1.《ネタバレ》 「凄まじい人体破壊描写の連続」 ある映画雑誌の記事の見出しに使われていたこのフレーズが目に止まりビビッ!と反応。こ、これは観に行かなければ…、と久しぶりの映画館。…いやー、自分的には大満足の一本でした。OPから真っ赤なタイトルロール、オリビアの自分で口裂き~頭陥没の俯瞰カット、ナタリー腕感染~自分で自分の腕切りカット等…、もうこの辺で自分的にはBD買い決定!みたいな。僕はこの種の映画にストーリーや脚本、ましてや整合性なんてものは望みません。作り手が『何に』力を入れているのか?それは観れば一目瞭然なワケで、これを分析的に観て何が面白いのか?って話ですよね。それに映像は綺麗で構図はしっかり作られ、見せるべき画はクオリティーが高く、1つ1つのカットに演出は丁寧だから観ていて退屈しませんし。(ラストのミアのチェーンソーカットの画が忘れられない!)『痛グロ』の本気を見た映画と言えば近年では『ムカデ人間2』位のもの。こちらもあれに勝るとも劣らない痛グロっぷりで、ホントそういうのが好きで見たい、って人にはオススメでしょう。そこは高評価です。痛さと怖さは違うというのは分かります。でも近年のハリウッドホラーに『怖さ』を求める、って事がモキュメンタリー以外ではもう無理ってもんでしょう。どの類似作を観ても如何に人体をどうするか?にこだわって競い合ってる様なもんですもの。それに「怖い、怖くない」なんていうのは人それぞれ、個人の主観だからこの映画は怖くない、なんて一概には言えませんしね。ま、僕は好きだからちっとも悪くないですけどね。BD発売が待ち遠しい。買ったら棚にある『ムカデ人間2』の隣に置くことにしよう。