4.《ネタバレ》 ドラッグの世界の再現度が神がかっていると思います。
ドラッグやったこと無いけど、なんとなくそんな気がします。
またこの作品は非常にカッコいいところがある。
堕落しても真直ぐに衝動で生きるところに惹かれるところがあるのかもしれません。
人の心の闇が、生きることに伴う苦しさといっしょになんとなく気づかされる。
社会に嫌われたところで生きる彼等の人間模様が面白い。
そしてなんとなく自然な感じで良いです。
別に自堕落なだけで楽しそうではないし、羨ましいとも思わない。もちろん幸せそうでもない。
しかしそこには何かの繋がりがある。
それを見るのはとても面白いし、その繋がりは何かとても大切なもののような気がします。
「いったん手を出したらとりこになる」といって教典の上に置く。それはなんだろうか。
まるで宗教も「人がすがる」という意味ではドラッグと似ているといっているかのような、そんな感じを受けました。
だから神様を崇拝している人にとって、その「神」とは自分に都合の良いものだったりする場合がある。
この映画のドラッグをやってるような感覚とカッコ良さは好きです。