ロスト・イン・トランスレーションのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ロ行
 > ロスト・イン・トランスレーションの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ロスト・イン・トランスレーション

[ロストイントランスレーション]
Lost in Translation
2003年上映時間:102分
平均点:5.79 / 10(Review 194人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-04-17)
公開終了日(2004-12-03)
ドラマコメディロマンス
新規登録(2003-10-22)【tomomi】さん
タイトル情報更新(2023-09-10)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ソフィア・コッポラ
キャストビル・マーレイ(男優)ボブ・ハリス
スカーレット・ヨハンソン(女優)シャーロット
ジョヴァンニ・リビシ(男優)シャーロットの夫 ジョン
アンナ・ファリス(女優)映画女優 ケリー・ストロング
竹下明子(女優)通訳 カワサキ
桃生亜希子(女優)Pちゃん
リーソル・ウィルカーソン(女優)ビジネスウーマン
藤井隆(男優)マシュー南
ナンシー・スタイナーリディア・ハリス(ノンクレジット)
江原正士ボブ・ハリス(日本語吹き替え版)
脚本ソフィア・コッポラ
音楽ブライアン・レイツェル
作詞松本隆挿入歌「風をあつめて」
作曲細野晴臣挿入歌「風をあつめて」
挿入曲アンナ・ファリス「Nobody Does It Better」
撮影ランス・アコード
石坂拓郎(撮影助手)
製作ソフィア・コッポラ
製作総指揮フランシス・フォード・コッポラ
フレッド・ルース
配給東北新社
美術K・K・バレット(プロダクションデザイン)
衣装ナンシー・スタイナー
その他桑島十和子(アシスタント参加)
あらすじ
CM撮影のために東京に滞在中の落ち目の俳優ボブ・ハリス。彼と同じホテルに泊まっているシャーロット。彼女は写真家の夫の付き添いで東京にやって来た。言葉も通じない習慣も違う日本に戸惑い、ホームシックになるボブとシャーロットは、ホテルのバーで出会い互いにこの旅で初めて安心感を抱ける一時を過ごすことができた。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
21.《ネタバレ》 国や立場は違えども、人は誰しも言葉の通じない異国で過ごした時に何とも表現し難い寂しさ・やるせなさを感じるものです。 本作はそれがとても上手く表現出来ているかと。 また、本作のスカヨハの綺麗さ・可愛さ・透明感の有る佇まいは、齢55のオッサンである私はイチコロ(死語)でした。 ビル・マーレイとスカヨハの何とも言えない微妙な距離感と、終始プラトニックな関係で有る所がまた良く、 特にラストシーン、歌舞伎町の雑踏の中で身長差の有る二人が別れの抱擁を交わす一連のシーンは、 独り寂しげに歩くスカヨハがビル・マーレイに声を掛けられ振り返る時の表情の変化、 そして踵をチョコンと上げるその仕草含めて切なさ一杯でした。  余談 「これはソフトを手に入れるべき作品だ」と思い通販サイトを検索したら、 世に出回っているのはビル・マーレイが座っている写真のジャケット仕様のみ。 そりゃ主役だから仕方のない事ですが、スカヨハ版ジャケットのソフトはプレミアが付いている様で、 購入を躊躇している所です。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-10 17:40:44)(良:1票)
《改行表示》
20.見る人によって色んな姿に映る街、それが東京。  日本に居ながらそんなに東京に行った事ない自分にとっては東京ってこんなもんなんじゃないの?と思ったが、実際に住んでいる人にとっては違和感を感じるのかもしれないですね。  ビル・マーレイとスカヨハがマシンガンの襲撃に会い(おもちゃ)東京の街に飛び出すシーンが好き。これが英語圏の国だったらこんな展開にはならないだろう。言葉が通じない国だからこそ、疎外感や孤独を募らせた両者が助けを求めるかのように、自然とああなったんだと思う。 両者の微妙な心理描写が画面を通して伝わってきたので、引き込まれた。  日本の美しい風景だけじゃなく、ゲームセンターやカラオケ、藤井隆の変なTV司会者など、ヘンテコな部分も見せているのは良いと思った。
ヴレアさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-22 07:19:16)
《改行表示》
19.いきなりスカーレット・ヨハンソンの尻のアップから始まるというサービスぶり(替え玉ではないと信じたい)。しかも舞台は見慣れた新宿。期待は高まります。 が、映画というより、NHKスペシャルとかでちょっと気取ってやりそうな、ドキュメントとフィクションを混ぜた「映像詩」風です。「スカヨハが退屈しのぎに見て回った東京(ちょっとだけ京都)」という感じ。 ストーリーとしては退屈ですが(それが狙いかもしれませんが)、やかましい選挙運動とか、低俗なテレビ番組とか、区別のつかないメニューとか、なかなか痛いところを突いています。 そして最後に、ニヒルでクールだった主人公がようやく熱くなります。なんとなく、サマセット・モームの「雨」を思い出しました。東京ってそんなに奇異な街ですかねぇ。 
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-17 03:36:54)
《改行表示》
18.ビル・マーレイってこんなにデカい人だったんだね~。大きな図体で、飄々としていて。どこまで本気なのかわからない軽口をたたいて見せるけれど、でも決して陽気というわけじゃない。むしろどこか寂しげ。 この人、普段からこんな感じなのかなー。出演する人みな、そんな風に「素」を感じさせるものがあって(あ、藤井隆以外、ね)、映画自体に、作り込み過ぎない、即興的な印象があります。映画は、新しいもの古いもの何でもゴチャマゼになった街、東京を、さまざまな面から切り取り、そっけない感じで並べてみせる。その中で、物語の中心となる男と女も、何となく揺らいでいて、遠くアメリカにいる妻子、自分よりも仕事に夢中の夫、そして言葉の通じない、目新しく奇妙な、今の自分を取り巻く環境、それらに対し、微妙な距離感を感じている。どうしても映画で描写される日本がデフォルメされてしまう部分はありますが、主人公の受ける「印象」というものを映像に反映させて描くとなれば、これは要するに「主人公には、こう、見えた」ということなんでしょう。その描写とて飾らない素っ気なさがあり、一方でビル・マーレイのトボけた味わいがあり、そこから生まれるユーモアが、この作品の大きな魅力になってます。 何でもゴチャマゼ、何でもアリアリの、この日本という国は、主人公の前に様々な側面を見せ、それがしばしば主人公の揺らぐ気持ちとも呼応する。そのたゆたいが、何だか、心地いい。やっぱり、日本に生まれ育った我々って、結構、貴重な経験してるんじゃないのかなあ、なんて。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-10-07 14:52:15)
17.《ネタバレ》 はっきり言って派手さはない。ストーリー的にも捻りはない(でも脚本賞受賞)。しかし、旅先で出会った異性が何故か魅力的に見えて恋に落ちてしまうのは誰でも一度は経験のあることではないだろうか。そういう意味では非常に入り込み易い映画だと思う。スカーレットヨハンソンもこの頃のわずかに幼さを残した感じが良い。そしてビルマーレイの歌う「モアザンディス」が何故かとても心に残る。地味だけど時々見返したくなる不思議な映画。
mickeyさん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-28 02:00:51)
16.私の知らない、まるで異国のような「東京」が見られて楽しかったです。ヨハンソンもまた美しく、作品に華を添えるにはうってつけの人選だったと思います。バカにされていると考える人も多いようですが、私は逆に「日本人が思っている以上に外国人が表現する日本の方が的を射ているんじゃないかな」と思いました。監督が日本に滞在経験があるので敬意を持って撮られているのには好感が持てます。ビル・マーレーと徐々に距離を縮めて行くのがたまらなくいじらしかったです。何も起きないのだけれど、それが良い。見応えがありました。
Kの紅茶さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-25 10:06:13)
《改行表示》
15.《ネタバレ》 この映画、実は現代版の「東京物語」とも呼べる。元々、ソフィア・コッポラは東京という街をアメリカ人が迷い込む異国の地、自発的な孤独を生み出す環境として捉えているように思うが、それは正に小津の『東京物語』の主題でもあったはずである。これはある意味で外国人を主人公にすえたからこそ描かれ得る、本来的な「東京」の姿なのであるが、僕らはもうそういった見立てというか作為なしに、都市としての東京に現代的な物語としてのリアリティを感じないのかもしれない。確かに東京という物語は矮小化し、偏在化しつつあり、それはもう「東京」でなくても全く構わないとも思える。 本当の『東京物語』であれば、東京という場所における笠智衆と原節子の立ち位置が小津の世界観として一番しっくりくるが、それがこの映画では逆転<笠智衆がスカーレットで、原節子が都市生活に疲れたビル・マーレイ>しているところがアメリカらしい彼らの基本的なイノセンスの構図<子供こそが穢れなき存在であること>なのだと言える。そう考えれば、スカーレットの異様な子供っぽさも理解できるような気がするが、それを現代社会というタームに照らし合わせてみれば、また別の意味での新しさをも想起させる。 『ロスト・イン・トランスレーション』は都市という孤独を鮮明に描こうとするが、孤独は現代という空間であまりにも無自覚に受け入れられている為にその悲哀の輪郭はとてもぼやけている。抵抗しつつもそれを受け入れざるを得ないこと。それがたぶんビル・マーレイの悲劇であり、スカーレットの常態なのだろう。その受け入れ方の違いはある意味でとても切実である。 
onomichiさん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-20 23:02:48)
14.ホームグラウンドでよく知っているはずの東京が、不安げに怪しく、でもとても美しく描かれていた。日本人が描く東京よりも、ずっと直接的でリアルだった。ラブストーリーとしても繊細で、いかにも映画みたいなコテコテしたラブストーリーが苦手な私には、とても好感持てた。
●えすかるご●さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-05 23:26:35)
《改行表示》
13.《ネタバレ》 見慣れた東京の光景も、外国人の視点で見るとまた違った感じになりますね。渋谷・新宿と良く知っている場所がたくさん出てくるので非常に楽しかったです。(しかし、ホテルのシーンは、最初セルリアン東急かと思ったらハイアットの設定でしたね、)この作品を見ると日本も欧米化したといってもやはり東洋なんだなと実感しますね。(それ程、デフォルメされていないので、見ていてほとんど違和感はありませんでした。) ビル・マーレーの演技も非常に味があって良かったですね。CM撮影のかみ合わなさは面白かったですね。(しかし、マシュー南は世界に通用するキャラかもしれませんね。存在感ありました。)しかし、ゲーセンの場面でブルーハーツの音楽が流れてたんですけど、何か歌詞や声が違ってませんでしたか。(原曲使えなかったんですかね?)  個人的には、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンがホテルの部屋で日本酒を升で飲みながら、日本語字幕付の「甘い生活」を見ているシーンが印象に残りました。 
TMさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-23 12:38:02)
12.ここの評価が高くないのと前に聞いていた評判などからあまり期待はしていなかったのですが、予想をはるかに上回るくらい面白かったです。日本の滑稽さ(もちろん自国の人間からしたらやりすぎに感じられる点はあるけど、それはしょうがないでしょ?)だけじゃなく、日本の美しさをきれいに撮ってるところに感心しました。オープニングのお尻も然りで映像もおしゃれでした。テンション超高い娘に冷たい呆れた視線を送るスカーレットヨハンソンの顔が印象的。アメリカ人でもこーゆうフィーリングってあるんだなぁって。このシーンもそうだけど、この映画自体に自分に近いものを感じましたね。好きな映画です。
69さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-05 16:44:31)
11.《ネタバレ》 憎い演出してくれます、ソフィアコッポラ。終始淡々と進むストーリーにもかかわらず、二人のストイックでもどかしい恋愛に見せられてしまいました。素晴しいバランス感覚の恋愛ですね。愛しているんだけど、今の生活を崩すことのできない二人の最後にするキス、、、、憎い!非現実的な恋愛映画が多い中、この設定は憎すぎます!さらに最後の聞こえない(翻訳されない)会話はまさにロスト・イン・トランスレーションじゃないですか!憎い!確かに、日本と言う異文化に慣れない外国人のつらさを、異文化のせいにする、いかにも「全てはアメリカ中心」的なアメリカの傲慢さを地で行くような感じがかなりします。しかし、恋愛映画としてのこのバランス感覚は憎いとしかいえないので8点!
ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-14 22:38:46)(良:3票)
10.日本が舞台であるのが話題にあがりやすいが、この映画は叙情詩である。日本や東京はそれの舞台でしかない。異文化と孤独感(孤独ではない)を前に、主人公二人の間にあるのは友情なのか愛情なのか。言葉にはしがたい、とても繊細な感情。ソフィア・コッポラ監督はそんな繊細な感情を描ききっている。いい意味で末恐ろしい監督だと思った。
ファイティングアイリッシュさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-12 23:00:20)(良:1票)
9.プラトニックに勝るものなし!
もりしげひさやさん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-14 17:41:33)
《改行表示》
8.《ネタバレ》 この映画に出てくる日本人を見ていて妙にみかついた人もたくさんいたのではないでしょうか?しかし残念。これが日本人なのです。つい先日、普通に道を歩く外人に対しおそらく修学旅行中の学生たちが「ぴくちゃー、ぴくちゃ-!」とわめきながら勝手にその人たちの写真を撮ってそのままどっかに行ってしまいました。残された外人の旅行者たちは唖然としながら一言、"What was that?(なんだあれは!?)"。代わりに謝罪いたします。すみませんでした。 「キルビル」みたいな日本人像は問題外ですが、この映画の日本人描写は巧妙かつ確かなものです。英語をしゃべれない人ほど「通じればいいねん」とか「ジェスチャーだけでも大丈夫」とか言いますが、そういう人が実際英語をしゃべらないといけない環境に置かれるとこの映画の日本人のようになります。作中、何度自分が映画の中に入って代わりに通訳してあげたいと思ったことか。と、まあ日本人批判が長くなってしまいましたが映画自体は素晴らしいの一言に尽きます。日本の中心地「トウキョウ」の繁栄の裏に隠された空虚さが滲み出ています。オレ自身、急に時間が空いて東京を一人でぶらつく時間があったことがあるのですが、全てがあるようで何もない街です。少し街を歩いてもうあとは明治神宮で時間をつぶしました。そのぐらい東京という街はからっぽです(東京にお住まいの方すみません)。そしてそんな空虚さを映画で表してくれたのが日本人ではなく海の向こうからやってきたソフィア・コッポラという名の映画監督だというこの皮肉。それだけでも充分面白い作品だと思います。日本という土地で自分自身を見つめなおすシャーロットとボブにならって、私たちも日本人として自分を見つめなおしたいものですね。強くそう感じた作品でした。
TANTOさん 8点(2004-12-09 18:04:55)(良:1票)
7.お互いに分かり合っているのか、いないのか、悲しいかな、何となくで、生活は出来てしまう。何と適当に生きていることだろうか。本当に伝わったかどうかより、自分自身で伝わったと思い込むことによって、しばしば私たちは、納得しがちである。コミュニケーションが取れない異国での、男女の交流。微妙なタッチで二人の関係は描かれている。恋愛映画だと私は感じた。セックスも愛の言葉もない。でも見ている側は感じることが出来る。二人の微妙なしぐさや会話の中には、心の交流が見て取れるのだ。「愛してる」なんて台詞は出てこないが、二人の間には愛が存在している。[言葉],コミュニケーションの上でこれほど重要なものはない。しかし間違えてはいけない。言葉は言葉単体で成り立っているものではない。同じ「愛」という言葉でも、使う人、場所、状況、によって、違ってくるものだ。昨今は違う言語の人とはもとより同じ日本人でもコミュニケーション取れているのか不安になることがある。大事なのは言葉の裏側の感情なのだ。悪く言えば地味であいまいな映画。でも私は大好きだ。どんな激しい恋愛劇よりも、心に迫るものがあった。アメリカ人が撮ったとは思えない。むしろ日本人が撮ったような印象を受ける。上質。
K・Tさん [映画館(字幕)] 8点(2004-08-20 17:12:01)(良:1票)
《改行表示》
6.ストーリーは特段大きな出来事はないけど、アメリカから日本にやってきて、知っている人も誰もいない世界で、話している言葉も生活も違う暮らしの中で一人孤独を味わう。  翻訳という会話の中に失われていく言葉があると共に、家族との会話の中にも行き違いやコミュニーケーション不足からどんどん言葉が失われていく。  孤独の中で自分自身や家族との生活に行き詰っている自分と向き合うことになる。 同じ境遇にいる人と出会い、お互いが支えあいながら、東京に来たことで、今までとは同じように見えて違う道を歩んでいくチカラを与えてくれた。  そんな成長をユーモアたっぷりの優しい視線で見せてくれた本作はやはり評価に値すると言っていいだろう。  アメリカ人から観た我々が気づかない東京、日本を描いているのも興味深い。 普段、気づかなかったけど、外国の人はこんなことを不思議がっているのかが分かる。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2004-06-25 14:35:12)
5.《ネタバレ》 それぞれ言葉というコミュニケーションの手段を失った男女の間に生まれた孤独感と友情そして恋心を丁寧に描いた良い映画だと思いました。この映画の好きなところは、ビル・マーレイ演じる中年の危機を迎えている俳優とスカーレット・ヨハンソン演じるダンナに構ってもらえない女性の孤独感をとても印象的に描いているところです。知らない土地に出かけてもホテルからなかなか出れずテレビばかり見てしまったり、勇気を出して出かけてみてもその土地の文化をすぐには理解できず疎外感を感じてしまうことはあると思います。そんな人生にも街にも迷い込んでしまった二人が、出会ったことで少し前向きに生きていこうと思う不思議な出会いの物語にロマンチックという言葉が見事に当てはまると思いました。笑いと切なさのバランスも最高で、わけのわからない説明をするCMの撮影監督、適当に訳す通訳、モノマネを強要するカメラマン、LとRの発音が出来ない自分を最高のプレゼントとのたまう女、歌の下手ないけ好かない女優、独特なオーラを放つ病院の待合室の老婆、そして嘘つきハイテンション芸人マシュー南など、この映画を見た外国の方ならずとも日本人も「こわーい」と思ってしまう強烈なキャラばかりで楽しめました。日本は本当はこうではないと思うところもありましたが、なかなか鋭いところをついていると思うシーンもあって、こういう日本を舞台にした映画が苦手な人も見て欲しいと思った作品でした。
はがっちさん 8点(2004-06-09 18:51:22)
《改行表示》
4.《ネタバレ》 私は素直に(異文化における・・・なんて難しいこと抜きに)結構楽しめました。 これって我々日本人から観るととってもオトクでかつ損でもある映画かもしれませんね。 観た後は、この映画観たアメリカ人って、藤井隆(しかもマシューなんて名前だとは思うまい)を「日本のスーパー・スター」なんだぜって薀蓄披露したり、その一発芸("よぉきたなぁ、ボブ")を「日本の伝統舞踊」だと思い込んだりしてるんだろうな~としみじみ。 一度アメリカ人としてもっかい観てみたいです(惜しい)。
Jimmy.Bさん 8点(2004-05-04 14:55:25)
3.非常に面白かったと思う。もちろん日本の描き方に多少誇張があるかもしれないが、アメリカ人から見ればあーゆー感じに見えるんじゃないかな。異国の異文化という非日常の中の非日常で孤独感や自分自身に問いかけるのは当然みたいなものだが、東京だからこそあの感じが出るんだと思う。私はNY在住ですが、「こんなにたくさんの人がいるのに、私を知ってる人は誰もいない」と思ったものです。そして自分は一体ここで何をしてるんだろうなどと自分を見失ったりもする。何でもあって便利な都会だからこそ、そんなふうに感じてしまう。孤独感とか疎外感とか違和感とかの中で自分を見失ってることに気が付く。これってそういう話。ロマンスっぽいところはあくまでもスパイス。
yukaoriさん 8点(2004-02-29 03:23:01)
2.とても惹き付けられる映画だった。外国人が東京に来ることで孤独感を味わったり戸惑ったりもするけど、これは外国人だけでなく多くの日本人も感じていることなんだろうな、って思った。世界三大都市と言われる東京だけど、人の「生活の場」としてはまだまだ発展途上なのかも。アホな日本テレビや主人公が京都に行く意味があったかどうかはともかくとして観る価値はあると思う(特に日本舞台の映画だし)。それと、物語最後の主人公2人のシーンは日本の東京だからこそ味のあるものになったと思う。あのシーンの独特の雰囲気は他の国・場所じゃあ出せないんじゃないかなあ。DVDでもいいからもう一回みたい映画。
珈琲時間さん 8点(2004-01-26 13:13:33)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 194人
平均点数 5.79点
031.55%
152.58%
273.61%
3157.73%
4199.79%
52311.86%
64724.23%
73518.04%
82110.82%
9168.25%
1031.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.72点 Review11人
2 ストーリー評価 6.40点 Review20人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review20人
4 音楽評価 7.52点 Review19人
5 感泣評価 5.53点 Review13人
chart

【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ビル・マーレイ候補(ノミネート) 
監督賞ソフィア・コッポラ候補(ノミネート) 
脚本賞ソフィア・コッポラ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)スカーレット・ヨハンソン候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ビル・マーレイ受賞 
監督賞ソフィア・コッポラ候補(ノミネート) 
脚本賞ソフィア・コッポラ受賞 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS