《改行表示》17.《ネタバレ》 メキシコらしいすさんで危険で、もう後戻りできない感覚がたまらない。もう戻れない道筋を選んでしまった主人公の生き様を理解しようとしても、その主人公の生き方が実は常人では無いと言うことに気づくともう後戻りは出来ないのだと無理矢理に納得するしかない。 こうすれば良かったのにだとか、こんな事をしてはいけないだとかの言い訳が一切通用しない。彼らは本物のその筋の人間だから。この国の現状を検索すると恐ろしさで足元がぐらぐらになるような錯覚を覚えるほどだけど、そういう今いるこの国から見える現実とはまた違う恐怖感が垣間見える。 本当のメキシコという物は、渡航に際して政府が厳重に注意を呼びかけるほどの有様にあるんだろうけど、この映画の主張する危なさも相当な物だ。ありきたりな日常を享受できるありがたさに本の少し気がついた。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-11-08 04:38:23) |
16.《ネタバレ》 「バベル」前にかけこみ観賞。人と人とがわかりあうことができないこのろくでもない世界を、犬が寄り添い歩いていくってラストが秀逸。犬と飼い主は一心同体=各々の心の映し鏡的な演出でもあるんだろうけど、言葉も通じない犬と人間が共に歩む姿にも、また意味があるように思えてならない。人はわかりあう事ができるのか? |
15.3話ともめっちゃ面白かったけど、欲を言えばどれかの話を重点的にやってほしかった。その時あいつは…みたいなノリはタランティーノに任しとけばいい。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-05 22:52:38) |
14.《ネタバレ》 何の予備知識もなしに観たので、3本立ての映画だと知らずに面食らった。思うに1つ目のエピソードが長すぎた感じがする、そのまま展開していくものだと思っていた。しかし突然、事故の被害者である美人モデルの不倫生活の話に切り替わる。正直、この2つ目のエピソードには興味が沸かず、すぐに入っていけなかった。「被害者の話はいいから、少年のほうはどうなった?」が観覧中ずっと気かがりとなる。3つ目のエピソードは最初から登場していた老人が主人公なので「待ってました!」と観ることができた。3つとも「犬と愛とお金と家族」の話で、それが映画中央の交通事故で一瞬だけ交錯しているという構造。こういう仕組みは大好きなんだけど、主人公3人に何の関係性もないのは好き嫌いの分かれる所だろう。黒い犬が殺し屋に飼われるようになる点はシナリオの面白い積み重ねだった。美人モデルのエピソードも何らかの形を残して結末を迎えていれば、私も心置きなくこの映画を名作と呼んだだろう。 【337】さん 8点(2005-02-19 19:04:37) |
13.3つのストーリーと人間相関図がうまく出来てるなあと思った。テーマは「許されない愛」らしいしやっぱ悲しいね。犬がかわいかった。でもほんまに死んだりしてるみたいに見えたのでなんて残酷と思ったけど、麻酔で眠らせてるのかなぁ?オクタビオ役の人かっこいい。あたしならオクタビオと逃げます。(笑) 【mamik】さん 8点(2005-01-16 22:51:42) |
12.まさに犬畜生並みの愛を描いてますね。哀れで惨めな愛、暴力的で独りよがりな愛。 【NIN】さん 8点(2004-12-15 15:49:24) |
11.「犬好き」としては辛かったが、「犬型」としては共鳴せざるを得ない捨て犬の気持ち。一方的に愛を求めて、それがうまく行っているときは幸せだが、捨てられたときの寂しさは尋常じゃない。野良犬のような自分が悲しくなった。痛いところを突かれた。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-03-21 14:01:01) |
10.ところどころ微妙に絡み合いながら話が展開していくオムニバス。このテのものは誰が誰だがわからなくなりがちだが、この作品にはそれがない。脚本が良く練られており、キャラ立ちがしっかりしているからだろう。手持ちカメラによる撮影はメキシコの街の息遣いが聞こえてきそう。女優のエピソードがつまらなかったが、その他のストーリーはどれも秀逸。ガエル・ガルシア・ベルナルの表現力は将来有望。長いため頻繁とはいかないが、年に1回か2回は見たくなる映画だ。 【ダブルエイチ】さん 8点(2003-12-06 22:11:06) |
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9.とりあえず家で飼っているレトリバーを、思い切り抱きしめてやった。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-10-12 23:35:53) (笑:1票) |
8.3つのストーリーが一点で交差するという構成がおもしろい。それぞれのストーリーも、辛く悲しい人生の中にあっても生きる希望を見い出そうとする人間の勇気とか強さみたいなものを感じる。個人的には、ガエル・ガルシア・ベルナルに惚れました!きっと世界で活躍するいい俳優さんになると思います。 【れいぴん】さん 8点(2003-10-12 05:35:30) |
7.とても辛く、息苦しかった。もう1度観るにはエネルギーを補充しないと。すごくパワーを吸い取られました。それにしてもガエル・ガルシア・ベルナル、ホレた。 【Bridget】さん 8点(2003-08-18 23:41:07) |
6.カーチェイスや闘犬、監禁などのリアルな描写のインパクトが強烈でした。いい。いろいろ考え出すとたくさん意味が拾えそうな映画。あのじいさんはあれからどうなるのだろう。私はもう一度観ないと考えても物語やシーンの意味が拾えそうもない。色んな話が同時に進行して完結しているように見えるけどどれ一つとして完結しておらず、何となくフラストレーションの溜まる映画。やっぱりもう一度観ないと自分の心に深く入ってこないのか。。 【てっつん】さん 8点(2003-06-01 03:06:58) |
5.ぶっちゃけ男優めあてで観たのですが、ストーリーの作りに感動しました。すごいなー、と。メキシコののことをちょっと知ったかも。 【さみー】さん 8点(2003-04-21 22:16:37) |
4.一つの事件で変わる3人の人生。上手く描けてるとおもいます。かなり好きな映画です。愛について、深く考えさせられました。 【try】さん 8点(2003-02-26 07:12:18) |
3.タランティーノよりいいかも?ちゃんと?人間も描いてるし。血生臭い悲哀に満ちた3つの愛。殺し屋の「愛してる」という言葉だけが留守電に入らない・・・全てはここに集約されている。 【クロマス】さん 8点(2003-01-26 14:17:48) (良:1票) |
2.すごくよくできた映画だと思います。冒頭の疾走感あふれる映像に一気に引き込まれ、そのまま最後まで・・ちなみにDVDの特典映像に、削除シーンがたくさん収録されています。第2部の二人が喧嘩をはじめるシーンが少し唐突になってしまった理由や、本当のラストシーンが紹介されていて、ファンには必見かと。 【マイク】さん 8点(2003-01-20 21:05:59) |
1.なかなかストーリーがうまくまとまっていておもしろい映画だと思いました。アモーレス・ペロスとは『犬のような愛』という意味らしいのですが、3つの物語に必ず犬がいて重要なキーを握っている。許されぬ愛を求める彼らの姿が生々しい。153分と長い映画なのだが、ずるずると引き込まれてしまった。 【ダナエ】さん 8点(2002-11-08 23:41:20) |