2.もう、動物たちの演技を見るだけで充分な映画ですね。ベンジーの目の演技、素晴らしいです。背中でものを言っているのも拍手ものです。ラストシーンでクーガー(ピューマ、アメリカライオン)の赤ちゃんを別の母親に託して去る後ろ姿、見事としか言いようがありません。人間でもなかなかあそこまで演技はできませんよ。それに、あの赤ちゃん達、可愛すぎです。さりげなく野生の掟が描かれていたりして、やっぱりディズニーの実写動物ものは水準高いです。ファンの方には申し訳ないけど、最近のアニメはろくなものがないという実感ですからよけいにそう感じます(汗)。ただ、自然の法則や動物の生態を考えると、ベンジーからあの赤ちゃんを託された母親は、1匹しか子供がいなかったわけですよね。普通あの手の動物は複数の子供を育てるわけだから、残りの子供は死なせてしまったと考えるのが自然ですよね。そうなると託された三匹の行方に関しても一抹の不安が残るわけですが、とりあえず(←口癖(笑))、ベンジーもお迎えが来たようだし、きっとあの母親はちゃんと育ててくれると願いましょう。