2.《ネタバレ》 なんというか、平和で平穏なように見える日本でも裏ではいろいろあるのだなということに気付かせてくれる作品でしたね(まあフィクションが含まれてはいるのですが)。事実に基づいた作品ということで、非常に興味深くそして面白い映画でした。この拉致された金大中氏が後に大統領となり、さらにはノーベル賞まで獲ってしまうのですから何とまあドラマチックな人生なんでしょうか・・・・。
残念なのは、佐藤浩市の立ち位置がもろにフィクションな感じでリアリティのあるスリリングな展開に水を差している事ですね・・・・。
個人的には、阪本監督に「日本のコスタ=ガヴラス」の称号を差し上げたいです(たぶんそんなもんいらんと言われるでしょうが・・・・)。今後も、社会派エンターテインメント作品をどんどん撮っていってもらいたいです。