11.《ネタバレ》 ジョン・カーペンターという名前を初めて知ったのがこの映画です。
B級映画の象徴とも言える監督として今ではコアなファンが多数おりますが、公開当時はまだまだ若手の有望株という位置づけだったと記憶しております。
この映画は1970年代から見た当時の未来予想図でして、20世紀末にはアメリカの犯罪発生率が異常に高くなっているであろうとの想像。
そこからマンハッタン全部を刑務所にしちゃえって発想ですよね。
素晴らしい!
そしてそこに大統領専用機がハイジャックされご本人が不時着。
助けに行くのが稀代の犯罪者で元優秀な軍人であったカートラッセル演じるスネークプリスケン。
この主人公がクールなんですよ。
一切笑いませんわ。
ラストも社会風刺的なオチですしアクションだけじゃない面白さが根底にあると思っております。
確かに2010年の今となっては古めかしくもありチープにも見えるでしょう。
CGなんて言葉が無かった時代ですから。(特殊効果はアバターの監督のあの人です)
音楽も監督自身が携わっており雰囲気を盛り上げます。
脇を固める俳優も渋いところを起用しておりラストまで目が離せない映画だと思っております。
スネークと呼べ。
最高にクールな映画ですよ♪