《改行表示》6.戦争映画なのに、ファンタジーのような映画だったなー。リアル不思議の国のアリスのような。邦題からもっと血なまぐさい戦争映画かと思いきや、ふわふわした映画だったのでびっくりしたが、素敵な映画だった。 渋谷ですらビデオしか置いてないというのが勿体ない。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-07 20:11:56) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 小春日和の休日の昼間にウトウトしながら見ていたい感じの作品ですね。非常に幻想的で、まるで夢の中にいるかのような印象を受けました。大人のための童話と言っても良いかもしれません。 ただ、患者たちも楽しそうに見えますけど、街から出ようとする場面や最後病院に戻る場面など時折出てくる素の部分は非常に冷静なんですよね。もしかしたら、彼らは決して狂っているわけではなく、この狂った世の中から距離を置いているだけなのではないでしょうか。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-11-24 19:30:27) |
4.戦争映画としてはすごい斬新。サーカス団の一員のようなジュヌヴィエーヴ・ビジョルドと、王様にまつりあげられて慌てふためくアラン・べイツがキュート☆ファンタジックな世界が描かれているのに、“狂っているのは夢の世界に住むキチガイではなく、戦争をする現実世界の住人では!?”というメッセージが強烈に伝わってくる作品です。 【RITA】さん 8点(2004-05-23 21:44:30) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 もちろん戦争を皮肉っている。あと、フランスは王制を終わらせてしまった国だが、自由になった精神病院の患者たちが築きはじめたのが共和国ではなく王国であったということは、フランス革命自体も皮肉っているのではないかという気がして面白く観ることができた。作り手がアンデルセン童話の「裸の王様」に着想を得たのかどうかさだかではないが、ある意味で、完全に「裸の王様」という話になっていた。 |
2.こういうファンタジーのような戦争映画も面白いですよね。精神病院から患者が逃げ出してくるという発想は、真逆から人間社会を批判するときに使われる手法で、「遠すぎた橋」でもショーン・コネリーが降下した地点でも出てきましたね。本作は見ているうちに、どっちが正気なのかわからなくなってくる面白さがあります。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-30 19:00:24) |
1.朝吉殿、輸入盤ならDVDが入手できますぞ。そして、確かにビジョルド(ビュジョルドが正しいんだろうけど、こちらの表記の方が好みなんで)は、ほとんど天使的な可愛らしさ。最後、精神病院の患者たちの方が「正常」で、戦争をくり返しては死んでいく現実世界の人間の方が「異常」だというメッセージは、なくもがなだとは思うけど…素直に「美しい映画」です。 【やましんの巻】さん 8点(2003-10-06 15:08:45) |