【東京ロッキー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-18 14:30:21) |
19.洋上で遭遇した2艦の果し合い模様は実に見応えがありました。双方の艦長のリーダー像には心底脱帽でしたので、一見有り得ない結末も違和感なく見れました。 |
18.《ネタバレ》 潜水艦映画の元祖にして最高傑作と誉れ高き本作、ご縁なりまして鑑賞致しました。米駆逐艦(ロバート・ミッチャム)と独潜水艦(クルト・ユンゲルス)の知力を尽くした戦いは、緊迫感に満ちて大変見ごたえがありますね。終戦後間もない制作年なのに、米・独の両国側のどちらにも公平に描いてる制作姿勢が素晴らしい。ラストの助け合いも戦争映画とは思えない爽快さがとっても良い! 実際の駆逐艦による機雷爆破の迫力と、観終わってよ~く考えたら女の人が全く出ていない!という硬派さに8点。 ※C・イーストウッドどこにいたんだろ?全然わかんなかったなー(笑 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-18 12:42:34) |
17.《ネタバレ》 血と汗の積み重ねで「悪」ドイツを打ち負かす。大多数の映画はまさにそれ。そうなるとここでは艦長の機転でギリギリ魚雷をかわさねばならないのだが。これは、勝負を曖昧となる戦略ではなく戦術での知将としてドイツ側を描き、互角に渡り合うことで名作になったのだと思う。ヒトラーに懐疑的な背景が若干冗舌を感じるも名優クルト・ユルゲンスの存在がすべてを成立させた。 |
《改行表示》16.《ネタバレ》 二人のキャプテンの魅力が十分に引き出されている。一筋縄ではいかないキャラ設定が実に見事。駆逐艦のマレル艦長は、最初はみんなから素人船長と馬鹿にされるがそれが百八十度してゆく様子は見ていて心地よい。潜水艦のフォン艦長は醒めた目で戦争を見つめる老軍人。ヒットラーやヒットラーを尊敬する若者を苦々しく思っている。戦争を憎んでいるのだ。 ◆駆逐艦のマレル船長は新婚の妻の乗った船を潜水艦に沈められた。それも目の前で。「悲惨さと破壊には限りが無い。まるで頭を切っても生えてくる蛇のようだ」潜水艦のフォン艦長は二人の息子を軍人に育て、戦争で失くしている。「前の戦争とは違い、今回の戦争では機械の戦いで、人間味がなくなった。この戦争に栄誉はない、勝っても醜悪だ。死者は神に見捨てられて死ぬ。無益な戦争だ」それぞれ心の傷を負い、共に戦争に対しては批判的な二人の知将が手に汗握る頭脳戦を展開する。派手さは無いが、厭きさせない。戦っている間に奇妙な友情のようなものが生まれ、最後はマレル船長がフォン艦長を救助する。それはマレル船長がフォン艦長が負傷した部下を必死で救助しようとする姿に感動したからだ。 ◆最後に進行役的役回りの軍医が言う。「希望を見つけましたよ。奇妙な場所で、海で戦いのさなかに」敵同士でも友情が生まれる、つまり理解しあえば戦争は避けられるという希望が描かれている。それは成功している。だが戦争の悲惨さは十分には描かれていない。どこかスポーツのような感覚で扱っているように感じる。指を失った元時計技師の水兵の挿話などは活きているが、どこか薄っぺら。潜水艦で恐怖のあまり頭がおかしくなり暴れる男も、どうも深みがない。短時間に納まりすぎるのだ。重厚な戦争人間ドラマを描くには尺が足りない。佳作だが名作とはいえない。例えば船長の妻の死ぬ場面、艦長の二人の息子が死ぬ場面を織り交ぜれば、ぐっと深みを増したことだろう。不幸な身内の死と長時間に渡る海での死闘を乗り越えての友情は半端ではないからだ。 ◆実際の駆逐艦を用いての爆雷投下場面は迫力ある。独米共に平等に描く監督のフェア精神は心地よい。ただドイツ人捕虜をあれだけ自由にしていたら乗っ取られるんじゃないかと心配してしまう。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-03 04:03:45) |
《改行表示》15.アメリカの駆逐艦と、ドイツの潜水艦との息詰まる攻防を描いた作品。 勇敢で冷静沈着な二人の艦長の心理戦を中心に、 昔懐かしいレーダー作戦ゲームのような展開が面白い。 戦争=爽やか、というのも一見矛盾しているような作りの作品なのだが、 鑑賞後に心地よい余韻を残してくれるのは確か。 あの結末なら、戦争への虚しさなどももうほんの気持、前面に押し出してくれるとなお良かった。 お薦めのクラシック映画。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-09-17 05:51:45) |
14.《ネタバレ》 全編がほぼ米駆逐艦と独潜水艦の戦い。戦闘機をぶっ飛ばしてマジ撮影してた「トラ・トラ・トラ!」よりももっと前の今から50年以上前にも海軍に協力してもらってマジ撮影してた映画があったのは普通に驚いた。合成を使わないといけないシーンは合成でもいい、ミニチュアを使って撮影する所はミニチュアでもいい、だけども水中爆発のリアルさと二つの艦をシンクロさせるようにシーンが変わるこの緊張感がたまらないほどに面白い。男しか出てこない骨太映画でも引き込まれすぎてあっという間に時間が過ぎちゃうし、ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスをチョイスした監督のセンスがたまらん、ありがとう(笑) |
13.海には男のロマン、夢が詰まっている。戦場という名の元に繰り広げられる男同士の駆け引き、攻防、アクション映画ではあるけれど、これは男の夢を海という場所に置き換えて、お互いがどうやったらこの戦いに勝てるであろう?というものを見せてくれている。戦いの舞台は海の上、潜水艦であれど、人間同士が戦っている。己の持てるだけの知恵と知恵による戦い、正にスポーツであり、ゲームであり、色んなものが見えてきて面白い。この映画を観るとやはり海を舞台にした男達のドラマ、潜水艦映画には外れが少ないて思えてきます。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-08 21:02:10) |
12.日本の戦争映画とはまた一味違う。ラストシーンはすがすがしい。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-27 10:14:28) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-11 22:16:30) (良:2票) |
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10.前に見た時ははっきり言って地味な印象しかなかったが、久しぶりに見てみるとめちゃ面白かった。ただひたすら駆逐艦とUボートの戦いを描いているのはすごく分かりやすくてかつスリリング。ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス演じる両艦長ともにかっこよく、また駆逐艦とUボートどちらか一方に比重を置いた描き方をせず、双方が対等に描かれているので偏りがなく二人の艦長が主人公のような扱いなのでこの二人の人間ドラマとしてもじゅうぶんに楽しめた。 【イニシャルK】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-07 13:29:23) |
9.勧善懲悪的な映画が多い中で駆逐艦とUボートの艦長が戦いの中でお互いを認め合いいつしか好敵手として認め合う関係になっていく…。リアリティがあるかどうかは別として分かりやすい設定で男同士の緊迫した駆け引きを描いたとてもよく出来た娯楽映画だと思います。最後の爆弾の爆発するまでがちょっと長すぎる気もしないでもないけど、今改めて見ても楽しめる良質な映画です。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-08 20:31:49) |
8.《ネタバレ》 素直に面白い! 戦争を美的に描き過ぎだとかそういうのは、この映画に関しては全くナンセンス。 物凄く秀逸な娯楽作品なわけだから^^ とにかく両艦長がムチャクチャかっこいい! 潜水艦VS駆逐艦、その駆け引きをお腹いっぱいになるまで見せてくれる。 好敵手同士の戦いってのは、スポーツでもゲームでも、見るものを必ずワクワクさせるもんね^^ 爆雷の投下のシーンは、物凄い迫力だし! 両者引き分け。 うん。 このエンディングしかないわな^^ いやあ、面白かった! 名作! 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 00:58:52) |
7.管理職に観せたい映画NO1。管理職研修教材に使ってください(笑)。 【STYX21】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-31 00:41:05) |
6. 潜水艦映画のひとつのエポックとなった作品なのではと勝手に解釈。「Uボート」ほどのリアリティはないが、爆雷攻撃や緊迫した魚雷戦など、見所多し。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 11:48:23) |
5. かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」の出だしに影響をあたえたのではないかと思ってしまう作品。ジャッカルとルベルのそれに匹敵する知力を尽くした1対1の対決モノの秀作。女がひとりも登場しないのもストーリーからすると当然とはいえ好い。あと、戦闘配置につくまえの両艦の中でのなにげない会話がいいんだよなー。 |
4.戦争映画の中でも後味がいい作品です。別に戦争映画に後味の良さなんか求めてないけど、最近のはひどいのが多いので。二つの視点から描く駆け引きはかなりワクワクします。ロバート・ミッチャムもよかったです。 |
3. おおっ!ナカナカ好評じゃありませんか。嬉しいですねぇ♪この当時でココまでドイツ軍を平等に描いた戦争映画って他にありませんから、可成り新鮮だったでしょうね。感動の名作とかではないですが、98分を潜水艦対駆逐艦のスリリングな読み合いで押し切るディック・パウエルの引き締まった演出は、個人的に大味なオールスター超大作などより遙かに好感が持てます。アメリカ人が扮したステレオタイプの偽ドイツ将校とかじゃなく、ドイツ人俳優クルト・ユルゲンスにヒトラー嫌いだが祖国愛に燃える潜水艦艦長を演じさせているのもグッと説得力を増していると思います。ドイツ人だって皆が皆ナチスに心酔してた訳ないですからね。勝負の結果も言わば「痛み分け」ですから、一方的な連合軍万歳映画じゃないと思いますし、ああいう爽やかな結末は案外ありそうで実は本作以外には殆ど見受けられません。もっと再評価して欲しい逸品だと感じてマス。余談ですが、モロ直訳ながら確かに味のある邦題ですよね?昨今の邦題(やたらと片仮名連発)は手本にして貰いたいくらいですよ。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-06 01:10:15) (良:2票) |
2.ほんとうは8点あげたいけど、今の目で見ると、どうしても潜水艦の内部がちゃちに見えてしまうので減点です(その後の潜水艦ものをいろいろ観て、やっぱり8点にします(2003年11月16日))。ストーリーは、とにかくよくできています。ドイツ潜水艦の艦長クルト・ユルゲンスとアメリカ駆逐艦の艦長ロバート・ミッチャムがお互いに相手の手の内を読みながら死闘を繰り広げる心理サスペンス的戦争アクションです。ま、アメリカ映画ですから結論は分かり切っているんですが、それでも充分楽しめます。潜水艦映画の基本のひとつですね。 【オオカミ】さん 8点(2002-07-03 10:29:27) |
1.クルトユンゲルスが格好いいんだけど、Uボートの艦長というよりは、ポケット戦艦の艦長ってな風格がありすぎるんだよね。全体的には非常に良く出来た映画だし、原作の様な結末にしなかったのも、映画としては成功だったと思います。 【奥州亭三景】さん 8点(2001-06-27 20:04:02) |