8.《ネタバレ》 【2024/11/25再鑑賞】
先のアメリカ大統領選挙を経て思う所有り再鑑賞。結果新たな印象を持つ事となった為に書き添える。
・物語終盤のスピーチで大統領は力強くこう言う『中傷では無く政策で勝負してこい』と。
このスピーチ、短いながらも自由の国アメリカを象徴する様な内容で本当に名スピーチで有る事を再認識した。
少なくとも1995年(今から29年前)の時点では、大統領が熱く語った内容はアメリカ人の矜持と言うか美徳だったのだと思う。
このスピーチの向こう側に『世界の警察』と自ら名乗っても比較的すんなりと世界各国に受け入れられてきた、
当時のアメリカの立ち位置が透けて見える。
翻って先の大統領選挙である。
特に共和党の品の無い候補者からの聞くに堪えない中傷と、それに大喜びしている聴衆の姿に私は辟易としていた。
そして大差で共和党候補者が勝利した事に愕然としてしまった。
この映画が作成されていた当時の皆が憧れるアメリカは一体何処に行ってしまったのだろうか。
世界情勢が大きく変わり過ぎた事は事実だが、人間の本質は変わっていない筈。
中傷が大歓迎される現実と、本作で描かれた当時の世情の余りにも大きなギャップに私は心底悲しくなってしまった。
・本作公開当時、私は28歳。スクリーンに大写しになったアネット・ベニングのチャーミングな姿に私は終始見惚れていた。
時は過ぎ2024年、私は57歳。TV画面に映るアネット・ベニングは全く変わらずキラキラ輝いていた。
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アネット ベニングが予想に反して可愛いので驚いた。 絶対に実現は出来ないけど、こういう恋愛には憧れてしまう。