タイムリーパー ~未来の記憶~のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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タイムリーパー ~未来の記憶~

[タイムリーパーミライノキオク]
VOLITION
2019年カナダ上映時間:92分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
サスペンスSFミステリー
新規登録(2022-10-12)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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あらすじ
ジェームズには幼い頃から断片的に未来が見えてしまうという特殊な能力があった。しかし、予見していたにも関わらず愛する母の事故死を防ぐことが出来なかったことを契機に、全ては運命であって決して変えられないのだと確信していた。大人になった今、彼はその能力を利用しながら無気力にその日暮らしの生活を送っていたが、ある日偶然出会ったアンジェラの窮地を救ったことから、彼の運命に変化が生じ始める。そして、ある犯罪に巻き込まれたことで、その変化は彼の人生を変えていくのだった。
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1.《ネタバレ》 時間は1本の線のようなもの。1次元であろうと2次元であろうと3次元であろうと、決して途切れることなく繋がっていて、だからこそ、タイムパラドックスでさえも予め用意されている未来であり、未来は変えることは出来ないのではなく変わってしまった未来も既に確定していることに過ぎない。つまりは全ては変えることの出来ない運命なのだ。  ジェームズが母の事故死以来確信していたことは、きっとそんな感じなのかなと思います。そういう意味では原題の「VOLITION」(意思、意思による選択)の方が良いと思えます。「タイムリープ」はテーマではなくあくまでも手段なのではないかと。  「タイムトラベル」ものが物理の法則に則ったものであるとすれば、「タイムリーパー」という邦題が冠せられたこの作品は、哲学的な概念に則ったものだと思います。あくまでも個々人の思念におけるお話。そう考えれば、薬剤の注射で生身の人間の姿が消えることについても特に違和感は感じませんし、寧ろ「あり」だと思います。  ひさびさに時間の概念やタイムパラドックスについて考えさせられる作品に出逢いました。主人公は自らの死の意味することを理解して死んでいったのでしょうか?それとも薄れゆく意識の中で、やはり運命として受け止めたのでしょうか?個人的には運命は変えられるのだと理解して死んでいったと思いたいところです。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-10-13 11:02:12)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
81100.00%
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