5.《ネタバレ》 本作の公開日は、1988年12月24日。つまり、「昭和」時代に公開された、唯一の「釣りバカ日誌」ですね。この時点で、長いシリーズの中でも、特別な一作であることを物語っている気がします。 シリーズを通して、大企業の社長 (スーさん) と万年窓際族の平社員 (ハマちゃん) の二人が、釣りという「趣味」によって、まるで上下関係が逆転したような姿は喜劇的であり笑えます。 ・・・でもね、この姿は本当は「普通」なんですよ。休日を返上してまで、早朝からお偉いさんや取引先の自宅までお車でお出迎えして、一日中、釣りやゴルフでゴマすり接待。そういう関係が常態化した日本の会社社会、この二人の関係が目新しいと思うこと、、むしろそれが "異常" なのかもしれません。 批判覚悟で言ってしまうと、長いシリーズのなかで、本当に良かった、と言えるのは本作だけです。もちろん、大きな理由があります。スーさんがハマちゃんの正体を知り、ハマちゃんがスーさんの正体を知ったこと。二人は驚愕し、悩み、、そして、それでもなお「釣り仲間」として今までの (対等な) 関係を続けたこと。シリーズ全てを観てはいませんが、これ以上に心打たれて感動するエピソードは、この先にはないと確信したから。 先日、西田敏行さんが逝かれました。 長い間、本当にお疲れさまでした、そして、邦画界にもたくさんありがとう。 どうかそちらでも、スーさん (三國連太郎さん) と、思う存分、釣り三昧してください。 【タケノコ】さん [地上波(邦画)] 8点(2024-10-18 22:22:03) (良:2票) |
4.記念すべき「釣りバカ日誌」シリーズの第1作!みんな、みんな若くて今以上にとても元気です。西田敏行と三國連太郎の素晴らしきコンビはここから出発!石田えりのみちこさんもとても可愛い。この作品については色々と文句言うよりも面白ければ全て良しとしよう!余計なことなど考えずに楽しむ。それがこの作品の正しい見方であると思います。 【青観】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-12-22 23:35:14) |
3.このシリーズ、若い頃は嫌悪感があったんすよね。何と言うか、そのヌルさとか、オヤジ慰撫慰撫な感じがダメだったんだけど、自分がオヤジになってきてるからかなあ、改めて観てみたら結構楽しめてしまった。西田・三國コンビが画面に出てるだけで安心して観られるし、石田えりのみち子さんもキュートだし(願わくば、「合体」シーンの暗転は、もう少し後に伸ばして欲しいけど、でもそれやっちゃったら松竹じゃなくて“にっかつ”になっちゃうしね笑)。戸川純とヤバセバビじゃなかった山瀬まみの二人も、ちょっとすっとぼけててオフビートな感じが良かった。ところでこれが製作されたのって、ちょうどバブル真っ盛りの時期なんですね~。日本中がアワアワとバブってる時期に、こういうスローライフ的なものを出したのっていうのは、案外先見の明があったのかも。 【ぐるぐる】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-12 17:36:24) |
2.一応8点とつけてるけど、本来こういう映画に、あれこれ言うのは野暮というもの。喜劇なんだから「笑わせてくれたか」という、その一点で評価すべきでしょう。西田、三國の漫才を見るような映画。アメリカで言えば、ジャックレモンとウィルターマッソーというところか。頭空っぽにして、気楽に笑える映画ってのが、いまなかなかないから貴重ですよ。 【ひろみつ】さん 8点(2003-11-17 22:14:49) (良:1票) |
1.今や寅さんに次ぐ松竹の連続ヒット作の1作目ですか。やっぱり石田エリの方がいいなぁ誰かさんよりも・・・ 【奥州亭三景】さん 8点(2002-10-17 00:53:29) |