9.《ネタバレ》 四姉妹の物語ということくらいしか知りませんでしたが、苦手な分野かと思って敬遠気味でした。ですが、古き良きアメリカが詰まっていて、登場人物のキャラも立っていて、話の流れもスムーズで、過剰にドラマチックであったり嘘臭さかったりもせず、要所に笑いがちりばめられていて、とても楽しく見られました。また、絵づくりが素晴らしく、どの場面をとっても、絵画から切り取ったようで、パステル調の落ち着いた色彩には癒やされました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-04-14 17:35:21) |
8.まずは何という豪華な四人の姉妹であることか!それだけでもこの映画は成功していると思うぐらいの四人、ハリウッド映画が本当に良かった時代、素晴らしかった時代、今みたいに何でもかんでも馬鹿の一つ覚えみたいに凄い特撮、凄い映像、終始鳴り響く音楽、そんなものとは大きな差を感じる品の良さ、女優陣の魅力と気品に満ち溢れた態度、美しさ、笑顔、笑い声、何もかもが本当に美しく見応え十分のドラマにし上がっている。どの配役にしてもこの役はこの女優に当てはまるぐらいのキャスティングの妙、2時間という長さもほとんど感じることなく観れるのはやはり出演者のおかげと監督の演出のおかげだと思う。ラストの空に浮かぶ美しい虹、この映画は本当にどれもこれもが美しい。それにしてもこれだけのキャストの中にあって当時若干16歳にしてこの美しさと可愛さの両方を兼ね備えているエリザベス・テイラー、彼女一人いるといないとでは、また、別の人が演じていたら全く違う作品になっていたに違いない。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-21 15:37:45) |
7.実に落ち着いていると言うか、暖かい映画でした。ジャネット・リーとリズ・テイラーは、マリオンとクレオパトラの印象が結構強いんですが、結構なはまり役。町の景色や家の内装、服装などから“古きよきアメリカ”を感じさせてくれますし、展開も無駄がなくテンポ良く進んでいきます。また、邦題の付けかた、良いですね。「若草物語」って(原作の方がそうだからかもしれませんが)。今じゃ殆どカタカナ題名だけど、昔のこうした素晴らしい邦題を持つ名画って、やっぱり良いですね。 |
6.風景の絵が美しい!衣装も可愛いなぁ。4人が買い物してる時からもう泣けるのよ。お金を工面したジョーにかけるお母さんの言葉は世界一、わかっていながらなんで感動するんでしょか。お話がどんどこサクサク進んでとても気持ちいいです、当時の劇場で淑女を喜ばすにはこれくらいでないとダメでしょう。こんなケバイ三女のどこが具合悪い?と思ったらエイミーでした。ムムム、これはリズを使うので入れ替えたとしか思えないが、かえって幼いベスが可哀想で良かった。関西のオバチャンパワーフル装備(街の”動く看板”まで道頓堀してる、気に入った!)なジョーが突っ走るので、ジャネット・リーが目立たんじゃないの! ジョーは執筆の苦しみをもう少し入れてくれたら言うことなしだったと思います。4姉妹を合わせても及ばないブラッツィ教授の色気、これは許せない、、っていうか許す、乙女心を許す。先に観た94年よりあっさりしたこっちが好きですね。ケイトヘプ版は未見、観たら絶賛しそう・きっと。 【かーすけ】さん 8点(2004-05-12 12:01:51) |
5.「クリストファー・コロンブス!」J・アリスン扮するジョーが、ちょくちょくしゃがれ声で発するこの造語(多分「OH MY GOD」の意味)が激インパクト。自分も何かびっくりする事があると、ついこの一言を口にしてしまう。誰一人として突っ込んでくれないのは悲しいが・・・。キューカー版もウィノナ・ライダー版も観たけど色彩の鮮やかさ、出演者への親しみやすさも考えると、断然この49年度版が俺にとってはベスト。 |
4.私も33年、J・キューカーのK・ヘップバーンのベスが印象的。でもこのJ・アリソンもいいです。これはまだ若かりし頃のE・ティラーの出演(ジェイン・エアの不幸な孤児院で死ぬ子もある)というウリの作品でもある。ウィノア・ライダーの近作ではS・サランドンの母親が目立った。と、それぞれの年代の女優を見られる、日本で言えば「伊豆の踊子」のような映画。 【キリコ】さん 8点(2003-05-24 14:21:56) |
3.ルイーザ・メイ・オルコットの”永遠のベストセラー”とも言うべき超有名な原作の4度目の映画化作品。94年版のレビューでも書いたんだが、個人的には1933年のジョージ・キューカー版でのキャサリン・ヘプバーン演じる次女ジョーの溌剌とした印象が余りにも強烈で、正直言ってジューン・アリスンの熱演を以てしても全く敵わない。相手が悪過ぎたね~。ジャネット・リーのメグも今イチだったよナァ。「サイコ」のマリオン役ほどのインパクトは未だナシ。あまり目立たないエイミー役を輝くばかりに美しかった(当時、弱冠16歳の)エリザベス・テイラーが演じているのが今回の目玉では…矢張り弱い。そういやベス(マーガレット・オブライエン)が末娘でエイミーと入れ替わってたのは…何の積もりだったのかな??ま、それは兎も角ルロイの演出はおっとりしたタッチでナカナカ味もあり良い…が、女性映画でキューカーを超えるにはチト力不足。それでも充分名作の名に恥じないとは思うので…8点。 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-03 02:15:12) (良:1票) |
2.若草物語大好きです。特にこの映画はみんな適役! 【もいみ】さん 8点(2002-10-19 21:20:00) |
1.子供の頃に観て、最近、90年代版の「若草物語」を観て再度観たんだけど、こちらの方は落ち着きがあって良いですね。あまりに向こうは2時間ちょっとの上映時間と言うこともあって、駆け足で走りすぎた感じがしますし(因みにこちらも2時間ちょっとですが・・・)。☆エリザベス・テイラー出演の「若草物語」って印象があったんですが、ホント出演シーンが少ないです。それでも一番印象に残ったのは、ラストシーンでクッキーをかじったエリザベス・テイラーが、そのクッキーを手に持ちながらジョーや色々な人と抱き合い、そのクッキーをどうするんだろう?ってところに目が行ってしまったことです・・・? 【イマジン】さん 8点(2001-05-05 10:03:42) |