3.《ネタバレ》 おバカ映画は嫌いではありませんが、この作品はあまり笑えませんでした。でも、これは監督のせいでも役者のせいでもなく、誰かは知りませんが企画した人のせいだと思います。
コミックという媒体の特徴である「コマとコマ間の不連続な流れを読者が脳内で補完する面白味」「音を自分で勝手に想像できる優位性」が、アニメになってしまうと失われてしまって、「漫画はおもしろいけどアニメはなんかいまいち」になってしまうことが多々あります。特にギャグ系では。ましてや実写となると、そのハードルはより高くなり、ギャグマンガの実写化って本当に難しいなぁ、としみじみ感じました。でもまあ佐々木稀がありえないくらいかわいいので5点。
・・・と、ここまでは初見の感想。
ですが、何故か見終わって2~3日経つと不思議なことに無性にもう一度観たくなってきました。
DVDは1週間レンタルだったので未返却。よって再出費なく2度目の鑑賞。あれ?おもしろい。なんで?笑えるじゃん(泣けはしないけど)。このなんとも言えない心地よさは何?
ということで、高評価されている方々の言い分が、2度目にしてようやくというかするどく納得です。
初見でなんでこの安らぎ感を感じることができなかったのか、そんな自分が許せないの。自分が許せないの。
ラストでフラレる理由が理不尽ですが、ここでハッピーエンドは興ざめなので、かなり強引ですけどアリですね。
監督偉い。松田翔太偉い。どなたかは存じませんが企画した人もっと偉い。