《改行表示》132.《ネタバレ》 “Gladiator”『剣闘士』。ですね。 巨大な闘技場で剣闘士が殺し合う。これもう、少年ジャンプの格闘漫画ですよね。私の世代はみんな大好きだと思います。主人公が普通の奴隷でなく立派な過去があり、暴君に家族を殺された復讐劇という勧善懲悪もの。戦いの舞台も、地方の小闘技場から中央の巨大コロッセオへ。自分や仲間もどんどんキラキラ装飾が増えていく。敵の甲冑も不気味なのから強そうなのまで。そんで戦車だ、寅だ、伝説の剣闘士だとグレードアップしていくのも、まさにジャンプの王道展開。優れた娯楽性です。 CGで表現の自由度が大幅に上がった、今からおよそ四半世紀前。本作以降、古代ローマ時代(とその近辺)を舞台とした映画が幾つか制作されていますが、この映画こそが知名度・完成度共にいちばん優れていると思います。 この年代辺りを頂点に、以降、猫も杓子もCGで創られるようになっていきます。それはそれでお金が掛かるんだろうけど、どんなに凄い映像でも『あ、これCG表現だな』って解ると、途端に安っぽく感じてしまいます。 本作ではコロッセオやローマ都市の俯瞰図といった、実物で再現できないものをCGで補っているのが解ります。そして昔ながらの実際に作られたセットに、豪華な衣装。本物の馬車に戦車に装飾品やら小物やら。つまり、メチャクチャお金が掛かってるのが感じ取れます。映画観るのにどうせお金を払うなら、CGのアニメじゃなく、ゴージャスな本物を観たいもの。本作はそんな欲求を満たしてくれます。 マキシマス将軍が家族の復讐を果たし、悪のコモドゥスを倒して、ローマに一筋の平和が訪れ、仲間の奴隷は故郷へと帰っていく。シンプルで良いですねぇ。ストーリーは創作部分がたっぷりで、本作を史実と比べるのは無意味だと感じます。本作をキッカケにイメージを膨らませて、史実に興味を持つのが正しい見方でしょうね。でもこの時代の人の名前って、長くてみんな似てて、難しいなぁ。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-02-18 16:19:37) |
131.コロシアムの興奮と静寂が心に残るアカデミー作品賞。 【TERU】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-12-06 22:10:27) |
130.こりゃ面白い。堕ちた将軍ラッセル・クロウの復讐譚に、コンプレックスと嫉妬に裏打ちされたホアキンのキャラクター像が圧倒的。2時間半があっという間でした。妻と子を殺されホアキンに追放されたラッセル。奴隷となり剣闘士として売られるハメに。しかし勝ち続ければホアキンとめぐり合える可能性があることが判明。そこから始まる名将の無双、無双、無双。これが爽快、タマリません。ひとりで無双するだけでなく、チーム戦では同じ境遇で剣闘士をやらされている仲間に対して指揮をとって勝利と生存へと導く。タマリません。そして民衆を味方につけたラッセルに手を出せずもどかしがるホアキンのわるあがきも見所のひとつ。追われて全てを失った男と追いやって全てを欲する男のドラマ、ぜひどうぞ。 |
《改行表示》129.《ネタバレ》 超大作と言う言葉がピッタリの作品。さながら21世紀の『ベン・ハー』と言ったところでしょうか。但し、金を掛けたら良いものが出来る訳では勿論無く、本作はリドリー・スコット監督の映像美と様式美が詰まっているからこその、この堂々たる出来だったと思います。実直な軍人が奴隷に身を落とし、そこから始まる復讐劇という、誰でも感情移入できる直球のドラマ故に、最初から最後まで存分に楽しめました。 主演のラッセル・クロウのカリスマ性も素晴らしいですが、それよりも凄いと思ったのが、悪役であるコンモドゥスを演じるホアキン・フェニックス。小心者・卑怯・シスコン・親不孝者、と女々しさを体現したようなキャラクターで、それを実に見事に演じていました。可哀そうですが実にはまり役。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-25 22:20:09) |
《改行表示》128.2005.4月 2回目鑑賞。2006.12月3回目鑑賞。 2014.03/21 4回目鑑賞。全体に暗さが支配し、リアルな圧倒的臨場感が溢れる。戦闘場面も、剣闘士の戦いも、・・。何度も観るに耐えうる重厚な作品。初回時の感想は「ベン・ハー」「スパルタカス」の二番煎じの感が残った。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-07 22:14:33) |
127.好きな映画。場面場面では何度か繰り返し見たくなる。でも、最初から最後までもう一度見ようとは思わない。皇帝らしからぬ皇帝。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 22:28:48) |
126.ラッセル・クロウが超こっこいいエンターテイメント歴史映画。アクション映画として見ても秀作。ストーリーはアレですが、そんなのどうでも良いです。あ、後、美術が最高です。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-15 23:37:36) |
125.ラッセル・クロウ=闘う男。その象徴的な作品。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-08 03:31:21) |
《改行表示》124.冠映画だったので観てみました。 主人公、もう少し体絞ったほうが良かったのでは。 が、面白かったです。 【ゆめや】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-02-25 01:10:39) |
123.70年代から歴史書をもとに構想を持っていたフランゾーニの脚本を気に入ったリドリー・スコットが、映画界では久しかった古代ローマの世界をスクリーンに立ち上がらせる。 風格ある彼の映像美は現代物よりもSFや時代物でより威力を発揮するのをあらためて感じた。 ラッセル・クロウ演じるマキシマスが異常なまでにカッコよく見えるのも、人望厚いキャラクターと彼の手腕であろうし、皇帝コンモドゥスの父親殺しも嫉妬に歪んだ者の闇の淵を見せる。 それでも一度見れば十分な気がするのは、人物や物語が抑え気味で品はよくても今ひとつ面白味には欠けるせいか。 ルッシラの位置づけもそれほど珍しいものではない。 「ブレイブハート」のように少々やりすぎと思えるようなアピールをしないことが好ましきところでもあるのだが損をしているところでもあり、アカデミー作品賞を受けても監督賞にまでは手が届かなかったゆえんかもしれない。(スコットの無念そうな表情が忘れられない) 凝ったコロシアムの戦闘シーンより心に残るのは、スコットが夜ベッドに横になっている時に浮かんだというマキシマスが薄れゆく意識の中で故郷の麦畑にさざめく麦の穂に触れるシーンで、郷愁と詩情をたたえる。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-09-10 00:00:01) |
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122.《ネタバレ》 ストーリーはただの復讐劇ですが、映像がいいですね。古代ローマの雰囲気ってこんなだったんだろうか、コロッセオって歴史的な遺産だけど、実は公開処刑場なんだよなって。もちろんラッセル・クロウも主演男優賞とるだけの魅力的な演技してますし、映画としての完成度は非常に高いと思いますので、一度は見るべき作品ですね(*^ー゚)b 【鉄仮面】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-11 17:07:07) |
121.授業で見ました。重厚で、深刻で、悲しく、命を削るような映画です。見終わった後は気分がとても落ち込みますが凄い映画です。 【まりんこ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-13 21:06:47) |
120.壮大な物語に圧倒され引き込まれます。映像が素晴らしいです。上映時間の長さを感じさせません。 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 11:36:23) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-19 19:16:50) |
118.娯楽映画でよくあるつじつまの合わない変な描写などもなく、戦闘シーンも素晴らしいし、話もふつうにおもしろかったです。 【しっぽり】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-13 03:59:00) |
117.久々に「映画」を見たという感想。155分の長編ではあるが長さを感じさせず、物語も壮大でありながら、起伏がはっきりしている。主人公の心の葛藤を描きながら、闘技場のアクションも迫力があるなど、ストーリーと映像を良いバランスで観せてくれた。 【Ad】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-21 14:25:09) |
116.《ネタバレ》 よくある物語。わかりきった展開。なのに面白いのはリドリー・スコット監督だからなせる技でしょう。娯楽巨編のお手本のような作品でした。ラストの余韻がいい感じです。娯楽映画(希望へとつなぐ結末の場合)のエンディングはこうであってほしいものです。 【いさいさ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-16 20:27:32) |
《改行表示》115.戦闘シーンよりも人間ドラマのほうが興味深い。 マキシマスも家族を殺され地位も奪われかわいそうな存在だが。 コンモドゥスもまた、人を信用できず嫉妬心につきうごかされた哀れな男である。 【甘口おすぎ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-03 11:27:37) |
《改行表示》114.うーん、コンモドゥス役のホアキン・フェニックス!素晴らしいです。どうしようもない卑怯でダメな皇帝を演じているけどその薄気味悪い爬虫類のような低温感がたまりません。ここまでいやーなヤツを演じていながら、それでいてなんだか「こいつもかわいそうなヤツじゃないか」なんて仏心を見ている側に抱かせるなんてなかなかできるものじゃない。 気持ち悪い悪役を演ずる名優ってそれなりにいるもんだけど彼はそんな中でもいい線いっているじゃないですか?もちろんこの映画の魅力は主人公のラッセル・クロウのかっこよさなんだろうけど、この映画の良し悪しはやっぱり悪役である彼の力量によって決まったんだと思います。チンケな悪役って映画の質を落としますから・・・ というわけでこの映画は久々にお気に入りの俳優と出会えた価値あるものでありましたわ!これからはもっと彼の映画に注目してみましょう! 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-26 17:22:40) (良:1票) |
《改行表示》113.数年前、ふとテレビをつけたら放映してて、ついつい見入ってしまった。こんなことめったにないのだけれど、それだけの面白さがあった。 またいつの日かじっくり見直したい。 【SAKURA】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-09-10 23:29:38) |