1.《ネタバレ》 オープニングからもう涙。度重なる試練や偏見、お上のバックアップのなさ(補聴器高すぎるわっ)に反して、近代化する北京の街・文化がなんとも皮肉で泣けます。時には「きれい」でいたい・妻でいたい、という女の部分も残しながら、「きれい」でないお金も得て使う彼女の姿、したたかであってもやっぱり応援したくて爆涙です。ハンディキャップをお持ちでなくても、お子さんの病気とかアトピー等であちこち駆けずり回って時とお金をつぎ込んだ経験のあるお母様なら、このかたくなで必死な母親の頑張りが染み入るのではないかと思います。母子カプセルの中でこの坊やと向き合い、話しかけるコン・リーのタイミングがめちゃくちゃうまいです。わざと太っているのかもしれませんね。美しいコン・リーを見るなら「たまゆら~」ですが、僕のきれいなお母ちゃんを見るならこちらです。