愛、アムールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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愛、アムール

[アイアムール]
Love
(Amour)
2012年オーストリア上映時間:127分
平均点:6.24 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-03-09)
ドラマラブストーリー
新規登録(2013-02-01)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2024-10-11)【Cinecdocke】さん
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監督ミヒャエル・ハネケ
キャストジャン=ルイ・トランティニャン(男優)ジョルジュ
エマニュエル・リヴァ(女優)アンヌ
イザベル・ユペール(女優)エヴァ
ウィリアム・シメル(男優)ジョフ
脚本ミヒャエル・ハネケ
作曲フランツ・シューベルト"Impromptu No. 3 in G-Flat Major, Op. 90, D. 899”他
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ"Ich ruf zu Dir, Herr Jesu Christ, BWV 639"
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン"Bagatelles, Op.126, No.2 en sol"
撮影ダリウス・コンジ
製作ミヒャエル・カッツ
あらすじ
パリのアパルトマンに住むジョルジュとアンヌは仲睦まじい老夫婦。かつてピアノ講師であったアンヌは弟子がピアニストとして舞台に立っていることを誇りに思っている。翌朝、ジョルジュはアンヌの異変に気付き手術を受けさせるも失敗し、彼女の右半身に後遺症が残ってしまう。「病院に戻さないで」と懇願するアンヌにジョルジュは献身的に介護するのであったが…
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3.《ネタバレ》 ■衝撃的ですが、明日はわが身かもしれないという内容です。病院には二度といかないという約束を守りぬいた夫、なぜか10歳頃のキャンプの思い出話を始めます:「母とは秘密の暗号を決めて・・・絵葉書が星だらけになった」、と次の瞬間・・・■あるいは夫婦で決め事をしていたのかもしれないし、彼自身終わりのスイッチをどこかで設定していたのかもしれないと考えてしまいました。■記憶、意識があいまいになったら自分が行くところ(生かせてもらうところ)を早いうちに決めておこうと思いました。■プライドは自分以外の人を傷つけてはなりません。
HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-13 10:57:46)
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2.《ネタバレ》  けっこうおそろしい話を、ぜったいにエキセントリックにならない落ち着いた演出でみせられ、やはりハネケだなあと感心した。  映画の終盤に部屋のなかにハトが窓から迷いこんできて、それをだんなさんのジャン=ルイ・トランティニアンがつかまえる。‥‥いままでのハネケの作品では、こういう鳥だとか動物はたいてい殺される。たとえば「隠された記憶」でのニワトリだとか、「白いリボン」でのインコだとかをおもいうかべてしまうから、「ああ、また殺しちゃうんだな」なんて不遜なことをおもってしまう。でもそういう展開にはならず、ジャン=ルイ・トランティニアンは、おそらくは彼の遺書になるのであろう手紙のなかで、「ハトが部屋に迷いこんできたのをつかまえて逃がしてやった」と書く。映画ではそういう逃がしてやるシーンはないので、「ほんとうはあのハトは殺しちゃってるんじゃないのか」なんて、またもや不遜なことをおもってしまうわたし。‥‥しかし、そのハトを捕らえるとき、ジャン=ルイ・トランティニアンは、布をハトにかぶせて捕らえる。かんがえてみれば、この「布をかぶせる」という行為が、この映画での別の重要な行為を想起させられることになるわけで、そうすると、ここで彼はそのハトを殺したりするわけがないのである。それで、たいていの演出ではここで彼が窓からハトを逃がしてやるショットを入れるのだろうけれども、ハネケはそういうことはやらない。なんか、ここにこそ、この作品の「キモ」があるんじゃないかとおもった。「かんじんのことはみせない」というハネケ監督の演出術が、ここでも生きているんだなあという感想をもった。
keijiさん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-29 16:18:47)(良:3票)
1.《ネタバレ》 正直、ショックです。ハネケの作品が、こんな、、、直球ストライクでくるなんて。すごく良い人目線になってしまって。さしもの彼も、歳とったってことでしょうか。いや、、、本当に、これはショックでした。テーマ的に、毒の入り込む余地がない、と言えばそれまでなんですが。・・・しかし、ジャン=ルイ・トランティニャン、『Z』で切れ者の予審判事を演じていたあの颯爽とした男っぷりは最早跡形もなく、ひたすらに愛する妻を支える好々爺となっておりました。時の流れを嫌でも感じさせられます。そしてまた、彼の夫ぶりがあまりに崇高で素晴らしく、もう、涙も出ません。なんてわがままな妻だろう、とも思わなくはないのですが、その妻の願いに一途に尽くすのです、夫は。そして、妻はきっと、夫の最後の選択をあの世で感謝こそすれ、恨みはしないでしょう。そう思わせるラストシーンです。「コート、着ないの?」の一言にKOされました。これがハネケの妄想でしかない、と、思う人も多いでしょうが、でも、究極のラブストーリーだと思えば、決して妄想ではないと思いますね。ハネケの境地に脱帽とともに、ここが終着点だなんて思ってほしくない、きっと次回作があるはずだと信じます。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-12 22:33:02)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.24点
000.00%
114.00%
200.00%
314.00%
428.00%
5312.00%
6728.00%
7520.00%
8312.00%
928.00%
1014.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞エマニュエル・リヴァ候補(ノミネート) 
監督賞ミヒャエル・ハネケ候補(ノミネート) 
脚本賞ミヒャエル・ハネケ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
外国語映画賞 受賞 

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