皮肉もタップリ。フランスのデザイナーでありながらアメリカで評価され成功したことや、コルセットに抵抗有るヘンチクリンなデザイナーcocoらしい人生を短くまとめてました。細かい点でいうと、衣装デザインの奥深さは画像に出てましたね。最後あたりのコレクションショウ(展示会形式)は往年のシャネルが自慢げに発表したデザインばかりでうっとりでござりました。(今見ると古くさいデザインですけど)また、地味な幼年期の僧院内でのぼんやりした映像はフランス南部というよりは、オーストリア風なイメージで私は好きです。なによりも英語で語られるから良かった。洋裁好きには必見かと。