46.《ネタバレ》 タランティーノやガイ・リッチーの簡単に人殺すチンピラ映画より、こういうのが好き。 監督は英国のエドガー・ライトのようにアメリカ映画に心酔しているらしくそれっぽいところもあるけれど、同時にドイツらしい真面目さ、律儀さが感じられまする。 銃撃戦で誰もケガしないのはズルイけど安堵、銀行から盗った分は後でちゃんと返したりして。 ママへのプレゼントもじんとくる。 女性をだしてもお行儀わるくならず、何といっても野郎ふたりの友情! マーティンの発作の演技が迫真、ルディはダウニーJrに似てるな~(笑) シリアスとコメディの切り替えがスカッとしてて、1時間半とコンパクトなのもいい。 貫禄ルトガー・ハウアーもいいところでBRのように詩的な台詞をキメてくれるぅ。 ラスト、「ショーシャンク」のようにきれいな海ではなくて荒れた海なのが、また彼らに合ってた。 あの赤錆びた色合い。 思いを遂げて一足先に逝った友を見やる相棒の心も、もはや半分地上を離れているよう。 今時あまりないような「青くさい純粋さ」が愛され好まれる理由? 【レイン】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-03 00:00:04) (良:2票) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 スピーディで飽きさせない展開に加え、気の利いたお間抜けキャラが随所に登場して面白い作品でした。テキーラを片手にした二人の後姿が、おっさんの青春映画という感じで画的にもよかったです。 後半、犯罪者色が強くなってしまったのが残念。前半のように気の利いた明るさがほしかったです。 それから、最後の海のシーンがちょっと地味でした。せっかく海と夕日の交わる美しさの話をしていたので、夕日が沈む瞬間のきれいなシーンを出してほしかったです。 とはいえ、全体としては非常に満足しています。特に最後のマフィアのボス・・・あれで気持ちよく観終えることができました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-22 15:00:56) |
《改行表示》44.オシャレな若者向け映画だろうと、あまり期待せずに観たら予想を大きく上回る素晴らしい映画だった。 何より所々挿入される小気味良い笑いが爽快だった。ロードムービーも数あれど、ここまで笑わせてくれる作品もなかなか無いのではないだろうか。 無駄なシーンが一切見当たらず、エンディングまで全くダレることなく一気に観れる。 テンポ良い展開と、センスの良い映像、音楽で、「死」をテーマにしながらも映画の雰囲気は暗く重くはないが、決して軽く薄っぺらいものではない。「いつ死ぬか分からない」緊張感は常にあるし、だからこそ主役2人の笑顔にはずっと切なさがつきまとう。 脇役達もとても良い味を出している。個人的に間抜けだけど何だかカッコイイ2人のギャングが特に良かった。 本作のエンディングはおそらく誰もが感動するシーン。ボブ・ディランの名カバーの相乗効果で、最高に美しいエンディングとなっている。あんなに美しい海を見せられたら、「空の上ではみんな海の美しさについて語っている」という話も、嘘じゃない気がしてくる。 30過ぎのオッサン2人の、死を前にした青春映画。 展開はベタだが、逆にそれが良かった。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-26 17:18:42) |
【spputn】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-10-08 10:52:23) |
42.《ネタバレ》 人はいつかは必ず死ぬ。その「死」について前向きに考え、ただひたすら自分達の希望、夢に向ってひた走る二人の男の姿がとにかく微笑ましくて良い。それがこの映画をけして、暗くならずに悲壮感だけ漂うものにはしていない。死ぬ前に一度も見たことのない海を見たいと願う男とその夢に付き合うもう一人の男、この二人、病院で自分達の命はもう残り僅かだと知らされる。そんな二人が出会い、ただ海が見たい。それだけの為にとにかく突っ走る。「死」を描こうとするとどうしたって暗くなりそうな所がまるで無いのが良い。何一つとして説教臭さも無ければこの主人公の姿には悲壮感よりも「死」よりも「生」、今を一生懸命行きようというものが描かれていて見ていて気持ち良い。気持ち良いと言えばこの二人に終始、振り回されぱなしのマヌケな二人のギャング、このマヌケぶりも可笑しい。ボスからの大切な車で少年を引いてしまった後の少年へバナナを差し出すというアホぶり、マーチンとルディと一足遅れで銀行強盗に入ったり、その後も振り回され続けるギャング二人に銃を浴びせられ、車の後ろで隠れるマーチン、ルディの姿に、銃なんかでは死んではいけない。どうせ死ぬのなら好きな海を見て、死のうではないかという温かい視線もこの映画全体から感じられる。ラストの海を前に倒れるマーチン、その横で一人、海を見つめるルディ、この二人の姿に天国は待っている。海が二人を待っているとでも言ってるようで、正しく天国へのドアが叩かれた瞬間を見た気がした。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-14 21:29:59) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 最後の、2人が手をつなぐシーンが良かった。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 22:37:28) |
40.《ネタバレ》 「天国では雲に腰かけて海の話をするのが流行りなんだぜ」と、余命あとわずかの2人が死ぬまでに海が見たいと病院を抜け出し、海を見に行くまでのお話です。途中銀行強盗をするなどやりたい放題、しかも海に行く為に盗んだ車がヤクザの車でトランクには大金が。そのカネでお互いの最後の夢を叶えようとするくだりはしんみりとさせられます。警察と組織の両方から追われる事になるのですが、何ともドジでマヌケな警察とヤクザでピンチは何度もあるのですがその都度切り抜けていくという、いささか都合が良すぎるストーリーですが、観ている僕達が「あの二人に海を見せてやりたい」と思った時点でこの映画の勝ちですよね。テンポ良し、90分という尺もちょうど良し、音楽も良し、笑い所満載、かつホロリとさせられる場面もあり、これはなかなかの傑作だと思いますよ! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-30 02:23:28) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 カッコイイの一言。憧れた海にたどり着いた彼らはそこを死に場所に選んだわけだが、冥土の土産を手に入れ思い残すことはないだろう。そんな彼らを羨ましくも思う。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-30 23:18:34) |
38.馬鹿だけど素直にかっこいい。こんな世界観大好きです。 【とま】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-24 19:54:21) |
37.人生終わりとなると、何でもできる!痛快、爽快コメディ!ギャングの間抜けさがよかった! 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2008-01-29 21:36:38) |
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36.《ネタバレ》 これぞ「男の夢」映画!人生やぶれかぶれ。もう先がないと知ったら何でもできる。一度はこんな風に生きてみたい!人生最期の望みが、「海を見に行きたい」なんて、ピュアで切ないな~。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-29 07:22:10) |
【Dr.Tea】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-17 11:03:16) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 笑いあり、アクションあり、お色気ありそして最後にちょっとホロリとさせる・・・・・まさに「これぞ娯楽映画!」といえる作品でした。(音楽も非常に良かったです。) しかし、あんなに至近距離で銃撃し合って誰も死なないというのも凄いですねw ギャングや警察の人たちの抜け具合には本当に笑わせてもらいました。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-06 11:38:42) |
33.素直に面白かったです。軽いのりで見れるテンポのいい映画。「天国じゃあ、皆海の話をするんだぜ」こんな粋なせりふいってみたいですね。女の子との会話でさりげなく使いたいせりふTOP10に入りますね。ギャグもなかなか僕好みでした。めちゃくちゃな展開が続いた後の切ないラストはかなり心にしみました。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 00:52:25) |
32.男2人の珍道中に外れ無しとはよく言ったものです。ドイツ人の笑いのセンスにはどこか日本人に似通ったところがあると感じました。また、最近の多くの日本映画のようにどこかまとまりの無さというか・・・も感じました。しかし、雨のシーンで感動して泣きました。ラストみて夜明けの海に行きたいなぁ~。でも景色がなー・・・。太陽は東がわから昇るからー・・・とか考えながら、めんどくなって却下しました。実際海より山の方が好きです。湿っぽいし。日本人だからかな・・・。 【おでんの卵】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-07 23:44:54) |
《改行表示》31.全編を通じてブラックユーモアが絶えないことが、いちばんの魅力。 末期患者である主人公たちのロードムービーという設定は重いが、見事にニヤッとさせられる。 人間心理がよく分かってるな~。 まぁあまりにも上手くできすぎているところはご愛嬌だが、こういうのって、きらいじゃない。時間が短いうえに最後までうまくまとまっているところもいい。 「天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。」という台詞にグッと来たら、ぜひ見るべし! ちなみに、DVDの新バージョンとBDは日本語吹き替え版が入っていないので要注意。 【mhiro】さん [レーザーディスク(吹替)] 8点(2004-12-13 11:48:49) |
【腸炎】さん 8点(2004-07-18 00:12:08) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 「ポストマンブルース」と設定やテーマ、ストーリー展開等が酷似しているように思ったんですが、どちらかが元ネタなのかも?両作に共通しているものは、喜・怒・哀・楽・生・死、という、ドラマをドラマたらしめるすべての要素を盛り込んで、決められた運命の中で必死に足掻き、生を意義あるものにしようとする彼らの生き様を通して、人間の「人生」というものを象徴的かつ劇的に描いている点。 「死」という避けがたい運命を宣告され、自暴自棄になりながらも、残された時間を懸命に生きようとするふたりの姿にこそ、生は死の一部であり、死は生の一部であるという、当たり前の真理を見出すことができる。 【FSS】さん 8点(2004-07-03 21:14:42) |
28.笑える。暴れまくりやりたい放題でとても死にそうには見えない主人公2人に、間抜けなギャング。でもラストは超カッコよくて切ない。スタイリッシュで暗くなりすぎないので好感がもてました。『es』の彼はドイツじゃ有名な俳優さんなんですかね~?いい味出してました。 【RITA】さん 8点(2004-05-22 12:48:02) |
27.暗くならずスマートでかっこよくて最後はきっちりとしめてくれて、なんともいい気分になりました。とってもいい映画だと思います。 【やいのやいの】さん 8点(2004-03-28 12:57:01) |