13.《ネタバレ》 これは有名な作品ですね。
洋ホラー映画のベスト10に入るくらいの。
高校生のときにレンタルした覚えがあるが記憶があまりにも曖昧で、
それで今回DVDを購入してみました。
流石に素晴らしい作品でした。
怖いとか不気味とかいうよりも、迫力あります。
そしてメチャクチャしつこいです。
このしつこさと邪悪さこそ、「悪」の存在そのもの、まさに本物の悪魔のようだと思いました。
人形に宿った魂の恐ろしさを見ると、ジェイソンやフレディをしのぐ一番凶悪な殺人鬼こそはチャールズではないかとも思えてきます。
子役はとても可愛かったです。しかしあの子役が朝食のシリアルとトーストをこしらえる場面の危うさは、チャッキーが包丁を持って襲いかかるのと並ぶ恐ろしさです。
この映画を見ると、子供のいうことを大人は信じていません。
自分の忙しさを優先してしまい、相手の言うことに耳を傾けません。
子供に迫る危機ですが、大人は見ようともしません。視点が違うのです。
大人の視点では子供の世界は見えない、気づけない。
もっと子供のいいたいことに関心を持ってあげよう。
子供が必死で訴えているのだ、その意味に気がついてあげよう。
それが子供に迫りくる危険な魔の手から子供を助け出すことにも繋がるのだ、
とこの作品は教えてくれているようでもあります。
繰り返しいうようですが、子供向けの玩具人形が牙を向くように、子供の危険はごくごく身近に潜んでいるものなのだとそう感じた。