1.《ネタバレ》 【根室でバイバイ&東京ララバイ篇。84夏。マドンナは中原理恵さん。】
まず、登が登場。(渡世人暮らしからきちんと足を洗い、嫁さん貰ってちゃんと真面目に働いて生活していました。過去の主要人物だった彼が一つのケジメをつけ無事生きていたというところを寅次郎にそして私たちにも見せてくれたという形です。)
次に、満男が中学入学してました。(一丁前に学生服着てブラスバンド部に入ってフルート吹くようになっていました ピロロロと。きっとこれからは一作毎に顔つきもやる事も見違えてくるのでしょうね そんな子役の成長過程を見ていくコトも楽しみの一つです。)
そして、タコ社長の娘あけみが登場してきました。(元ピンク界の女王だった美保純御姉様がそんな色気や嫌みを全く感じさせない 喜劇キャラになりきった姿で登場、今回、寅との絡みはあまり無かったように感じますがこれからの活躍が期待されます 寅劇場にとても見合った人間の選出であったと思います。)
そして陰気男の佐藤B作、ニヒルな男トニーと強烈キャラが脳裏に焼き付き記憶に残ります。
そんな意味では今回の夜霧にむせぶ寅次郎、やはり見逃せない回となっていたと思います。
。マドンナ役の中原理恵は最後寅次郎に対して〝なにぬかしやがんだ このアマ〟って程に恩知らずで信じられないほど憎い一言ほざき消えていってしまいましたが、結果的には根室に戻って寅の忠告どおりに堅気で真面目に働く男を相手に選び その事をちゃんと報告までしてきたわけです(寅次郎ひとりにではなく諏訪夫婦にまでもちゃんとご報告。) 水に流してあげましょうや 仮にも歴代マドンナのお一人なんだから。
でもそんなことより寅次郎、今回、かなり男前で常識人だったように感じる(顔は除く。)