《改行表示》19.田辺誠一は嫌いな役者だが片岡礼子がとてもよかった。とても感情移入できそうにないストーリーなのだが、見入ってしまった。後味もよかった。掘り出し物。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-22 01:16:52) |
18.何が良いって言われたら困るがなんか良いって感じの映画ですね。ゲイの二人ととにかく子供の欲しい女という濃い主人公の三人がそれぞれ自然で良い味をだしていて、普通は縁のないような設定でも無理なく見れます。なんか気持ちの良い映画です。好きです。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-07-11 18:46:41) |
17.映画の中で、夢を見る。ゲイのふたり。長年精神科通いの藤倉朝子。それぞれが社会の枠からはみでたマイノリティな存在でありながらも、彼女達だからこそ抱くことのできる夢を持つ。世間の偏った「常識」という枠にとらわれない彼女たちが紡ぐ夢。これを見たゲイの人もそうでない人も、きっとこの映画の中で、ちょっとおかしな、だけど面白い夢を見ることができたのではないかと思う。明るく、楽しく、ハッピーな映画。ラストはなかなかよかった。「傷つくことを恐れず、新たな一歩を踏み出すために」これがこの映画に込めた監督の思いなのだそうです。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-07-31 05:17:29) |
【k】さん 8点(2004-04-14 10:57:55) |
15.ありえなそうな、ありえそうな状況を、あっさり味で仕上げていて、久々にいい日本映画を見たと思った。派手で大げさな洋画とはまるで違う魅力がある。 【ともとも】さん 8点(2004-03-07 17:41:28) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 同性愛のカップルは、ふたりの間に子供を儲けることができない。それは自分の家族を育むことができないということ。 自らが同性愛者であると自覚した時から徐々に、自分の未来にはそうした暗雲が垂れ込めていることに思い至るのだろう。 理解されにくい同性愛という属性を必要に応じて隠しながら、自分の人生を生きる。それが孤独な人生であることは 私にも想像できる。ゲイのカップルに近づく藤倉朝子という女性の生い立ちは、映画の中ではほとんど明かされない。 ただ彼女の言葉や振る舞いから、彼女が満足な家庭で育たなかったことは推し量ることができる。彼女が自分の過去に ついて一言だけ「小さい頃に一回でもいいから誰かに死ぬほど抱きしめられてたら、こんなふうにはなってなかったと思うんだよね」と言った。愛されて生まれてこなかった子供は、一生自分の中に欠落感を持って生きなければならない。そんな生き辛さを抱えた3人が、自分たちの力で支え合って新しい絆を生み出そうとする。求めているのは特別なことじゃなく、ただの小さな幸せ。しかしこの3人にはその小さな幸せがこれまで、とても遠くに感じられていたのだ。 理解を望むわけじゃなく、ただ自分たちの幸せを探したいだけ。甘いかもしれないけど、そんな気持ちに私も共感しました。 【337】さん 8点(2004-01-08 07:47:46) (良:1票) |
13.片岡礼子さんは高校の同期ということもあって、影ながら応援していました。素晴らしい演技だったと思います。体を治し、早く復帰されることを願っています。 【まさサイトー】さん 8点(2003-12-20 05:41:01) |
12.すべてが中途半端、だが人生なんて中途半端で十分さ 【ポジティブ】さん 8点(2003-12-17 00:59:23) |
11.《ネタバレ》 この映画はさまざまな幸福の形があるというのを前提にしないとだめな人はいるんじゃないかな。秋野暢子が片岡礼子を罵倒するシーンがあるのですが、型にはまった平凡な人生を歩む主婦が破綻しているが好き勝手に自由な人生を謳歌する女性に隠れた嫉妬を持っているんじゃないかなあ、なんて思ったりもしました。脇役ではつぐみがいいですね!強烈な印象を残してくれて一発でファンになりました。ぜひこれからもくせのある映画女優として活躍していってほしいです。 【バチケン】さん 8点(2003-12-13 05:18:28) |
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10.《ネタバレ》 すがすがしい。性的嗜好は人それぞれ。そんなん、どうでもいいやん、という気にさせられます。自身へテロと認識してましたが、同姓に強く心奪われた経験から、いろいろありやね、と思います。これがバイのカップルだったら、かなりオドロオドロシイ話になったかもしれません。お兄ちゃんの死は悲しい。大事な人がいつ目の前から消えるかわからん。今しか無いんやな、と。監督のお人柄が伝わってくる、じわんと。「二十歳の微熱」は痛切ない心に、ぴりぴりっときました。これは、じわん、と良かった。 【きなこ餅】さん 8点(2003-11-02 21:11:43) |
9.かなりおもしろくて良い作品。友達にそっくりな子が居て笑えた。あーいう生活って羨ましいなぁとおもいながら見てました。色々見ながら考えてしまう映画です。 【しゃぶ】さん 8点(2003-06-01 11:45:16) |
8.意外に良く出来た映画だったので驚いた。人間関係の滑稽さや冷酷さを巧く描き出していると思う。悩みつつ、間違いつつ生きていくことの大切さを見た気がする。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-05-24 21:47:24) (良:1票) |
7.長かったですが、それをしのぐ繊細で瑞々しい人物描写に引き込まれました。橋口監督の作品にはいつもいらいらさせられる女性が登場しますが、今回は本当に腹ただしい位でした。ここまでするか?でも、こんな女、いるよなと思わせてしまう、こういう女性像を描けるのは、ゲイである橋口監督ならではかなぁと思いました。なんにしても、いつもいつも、当たり前のコトだと思っている価値観に疑問を投げかける彼の作品に、また、新しい目を開かせてもらいました。貴重な監督だと思います。次の作品も期待してます。 【にゃんたろう】さん 8点(2003-04-21 19:56:49) |
6.よかった!この監督の作品は始めてみたんだけど、他のも見てみたくなった。なんかリアリティに満ちてますね。人間の繋がりっていうもんを今まで見た映画で一番考えさせられた。役者人も好演も目立つ秀作。 【MxX】さん 8点(2003-04-17 04:24:02) |
5.私の知らない世界を垣間見れて面白かったです。単にゲイの男性のカップルの話ではなく、子供を持つことでどこか前向きになりたい女性の話がからみかなり濃い内容でした。「家族を選ぶことはできない」という台詞は個人的に共感できる部分がありました。子供を作るということは自分の家族を作るっていうことですからね。砂浜で三人が一緒になって泣いているシーンを見て、悲しいことがあったら、一緒になって泣いてあげられるのが、本当の家族といえるのではないかと思いました。彼等らしい独特のラストが描かれていて良かったです。 【はがっち】さん 8点(2003-04-16 16:32:41) |
4.よかった。高橋和也がいい味だしてる。ゲイバーでカラオケをしている人がいたんだけど、歌っている曲が槇原敬之(笑)こまかいっ!周りにゲイの人はいないけど、あんな人達だったら友達になりたいと思った。 【みわ】さん 8点(2003-04-10 23:29:36) |
3.長い! エンドロールで編集も監督だったと知り、納得。おい長いよ! 緊張感あるけど…。この映画をジャンル分けするとやっぱギャグ映画でしょ? だとしたら必要なカット割りはしないとね。映画は監督のものではなく、観客のものだから 【うめ】さん 8点(2003-03-05 02:12:45) |
2.歯科技工士の朝子役の片岡礼子さんの演技がとっても自然で良かったです。役に完全にはまり込んでいるという感じが伝わってきて朝子の緊張感や脱力感を体感できます。田辺高橋コンビも笑わせてくれました。 【かれく】さん 8点(2003-02-23 01:38:39) |
1.この作品の面白いところは、あるゲイ・カップルを通して、その対極にある女たちとを対比させていくことによって、男や女を超越した、今までとは違ったまったく新しい生き方の可能性を示したことにある。彼等の部屋は隅々までキチンと整理されていて、それだけで彼等というものが解かろうというもので、また女性に対して妙に優しかったりするものだから、誤解を招いて右往左往してしまう。これは自分の性癖を悟られないためのカムフラージュであるのと同時に、自分がゲイであることを認めたくないという気持ちがどこかにあって、彼等のそういう気分を橋口監督が実に巧みに説得力をもって描いている。このひたすら女性的で優しい彼等に対し、女たちは威勢がよく行動的な反面、なんと身勝手でだらしないことか。コミカルに流れていく中、終盤、唯一血を分けた兄の突然の死に直面し、猛烈な孤独という現実に慟哭するシーンに、作者の深い思い入れを感じた。 【ドラえもん】さん 8点(2002-06-17 00:56:00) |