8.《ネタバレ》 今までと違い、まじめなサスペンスアクションへと進化を遂げちゃってます。
いつものお気楽な感じはナリを潜め、みんな真剣。
今回は『FBI』、『麻薬王』、二つの巨大権力から命を狙われているわけですから、当然と言えば当然。
ドミニク、オコナーの『仕事』だって、ここにきて『1億ドルを金庫ごと強奪』という離れ技に。とたんにスケールが大きくなりましたね。
今作では、今までのシリーズの主要人物たちが勢ぞろい。
『MAX』のジゼルに、『TOKYO DRIFT』のハン、『X2』のローマン・ピアースとテズ・パーカー。オールスターです。そして手を組み、最終ミッションへ。熱い。否が応にもテンションが上がります。
このノリは『オーシャンズ11』と同じですが、今までのシリーズに愛着がある分、仲間がつどった時の興奮はこちらのほうが上。みんなで焼肉パーティーをするシーンなんかもあっちゃったりして、嬉しくなりますね。
そしてなんと言っても、ラストの大一番。金庫振り回してのカーチェイスは痛快の一言。
銃やショットガンを撃ちまくってくる相手を、ドライビングのテクニックのみで撃破する。これも熱いですねー。
でかい金庫をふりまわし、汚職警官ふっとばす。壊す壊す。こんなに痛快なカーアクションが今まであったでしょうか。
ラストはお得意の、ドライビングのトリックで金庫のすり替えに成功。
報酬を手にした後の、それぞれの人生を見せてくれるのも、幸せな気分を共有できて爽快。
ヴィンスはちょっと可哀想でしたが、みんなハッピーになれて満足です。