《改行表示》31.《ネタバレ》 -Melody- “快い調べ”…ほう、なるほど。今更だけど邦題の解釈が深まる。トレイシー・ハイド演じる女の子の名前でもある。 また- S.W.A.L.K -のタイトルが付けられたこともあったそう。意味はwikiに。 学校生活や運動会の様子が実に自然で、あの年代の子供を活き活きと描いている。気軽にタバコを吸っているのに驚くけど、お国柄かな。 男の子たちは空き地の廃墟で手製爆弾に火を付けて盛り上がってるし、女の子は墓場でミック・ジャガーのポスター(“ミュリエルへ愛をこめて”ってサイン付き。本物ならとっても貴重)にキスしてる。 幼い2人のデートも、ホントただ遊ぶだけで可愛らしい。恋愛と友情は別物なのに、その区別が曖昧な年齢だから、ダニエルをメロディに取られたことに嫉妬してるトム。なんかわかるその気持。ダニエルをからかって憂さ晴らしするのは子供らしいけど、ケンカのあとすぐに謝れるのは、やっぱりトムって一歩大人。家でおじいちゃんの世話をするだけある。 性を語るにはまだ幼い男女の恋愛、お互いが好き同士で、ずっと一緒にいたい。けど好きのその先どうして良いか解らないから、いろんなものをすっ飛ばして辿り着いた結論が、結婚。 スパッと一言でいうと「お前にはまだ早い!」なんだけど、理屈をぶつけるのではなく幼いメロディに解るように話すお父さんの優しさ。「幸せになるのって何でこんなに難しいの?」社会を知らないからこそだけど、もっともな正論を言うメロディ。有名な墓場の雨宿りのシーンから続くこの場面大好き。 この映画、米英ではヒットしないで、日本で局地的に大ヒットしたとのこと。 最後の“自分たちでなんとかしようとする子供 VS 社会のルールに則って阻止しようとする大人”の構図は、日本のジュブナイル物でよく出てくる構図で『ぼくらの七日間戦争』なんかを彷彿とさせる。 社会のしがらみからどこまでも逃げていく2人が、抑圧からの開放っぽくもあり、四畳半フォークが流行ってた当時の日本で、この映画がウケる要素が詰まっていたのかなぁ。この映画の『キスシーンもない純粋な子供の恋愛映画』の一面より、そっちの面がウケたような気がしないでもない。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-07-13 10:41:33) |
《改行表示》30.ザ・ノスタルジーといった感じの映画。異国の物語ではあるものの、幼少期の淡い気持ちを思い起こさせてくれるよう。 このレビューにも皆さんが抱いたであろう優しい気分が感じられて、心地よく読めます。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-10 22:37:33) |
29.この映画で一番可愛いのはメロディではなくダニーのママ。異論は認める。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2015-01-01 00:51:43) (良:1票) |
《改行表示》28.《ネタバレ》 ダニエルとメロディの映画やっていうのはわかってるんですが、ダニエルとオーンショーの関係に目がいってしまう。 ダニエルがオーショーと仲良くやってる尺はメロディと同等かそれ以上だったように思う。 二人の階級差を超えた打算のないナチュラルな友情に心打たれた。 メロディとの恋愛も甘酸っぱくていいんやけど、やっぱちょっとおっさんにはきつい。 しかし半端なくみずみずしい映画で、セリフある子供もモブの子供もみずみずしいのなんの。 汚い大人(あ、メロディのお父さんは結構いい人)とコントラストになっている。 私はもはやこの映画で描かれる汚い大人側やし、メロディとダニエルの肩を持つことはできない。 彼らの気持ちをまっすぐに受け止めて、トロッコで遠くに行く彼らを眺めるだけですわ。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-20 00:20:19) (笑:1票) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 ダニーとメロディのピュアで一途な恋。若い頃はただ漠然と二人の恋の顛末にどきどきした。大人になった今は、この奔放な二人に注がれている多くの愛情に気付いた。思えば、二人の恋の成就は、彼らを思う友の献身や親の愛情による支えがあるからこそ。憎たらしい教師たちだって本当は彼らの将来を真剣に考えている。でも幼くて恋に夢中な二人はそんなことは知る由もない。恋は盲目であることを、大人の目線で肯定し、やさしく描いた名作だと思う。ラストシーン、二人を乗せて走るトロッコと名曲"TEACH YOUR CHILDREN"、これはいつまでも記憶に残る名場面。今走り出したと思ったら、トロッコはもうはるか彼方。彼らの恋の行方を想像してうれしい反面、なぜだか若かったあの頃にはもう戻れないことを思い出し、胸がつまる。気付けば青春もはるか彼方、もうどうあがいても手が届かないことを、ただただ実感するのである。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-01 11:48:22) (良:1票) |
26.”メロディ・フェア”、”若葉の頃”・・・ビー・ジーズを知らない人も、本作を知らない人もこの曲を耳にしたことがない人はいないのではないか。CMや何かの番組で挿入曲として使われて耳にする度に、メロディが金魚の入った瓶を持って街を行く姿が、メロディとダニエルが手を繋いで歩く姿が思い出されます。主題歌が心に残る映画として真っ先に思い浮かぶ作品の1つです。前半から中盤はメロディとダニエルが絡み言葉を交わすシーンは意外なほど少ないですがそれがいい。まだ幼さが残る頃に誰もが経験したような何てことのない毎日をとても丁寧に積み重ねていく。素敵な歌の数々に乗せて見せるまだ少し幼い恋、そして友情や悪ふざけがとても微笑ましく彼らと同じ年頃だった頃のことが懐かしく思い出される。何度見ても瑞々しく色褪せることがない、エバーグリーン。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-08 21:48:46) (良:2票) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 私の年代ならこの映画をとっくに見ていておかしくないのですが、実は初見。しかし見始めてまず感じたのは「懐かしい映像だな~」ということ。フィルムの画質や色合いがなつかしく、「1970年代(というか、昭和40年代)のフィルムってこんなんだったよね」という感じ。出てくる風景もイギリスなのになぜか郷愁を誘う。よく考えたら、「仮面ライダー」とか「太陽にほえろ!」など、同時期に見たテレビ映画の中の風景とどこかしら共通点を感じます。出てくる子供たちのやってることも、なんだかなつかしい。 で、見る前はマンガチックな映画だと思っていたのですが、むしろ誇張を押さえたリアルなタッチでした。子供たちの生活というか、「生態」がよく現れています。それに、単なるボーイ・ミーツ・ガールのお話だと思っていたのも誤解。学校や家での子供たちの生活を描く中で、2人の恋が浮かび上がってくるという感じ。また、男の子同士の友情物語でもありました。この映画では、恋愛要素よりもむしろこちらの方がポイントになっているのかもしれません。やはり、紳士の国のお話ですね。 見終わってみると、これは「子供だった大人」のための映画ではないか、と感じます。要はノスタルジーですが、ある程度以上の年代の人、言ってみれば“アナログな”子供時代を過ごした人には、かなり訴えかけるものがあると思います。そういう点では、観客を選ぶ映画でしょう。私としては、名画の評価に偽りなし!という気持ちです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-15 17:12:04) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 良い。もうですね。胸キュンですよ胸キュン。どこかすすけた様なあの町並みと、何となく先が明るくない様な家族や社会っていうのが上手く働いていて、感情移入するポイントポイント一つ一つですごく入り込める。 映画やテレビで見るイギリスって常々あんまり住みたくねぇとこだな、って感じられるんですけどその演出が作中良い方向に作用してるんですよ。巧い。子供たちの世界って言うのがまた懐かしく、二人の世界観が見事なまでに学校生活や家庭とかみ合ってないっていうところの処理が甘いだけにそこが強調されて余計胸キュン。計算してるのかな、してるんだろうなぁ。 最後二人は駅まで逃げていくけど、次の日怒られるんだろうなぁ。全校集会とかになっちゃって大変だろう(笑)夕方までがっつり新婚旅行してきてください。学校から脱走しててデートかぁ、胸キュンだなぁ。 そうそう、この前やってた日本の胸キュンアニメ映画を見ていても思ったことに、すでに回答がここにあった。 「スカートの丈が短すぎたら実写じゃ無理だよね」 すいません、無理じゃありませんでした。もっと短かったです。イギリス人スゴい。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-09-06 18:05:19) (笑:1票) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 最初は小学生の頃、テレビのロードショー番組でみました。 最近になって、レンタルビデオで見直したのですが、やっぱり楽しめました(ノスタルジー込みですが) ジャック・ワイルドの悪友ぶりや、トレーシー・ハイドとマーク・レスターがトロッコで地平線の彼方に消えていくラストシーンは、本当に大好きです。 ストーリー自体は、確かに非現実的なところがあるのですが、それもまた、この作品のよい味付けになっているような気がします。 【りけい】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-17 22:21:14) |
22.中学生のころ、映画館(名画座)で、何回ものめりこむように観た。ノートを持ち込んで、あらすじはもちろんのこと、場面ごとの登場人物の小さな所作までノートにメモした。何回も観て、メモを埋めて行った。そのころの評価だったら、間違いなく10点。でも、高校生になったとき、あのラストの先に広がる現実の世界をふと実感したときに、そのマジックから醒めた。そのときの採点なら5点。それから数十年。今もう一度みると「青春の甘酸っぱさ」が凝縮されていた。その切なさも含めて、今では8点。トレーシーがかわいいのと、音楽がいいのが効いている。 【ひであき】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-15 16:20:26) (良:1票) |
|
21.字幕が縦で白い背景と重なりまくってました!見えない!、、、ほかにはないコメントをしてみました。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-10 02:52:24) |
20.ずるい!名がメロディなんてずるすぎる それに素晴らしい名曲の数々披露しすぎちゃってるんだってば ずるすぎる ジャック・ワイルドの鼻の穴って異様に広すぎるんだってば 見ていて気になるんだってばおもろすぎる 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-03 23:53:09) |
19.わたし小学生でした、マーク・レスターすごい人気でした。でも友人役のジャック・ワイルドに注目した私ってやっぱりひねくれてるのかなあ。これでビージーズを知ったっけ。とにかく懐かしいです。大人になってから製作だったかな?アラン・パーカーの名前があることになんとも驚いた次第です。流れるような「メロディ・フェア」が心地いい。そういえばこの作品でビージーズ以外にいろんなことを知りました。ミック・ジャガーとか、香水は内モモに吹き付けるとか、外国人の名前って正式名と愛称が全然ちがうとかね。ラストもよかった、自然と顔がほころびます。 【envy】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-07-15 23:03:14) |
18.これは単純なラブストーリーとしてではなく、一種の青春映画として捉えることができるだろう。小学生である2人が結婚という手段で教師たち大人に反抗し、独立して言った姿が見て取れるからだ。そう考えると、中盤の学生たちの放課後の風景も彼らが青春を謳歌している姿という見方が出来る。トムをはじめとする友人たちが最後に教師を打ち負かし、2人は未来に向って1歩踏み出していく。ラストの爽快感を覚えるのはそういった背景を感じる事ができるからだろう。だから、2人がその後・・・と考えるのは間違っていると思う。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-06 17:36:28) |
17.安心して見れる内容ですね。音楽も良いし。さすが名作と言われるだけのことはあります。 【シュシュ】さん 8点(2004-08-17 00:57:34) |
16.観たことがないなら早く見た方がいいぜ ベンジー好きな奴はついでにグローイングアップも見ときな 【buyobu】さん 8点(2003-12-22 04:32:25) |
15.とにかく微笑ましい。ブランキージェットシティの歌にもあるように「見た事がないなら早く見た方がいいぜ」。最後のシーンもとにかくかわいいんだけど、後味が「卒業」に似てる。どうなったのかなって。でも「卒業」とは違い、二人がしぼられてるって云う子供らしい可愛い姿が浮かぶだけなのでやっぱ高得点つけちゃいます。 |
14.少年と少女の純粋な恋が美しい!小さい頃こんな恋してたかな~? 【アンナ】さん 8点(2003-12-07 00:54:51) |
13.子供の頃に見て金魚を買って欲しいと親にねだった。メロディのお父さんがとってもいい人。みんなで食べてるハムが美味しそうだったな。 【mimi】さん 8点(2003-10-19 01:42:47) |
12.いい映画・・、だけど、もっと若い頃(10代くらい)に見たかったかな。 【黒猫トム】さん 8点(2003-07-28 09:18:58) |