アッカトーネのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アッカトーネ

[アッカトーネ]
(乞食)
Accattone
ビデオタイトル : 乞食/アッカトーネ
1961年上映時間:120分
平均点:7.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-05-15)
ドラマモノクロ映画
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タイトル情報更新(2024-08-02)【にじばぶ】さん
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監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
助監督ベルナルド・ベルトルッチ
キャストフランコ・チッティ(男優)ヴィットリオ・"アッカトーネ"・カタルディ
アドリアナ・アスティ(女優)アモーレ
モニカ・ヴィッティアセンザ(ノンクレジット)
脚本ピエル・パオロ・パゾリーニ
音楽ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
撮影トニーノ・デリ・コリ
配給ユーロスペース
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2.《ネタバレ》 イタリアの名匠、ピエル・パオロ・パゾリーニの監督デビュー作。 主演は、パゾリーニ映画の“常連”であるフランコ・チッティ。 この人の顔は何度も見たことがあったけど、顔と名前をしっかり憶えたのは今回が初めて。 他の作品でもかなりの個性を発揮していた彼だが、本作においては主役ということもあって、存在感ありまくりだ。  舞台はローマのスラム街。 主人公であるアッカトーネは職にも就かず、プラプラと日々暮している。 彼の経済的根拠は“ヒモ”。 要するに、自分は毎日遊び呆け、女性に食わせてもらっているのだ。 なんという羨ましい暮らしぶりだろう。 「仕事なんて堕落した人間のすることだ。」 と、彼は劇中でのたまう。 なかなか哲学的なプータローだ。 自分も多分にプータロー気質な部分があるからして、こういった「怠け者の若者」を題材にした作品は、それだけで自分のツボにハマってしまう。  袖まくりをしながら、ガタイのいい(体格のいい)彼は街をブラブラとしている。 ロクに働いてもいないのに、無意味に体格がよろしい。 とあるきっかけで肉体労働を一日だけすることになるが、すぐにバテテしまう。 あのガタイは一体、何の意味が! 見かけ倒しかよ、おい! そんなとこも自分に似てて楽しかったりする。  そんな彼もついには奥さんに見捨てられ、家を追い出されてしまう。 それでも彼は働かない。 ガタイを活かさない。 しかしながら、さすがにそんな彼でも飯なしでは生きていけない。 「お腹が空くのは、食べることが習慣になってしまった証拠だ。」 と、またしても哲学的なことをのたまうが、要するに腹ペコな彼。 ついには、子供をあやすフリをして、子供の首にかかったネックレスを盗んでしまう。 そうして堕落の道をひたすら突き進んでいくのだが・・・  後期の彼の作品群に比べると、過激な描写はほとんど無い本作。 それだけに、パゾリーニの描き出す独特の映像世界にどっぷりと浸ることができた。 パゾリーニ映画のモノクロ世界は、見ていてとても心地良くなる。 彼の作品群の中で、それを最も強く感じさせたのは、この『アッカトーネ』という作品だった。  巷のレビューサイト等で、非常に評判が良かった為、見ることを決めた本作。 どうやらその「口コミ評判」に間違いはなかった様だ。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-01 21:17:59)
1.なんとも悲しい映画。あの遺作あってこの処女作ありって感じです。あのスラムから見える都市と教会、十字を切るラスト。「ソドムの市」となにか似ている気がしますが、根底のモノが違う気がします。
yoziさん 8点(2003-02-24 12:42:40)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.40点
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200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7360.00%
8240.00%
900.00%
1000.00%

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