1.《ネタバレ》 けっこう辛口なレビューが並んでる、キビシイなぁ
監督はリュック・ベッソンなんですね、なんだか余裕を感じました。
FBIの保護下にある元マフィア一家の4人のキャラがきちんと描かれてるし、わりと残酷なシーンもあるけど
それが不快じゃなく、ゆるさすら感じる。
こういうのって、なかなか出せない雰囲気だと思うし、面白かった。
ベッソン監督は世間で知られてる有名な作品よりこういった少々マニアックなもののほうが
面白いと思う。
いつ殺されるかわからない逃亡一家の投げやり、諦め、開き直りなんかを感じるブラックコメディ。
デ・ニーロ演じるお父さんは元マフィアっていうより完全にマフィア(笑)
家族愛が強くて、すごい執念深くて、それが日常生活の中でもしっかり出てるのが可笑しい
自叙伝、透明な水「グッドフェローズ」居所がバレる経緯、どれもよかった
ミシェル・ファイファーのどっちつかずのキャラ、子供たちの活躍、愛犬マラヴィータの目線
ディテールや細かい演出など拘りを感じる好きなタイプの映画です。
FBI役のトミー・リー・ジョーンズがいい味わいでして、一家襲撃のケリをつけるとこなんかもいい、
トミー・リーの役名がスタン(ス)フィールドなんだけど、これって「レオン」ではゲイリー・オールドマン演じた
悪徳DEAなんだよね、他にもなんかあるかも。
ただ見張り役の二人は生かしておいてほしかったなあ。